JCB×STATION Ai、起業家支援の専用カードを発行

STATION Aiカード発行

開催日:10月16日

STATION Aiカード発行
このカードって誰が申し込めるの?
STATION Aiに入居するオフィス会員の法人代表者や個人事業主(フリーランス・副業含む)が対象で、本人名義で1枚のみ発行されます。
年会費や特典はどう違うの?
一般は永年無料でポイント還元やCashmapが無料。ゴールドは年5,500円(条件で翌年度無料)で空港ラウンジ等のプレミアムサービスと付帯保険が充実します。

起業家支援を目的とした専用クレジットカード、提供開始の背景と基本方針

株式会社ジェーシービー(JCB)は、STATION Ai株式会社および株式会社十六カードと協業し、スタートアップ支援を目的とする新しいクレジットカード「STATION Ai JCB Biz ONEカード」の発行を開始しました。本件は2025年10月16日16時00分に発表されており、STATION Aiに入居するオフィス会員を主な対象としたサービス提供を意図しています。

本カードは、特に個人事業主・フリーランス・副業を行う方、またはSTATION Aiに入居する法人の代表者を想定した設計で、日常的な経費支払いや仕入れでカードを利用するほどポイント還元が高くなる仕組みや、キャッシュフロー管理のための付帯サービスなど、起業初期から成長段階にある企業や経営者のニーズに応える内容となっています。

JCB、STATION Aiと十六カードと協業し、スタートアップ支援を目的とした新たなクレジットカードの発行を開始 画像 2

発表の日時と参加企業の役割(概要)

本プレスリリースは2025年10月16日に公開され、発表元はJCBです。参加する各社の位置付けは次の通りです。

  • JCB:カード発行およびBiz ONEサービスの提供を担当。
  • STATION Ai:入居者へのサービス訴求と施設内でのメリット提案を担当。
  • 十六カード:取次店として入会促進、特典企画・開拓を担当し地域経済の発展に寄与。

この協業は、STATION Aiの入居者に対して金融面と運営面の両方から実務的な支援を行うことを目的としており、地域連携やオープンイノベーションを促進する観点からも意義があると位置付けられています。

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「STATION Ai JCB Biz ONEカード」の仕様と会員特典の詳細

カード名称は「STATION Ai JCB Biz ONEカード」で、券面にはSTATION Aiのロゴを冠した特別デザインが採用されます。施設周辺の店舗で券面提示による優待を受けられる予定であり、カード利用によるポイント付与や付帯サービスを通じてスタートアップの業務負担軽減を図る設計です。

また、不正アクセス等による情報漏洩リスクに備えたサイバーリスク保険を付帯すると明示されています。さらに、入出金状況の一元管理・可視化から将来シミュレーション、キャッシュフロー改善サービスへの接続までワンストップでサポートするサービス「Cashmap」が無料で提供されます(プレスリリース中に「▶「Cashmap」については こちら」との案内があります)。

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対象と申込条件

申込対象は、STATION Aiに入居しているオフィス会員の法人代表者または個人事業主(フリーランス・副業含む)です。カードは本人名義での発行に限定され、発行可能枚数は1枚(本人のみ)とされています。

カード有効期限は5年間で、有効期限到来後に有効期限を更新した新たなカードは発行されない点にも注意が必要です。ポイント制度は現在のところ「1,000円(税込)でOki Dokiポイント2ポイント」となっており、注記として2026年1月よりポイント制度がJ-POINTへリニューアルされる予定である旨が明記されています。

商品スペック(料金・特典)の詳細

以下にプレスリリースに記載された商品詳細を表形式で整理します。年会費や付帯保険、プレミアムサービスなどの違いを明確に記載しています。

項目 一般 ゴールド
年会費 永年無料 5,500円(税込) 初年度無料 ※年間100万円(税込)以上利用で翌年度も無料
お申込対象 STATION Aiに入居しているオフィス会員の法人代表者または個人事業主(フリーランス・副業含む)
クレジットカード発行可能枚数 1枚(本人のみ)
ポイント特典 1,000円(税込)でOki Dokiポイント2ポイント(※2026年1月よりJ-POINTにリニューアル予定)
プレミアムサービス 空港ラウンジサービス、ドクターダイレクト24、人間ドックサービス
付帯保険 ショッピングガード保険、JCBスマートフォン保険、サイバーリスク保険
有効期限 本カードの有効期限は5年間。到来後の有効期限更新に伴う新カード発行はなし。

