金井麻紀子が選ぶ『マキコレ』一生つきあえるワイン案内

マキコレ書籍発売

開催日:10月14日

マキコレ書籍発売
この本ってどんなワインが載ってるの?
金井麻紀子の“マキコレ”を軸に、低収量で完熟したぶどうから造るピュアな果実味のワインを中心に収録。フランス各地やセルビアなどのドメーヌを、生産者の物語や栽培・醸造の姿勢で選んだ一冊です。
いつどこで買えるの?
発売日は2025年10月14日。A5判256ページ、定価3740円。全国の書店とオンライン書店(出版社販売ページ、Amazon、楽天ブックスなど)で購入可能で、巻末に取扱店一覧も載っています。

「マキコレ」が示す“一生つきあえるワイン”の基準

『「マキコレ」ではじめる 一生つきあえるワインはどこにある?』は、産地や値段だけでなく、つくり手の個性と物語を重視してワインを選ぶ視点を提示します。本書は金井麻紀子氏が選び抜いたコレクション「マキコレ」を通じて、「本当においしいワイン」がどのようにして生まれるのかを整理し、読者が一生飲み続けたい一本を見つけるための具体的な手がかりを提供します。

「おいしさの理由」は、産地格付けや流行、価格だけでは説明できないことが多く、生産者の栽培や醸造への姿勢、土壌や歴史に根ざした作り手の信念が深く関わっていると本書は描きます。金井氏はフランスでの専門的な学びと資格に基づき、現地での取材とテイスティングを踏まえた選定を行っています。

『「マキコレ」ではじめる 一生つきあえるワインはどこにある?』10/14発売! フランス醸造責任資格をもつインポーターと探す「本当においしい」理由 画像 2

マキコレワインの特徴

マキコレに選ばれるワインは、低収量で完熟した健康なブドウから造られることが多く、酸化に強く雑味や濁りが少ない、ピュアで澄んだ果実味が特徴とされます。生産者たちは有機農法もしくはそれに近い手法を用い、伝統や先人から受け継いだ本来のつくり方を重んじています。

同じ「自然派」と呼ばれる分類に入るワインでも、各ドメーヌの実践や哲学は多様です。先進技術の活用、伝統の維持、ブドウ品種へのこだわり、土壌の違い、家族や地域の歴史といった複数の要素が味わいに影響します。

  • 特徴的な果実味:ピュアで透明感のある果実味
  • 生産者の手法:有機寄りの栽培や伝統的な醸造法
  • 選定基準:現地訪問と生産者との交流に基づく選抜
『「マキコレ」ではじめる 一生つきあえるワインはどこにある?』10/14発売! フランス醸造責任資格をもつインポーターと探す「本当においしい」理由 画像 3

生産者の物語を味わう視点

本書では各ドメーヌの歩みや生産者個人の背景、信念が紹介されており、ワインを飲む際にどの視点で味わえばよいかが分かります。これは単なるテイスティングノート以上の情報で、味わいの成り立ちを理解する手助けになります。

たとえば同じ栽培法や醸造手法が記されている場合でも、家族の歴史や地域特有の土壌、扱うブドウへのこだわりが違えば、出来上がるワインは異なります。読者は自分が関心を持つ視点を見つけ、次の一本を選ぶ際の指標にできます。

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フランス各地からセルビアまで——収録地域と内容の構成

本書は地理的に章立てされ、各地域・ドメーヌごとにおすすめワインとその特長、ドメーヌの歴史や生産者のエピソードを掲載しています。地域ごとの特長を簡潔に紹介することで、地域性と個性の両面からワインを理解できます。

具体的な収録地域はアルザス、シャンパーニュ、ロワール、ブルゴーニュ、ボージョレ、ローヌ、ボルドー、南西、ラングドック=ルシヨン、プロヴァンス、そしてセルビアまで幅広く網羅しています。各章では地域の概説のあと、ドメーヌ紹介とおすすめワインを提示します。

