Razer Clio、10月31日発売　チェアで楽しむ没入オーディオ

ヘッドクッションが変えるゲーミング体験 — Razer Clioの登場

Razer Japan株式会社は、ワイヤレススピーカーを内蔵したヘッドクッション型アクセサリー「Razer Clio」を発表しました。発表は2025年10月16日11時00分付のプレスリリースで行われ、予約開始は同日2025年10月16日、販売開始は2025年10月31日（金）を予定しています。税込希望小売価格は32,480円です。

Razer Clioはヘッドセットを使わずにヘッドセット並みの没入型オーディオ体験を提供することを目的に設計されたゲーミングチェア向けアクセサリーです。THX® Spatial Audio対応で、ヘッドクッションに内蔵された近距離デュアルスピーカーにより、頭部に直接音を届ける構造を採用しています。公式製品ページは以下のURLです。

• 公式サイト：https://www.razer.com/jp-jp/gaming-chairs-accessories/razer-clio
• 製品名：Razer Clio（読み：レイザー クリオ）
• 税込希望小売価格：32,480円
• 予約開始日：2025年10月16日
• 発売日：2025年10月31日

没入を支える技術と音響設計

Razer Clioは、THX® Spatial Audio対応による音場の広がりを特徴とし、2基の43mmフルレンジドライバーを内蔵した近距離デュアルスピーカーでステレオ再生を強化しています。スピーカーは角度を付けて耳に直接音を届ける構造で、いわゆる“スイートスポット”外でも歪みの少ないクリアな音質を保つことが意図されています。

この設計により、ゲームプレイ中の定位や音源追跡、映画や音楽の臨場感など、さまざまなコンテンツで高い没入感を提供します。単独でメインスピーカーとして機能させることも可能であり、Razer Synapse 4上で既存のフロントスピーカーと組み合わせることで、より広がりのあるサラウンド体験を構築できます。

THX® Spatial Audioとサラウンドの柔軟性

THX® Spatial Audioは定位感と空間表現を高める技術で、Razer Clioの設計と組み合わせることで、あらゆる角度から立体的に音が響くように調整されています。これにより、ヘッドセットを使わずにヘッドホン的な定位精度を享受できます。

Razer Clioは次のような使い分けが可能です。単体でPCやコンソールのメインスピーカーとして使用する、あるいはRazer Synapse 4を介して既存スピーカーと組み合わせて前後の配置を補うリアスピーカーとして運用し、5.1chなどのサラウンド構成を実現することも可能です。

ドライバー

2基の43mmフルレンジドライバー（近距離デュアルスピーカー）

オーディオ技術

THX® Spatial Audio対応（空間表現の拡張）

使用シナリオ

ゲーム、映画、音楽などでの没入型再生。単体メインスピーカー、あるいは既存スピーカーと組み合わせたサラウンド構成

装着感、接続性、バッテリーとサステナビリティ

物理的な装着感はヘッドクッションが主役になります。Razer Clioのヘッドクッションは高密度のメモリーフォームを採用し、頭部と首をしっかり支えることで長時間の使用でも快適さを維持するよう設計されています。調節可能なナイロンストラップにより、ハイバックタイプのゲーミングチェアにも対応します。

接続面ではRazer HyperSpeed Wirelessを採用し、PCやコンソールでの超低遅延ワイヤレス接続が可能です。加えてBluetooth接続に切り替えることでAndroidやiOSといったモバイルデバイスとの接続も容易に行えます。バッテリーは最大14時間の駆動を提供し、充電1回で長時間の利用が見込めます。

• ワイヤレス通信：Razer HyperSpeed Wireless（低遅延）、Bluetooth
• バッテリー：最大14時間駆動
• 充電：USB-C対応（箱にはUSB-C充電ケーブルを同梱していません）
• フィッティング：高密度メモリーフォーム、調節可能なナイロンストラップ

Razerは#GoGreenWithRazer運動に沿って持続可能性に配慮しており、Razer Clioでは既存のUSB-Cケーブルを再利用できるように、箱に充電ケーブルを同梱しない方針を採っています。これは脱炭素化と廃棄物削減の取り組みの一環です。

販売・流通情報と問い合わせ先

Razer Clioは全国の家電量販店、PCショップ、オンラインショップなどで販売されます。予約は2025年10月16日、販売開始は2025年10月31日を予定しています。製品の取り扱いや販売時期は店舗により異なる場合があります。

販売店様からの問い合わせ先は以下の通りです。流通・販売に関する詳細や取次ぎについては下記窓口を利用してください。

Razerの立ち位置と製品が担う役割

Razer™は2005年に設立され、「For Gamers. By Gamers.™」を掲げるゲーマー向けライフスタイルブランドです。ハードウェア、ソフトウェア、サービスを横断する大規模なエコシステムを構築しており、Razer Chroma RGBやRazer Synapseといったソフトウェア、Razer Gold／Razer Silverのようなサービスを提供しています。

Razer Clioはこのエコシステムの一部として、従来のヘッドセットに頼らない新しいオーディオ体験を提供する製品です。Razerの商標であるトリプルヘッド・スネーク（THS）や、同社が掲げるサステナビリティ施策との整合を保ちながら、20周年を迎えるRazerの次世代ラインナップの一端を担います。

• Razer製品ソフトウェアとの連携：Razer Synapse 4上での音響設定・統合が可能
• サービス：Razer Chroma RGBやRazerの各種サービスと同一エコシステム内で運用
• グローバル展開：本社はカリフォルニア州アーバインおよびシンガポール、世界に複数の拠点を有する

仕様およびデザインは予告なく変更される場合がある旨、プレスリリースで明記されています。著作権表記は「(C) 2025 Razer Inc. All rights reserved.」です。

製品情報の要点（表形式で整理）

以下は本稿で紹介したRazer Clioに関する主要情報を整理した表です。発売・予約日、価格、主な仕様、接続方式、販売窓口や問い合わせ先まで含めてまとめています。

以上が発表されたRazer Clioの主要情報と技術的なポイントの整理です。本稿はプレスリリースの内容を基に構成しており、製品の実際の性能や販売店での取り扱いについては発売後の確認が望まれます。