表の通り、ゴールドカードは付帯保険やプレミアムサービスを備え、一定の利用実績(年間100万円以上)により年会費優遇が受けられる仕様です。一般カードは永年無料で提供され、初期の資金負担を抑えつつポイント還元などを受けられます。

各社の役割分担とSTATION Aiの施設構成・支援体制

プレスリリースでは、今回のカード発行に関する各社の明確な役割分担が示されています。JCBはカードの発行とBiz ONEサービス提供、STATION Aiは入居者への訴求、十六カードは取次店としての入会促進や特典企画の開拓を担うことが明記されています。これにより、金融サービス提供側と施設運営側、地域密着のカード事業者が連携して支援を行う形となります。

各社の役割は単なる業務分担に留まらず、起業前後のスタートアップ企業にとっての実務支援や地域経済活性化に寄与する点が強調されています。Biz ONEは個人事業主・法人代表者向けの商品であり、中小向けの一般的な法人カードでは発行が難しい起業直後の企業にも配慮した設計です。

STATION Aiの施設と支援メニュー

STATION Aiは2024年10月1日に名古屋市鶴舞で開業した日本最大級のオープンイノベーション拠点です。地上7階建て、延べ床面積約2.3万平方メートルの共創空間として、700社を超える国内外のスタートアップ、パートナー企業、VC、大学等が参画しています。

施設は、スロープで緩やかにつながるフロア構造や開かれた共有スペースにより偶発的な出会いを生む設計が施されており、IoTやロボットを活用したスマートビル機能により実証実験の場としても活用可能です。資金調達、メンタリング、マッチング、採用支援といった多層的な支援体制を構築しており、施設内には多国籍向けレストランやカフェ、ホテル、ルーフトップバー、あいち創業館(創業者・企業家の展示)なども併設されています。

十六カードの立ち位置と地域支援

十六カードは十六フィナンシャルグループの一員として地域のキャッシュレス化を推進し、地域経済の発展に貢献してきた事業者です。長年の地域ネットワークと最新決済サービスを融合させることで、地域事業者やスタートアップの成長支援を行っています。

今回の協業においては、十六カードが入会促進やカード利用特典の企画・開拓を担い、STATION Aiの入居企業に対する利便性向上と地域経済の活性化を目指します。地域密着型の視点を持つ取次店として、実務的な支援や現場での情報提供に強みを発揮することが期待されます。

プレスリリースの要点整理と本件の意義(まとめ)

ここまでに示した情報を整理し、本件の主要ポイントを分かりやすく一覧化します。以下の表は、本リリースで発表された内容を要点別にまとめたものです。

項目 内容
発表日 2025年10月16日 16:00(JCB発表)
カード名 STATION Ai JCB Biz ONEカード
発行主体 JCB(発行)、STATION Ai(訴求)、十六カード(取次・企画)
対象 STATION Ai入居オフィス会員の法人代表者または個人事業主(フリーランス・副業含む)
発行枚数制限 1枚(本人のみ)
年会費 一般:永年無料/ゴールド:5,500円(税込) 初年度無料(年間100万円以上で翌年度も無料)
ポイント 1,000円(税込)でOki Dokiポイント2ポイント(2026年1月よりJ-POINTにリニューアル予定)
付帯サービス サイバーリスク保険の付帯、無料のCashmap提供、ゴールドは追加の保険・プレミアムサービスあり
券面デザイン STATION Aiロゴ入りの特別デザイン。施設周辺店舗での券面提示優待(予定)
有効期限 カードの有効期限は5年間。到来後の更新カードは発行されない

上表は本リリースの主要情報を整理したもので、起業家やスタートアップが日常的に利用しやすい決済環境の整備、キャッシュフロー管理支援、地域経済との接点強化といった観点から今回のカード発行の意義を示しています。プレスリリース本文中には「▶「Cashmap」については こちら」との案内があり、実際のサービス利用や詳細情報は同案内先の確認が推奨されます。

最後に、JCBの表明として「おもてなしの心」「きめ細かな心づかい」で顧客の期待に応える姿勢が再確認されており、STATION Aiとの連携は実践的なオープンイノベーションと地域連携を通じた起業支援の一環として進められることが示されています。