  1. アルザス地方:品種と食事との合わせ方に触れる紹介
  2. シャンパーニュ地方:製法と個性の差を示す解説
  3. ロワール〜ブルゴーニュ〜ボージョレ:果実味とテロワールの関係
  4. ローヌ〜ボルドー〜南西:力強さや熟成性に関する言及
  5. ラングドック=ルシヨン、プロヴァンス:地中海的な気候と品種の特徴
  6. セルビア:ヨーロッパ東部の新たな魅力に触れる章

章末には「偉大な生産者たち」や「フランス醸造資格者が選ぶ理由」といった解説があり、超本格的なヴァン・ナチュール(ナチュールワイン)のつくり手のドラマも読むことができます。巻末にはマキコレワイン取扱店一覧が掲載され、気に入ったワインを実際に試す導線も整備されています。

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著者・書誌情報と購入方法

著者の金井麻紀子氏はワインインポーターであり、カーヴかない屋の社長です。フランスの国立農業専門学校(ボーヌ)で学び、フランス農林水産省が認める醸造責任者資格BPREAを取得しています。1998年に独自ブランド「マキコレワイン」を立ち上げ、主にフランスを中心にヨーロッパの優良ワインを日本市場に紹介してきました。

書誌情報は以下の通りです。発売日は2025年10月14日。判型はA5判、ページ数256、定価は3740円(税込)、ISBNは978-4-537-22321-7です。本書は全国の書店・オンライン書店等で購入可能です。

書名
「マキコレ」ではじめる 一生つきあえるワインはどこにある?
著者
金井麻紀子(かない・まきこ)
定価
3740円(税込)
判型
A5判
ページ数
256ページ
ISBN
978-4-537-22321-7
発売日
2025年10月14日

購入先として公開されているリンクは以下です。出版社の販売ページ、Amazon、楽天ブックスが明示されています。出版社・書店のウェブサイトからも注文が可能です。

  • 出版社商品ページ: https://www.nihonbungeisha.co.jp/book/b10144690.html
  • Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4537223219/
  • 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18337331/
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金井麻紀子の選択眼と本書が提供する実用情報

金井氏はフランス現地での学びと資格(BPREA)を背景に、ドメーヌを直接訪問して生産者と向き合う経験を重ねてきました。その経験を通じて、ワインの味わいを左右する要素を具体的に読み解く力を培っています。本書ではその読み解き方を読者に伝え、飲んだワインがおいしい理由を照らし合わせられるよう構成されています。

本書には、シーンごとにおすすめのマキコレとその特徴を示すセクションもあり、贈り物やクリスマスなどの場面での選び方にも言及されています。ナチュールワイン(自然派ワイン)については作り手のドラマや造りの哲学が詳述され、単に味を評価するだけではない深い理解へと導きます。

本記事で伝えた主要情報の要約
項目 内容
書名 「マキコレ」ではじめる 一生つきあえるワインはどこにある?
著者 金井麻紀子(ワインインポーター、BPREA取得)
発売日 2025年10月14日
定価 3740円(税込)
判型 / ページ数 A5判 / 256ページ
ISBN 978-4-537-22321-7
収録地域 アルザス、シャンパーニュ、ロワール、ブルゴーニュ、ボージョレ、ローヌ、ボルドー、南西、ラングドック=ルシヨン、プロヴァンス、セルビア ほか
主要な特徴 生産者の個性と物語を重視した選定。低収量・完熟ぶどう、自然派に近い栽培、ピュアな果実味
購入リンク 出版社: https://www.nihonbungeisha.co.jp/book/b10144690.html
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4537223219/
楽天: https://books.rakuten.co.jp/rb/18337331/

以上を踏まえ、本書はワインの背景を知り、飲んだときの「なぜおいしいか」を照らし合わせながら選ぶための読みものとして構成されています。書籍収録の取扱店情報を利用すれば、気になるワインの実飲も試すことができます。出版社および著者の経歴や資格情報、書誌データは本文中にすべて明記されています。