10/18公開|150cmの動く轟雷、コトブキヤで初披露
ベストカレンダー編集部
2025年10月17日 05:41
轟雷150cm初披露
開催期間:10月18日〜10月19日
150cm級の轟雷が実現した理由 ― 「動いてしゃべる」ロボットフィギュアの到来
HatsuMuv株式会社が制作した10:1スケールの150cm級ロボットフィギュア、Cutieroid「フレームアームズ・ガール 轟雷」が完成しました。本体は単なる大型の立像ではなく、駆動機構と音声機能を備えた「動く」「しゃべる」ロボットフィギュアとして設計されています。プロジェクトはクラウドファンディングにより支援を募り、最終的に達成率165%で成功したことが公表されています。
この試作機は、モーター駆動による自然な動作とプロジェクションマッピングを組み合わせた表現で、来場者の目の前で多彩なポーズや表情を見せることを目的としています。完成した150cm級の轟雷は、全日本模型ホビーショーのコトブキヤブースで初披露されることが予定されています。
- スケール:10:1(約150cm)
- 駆動:高性能モーターによる可動、18種類のポーズ表示
- 音声:約8分間の専用ボイス(ブース演出用)を搭載、声優は佳穂成美氏
- 展示:全日本模型ホビーショー(東京ビッグサイト)コトブキヤブース、2025年10月18~19日
- クラウドファンディング:開始日2025年7月12日、達成率165%、塗装は塗装専門会社で実施
全日本模型ホビーショーでの展示構成と専用演出の詳細
展示は2025年10月18日から19日までの全日本模型ホビーショー会期中、コトブキヤブース内で実施されます。本展示はホビーショー専用の演出設計が施され、来場者に向けた特別な音声・動作プログラムが組み込まれています。専用ボイスはアニメ『フレームアームズ・ガール』で轟雷を演じた声優、佳穂成美さんが担当しており、ホビーショーの演出向けに収録された台詞群が用意されています。
音声は合計でおよそ8分間分が用意されており、複数のシチュエーションに応じた台詞や反応で構成されています。動作面では腕や頭部を中心とした18種類のポーズをモーター駆動で実行し、プロジェクションマッピングで表情の変化を豊かに表現します。会場では実機ならではのスケール感と表情、動作の連動を確認できます。
展示での見どころと来場者が体験できる要素
展示の見どころは、150cmという身体スケールがもたらす臨場感と、音声・動作・映像演出が組み合わさった総合表現です。プロジェクションマッピングを用いることで目元や表情の変化を細やかに見せることが可能になっており、近接して見ることで二次元キャラクターが三次元で再現される様子を体験できます。
また、ブース内では55cm級のCutieroidDoll(フレームアームズ・ガール 轟雷の小型ロボットドール)も同時展示されます。小型版も音声再生や決めポーズによる演出が可能で、150cm機との“共演”によって同一キャラクターの異なるサイズでの表現を比較できる構成になっています。55cm版はワンダーフェスティバル2025[夏]でも公開され、ホビーショーではさらに進化した第4試作版が展示されます。
- 150cm級:特別演出(専用ボイス、プロジェクションマッピング、18種類のポーズ)
- 55cm級:CutieroidDollの展示(第4試作版の改良点を確認可能)
- 比較展示:両サイズの表現差や日常での「共生」イメージの提示
プロジェクトの背景とクラウドファンディングの経緯
Cutieroidは、アニメやゲームで描かれる2次元キャラクターを現実世界で触れ合える存在とするプロジェクトの総称です。55cm級のCutieroidDollと、今回のような150cm級のCutieroidという2つのスケールを併せ持ち、ロボット技術と造形・演出技術を組み合わせることで「動くロボットフィギュア」を目指して研究・開発が進められてきました。HatsuMuvはこのコンセプトに基づいてプロジェクトを推進しています。
「Cutieroid フレームアームズ・ガール 轟雷プロジェクト」は、2025年7月12日に全日本模型ホビーショーでの初披露を目標にクラウドファンディングを開始しました。支援は目標を大きく上回り、最終的に達成率165%で終了。ストレッチゴールにも到達したことで、最終的な塗装は塗装専門会社が担当し、より忠実なカラーリングが実現しています。クラウドファンディングの詳しいページは公開中です。
- クラウドファンディング開始日
- 2025年7月12日(Cutieroid フレームアームズ・ガール 轟雷プロジェクト)
- 達成率
- 165%(ストレッチゴール到達、塗装専門会社による仕上げを実施)
- 関連リンク
- クラウドファンディングページ: https://camp-fire.jp/projects/820563/view
製品計画、技術的特徴、問い合わせ先の情報
今回の展示はまずはホビーショー向けの特別展示として初公開されますが、55cm級のCutieroidDollについては商品化の予定があることが明記されています。55cm級は「自宅で共に過ごすパートナー」という形での展開が想定されており、音声再生や決めポーズなどの機能を盛り込む計画が進行中です。
技術面での改良点は第4試作版の公開内容に記されており、以下のような強化がなされています。モーションパターンの追加開発も進んでおり、ホビーショーでの展示ではさらに進化した動作を確認できる設計になっています。商品化や販売スケジュールの詳細については公表されていませんが、プロジェクトの進捗や問い合わせ先が公開されています。
- 55cm級 第4試作版の改良点:
- モーションパターン:8種(追加開発中)
- 首の構造強化
- 腰の保持力強化
- 音声担当:佳穂成美(轟雷役、展示専用ボイスを収録)
- 問い合わせ:株式会社HatsuMuv(contact@hatsumuv.com)
- 会社情報:所在地〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-22-3 早稲田大学19-3号館アントレプレナーシップセンター9室、代表 林 志鵬、設立 2021年11月5日
- 公式:https://www.hatsumuv.com / X: https://x.com/cutieroid
要点の整理(展示・仕様・連絡先)
以下の表は、本記事で触れた主要な情報を整理したものです。展示の日時、スケール、音声・動作の情報、クラウドファンディングの状況、問い合わせ先などを一目で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展示タイトル(プロジェクト名) | Cutieroid フレームアームズ・ガール 轟雷プロジェクト |
| 展示場所・日時 | 全日本模型ホビーショー(東京ビッグサイト)コトブキヤブース、2025年10月18日~19日 |
| 主な展示物 | 10:1スケール(約150cm)「動いてしゃべる轟雷」、55cm級CutieroidDoll(第4試作版) |
| 動作・表現 | 高性能モーター駆動による18種類のポーズ、プロジェクションマッピングを用いた表情表現 |
| 音声 | 展示専用ボイス 約8分(佳穂成美氏が担当) |
| クラウドファンディング | 開始 2025年7月12日、達成率165%、ストレッチゴール到達により塗装専門会社での仕上げ実施 |
| 55cm級 第4試作の改良点 | モーションパターン8種(追加開発中)、首の構造強化、腰の保持力強化 |
| 問い合わせ先 | 株式会社HatsuMuv(contact@hatsumuv.com)、公式サイト https://www.hatsumuv.com、X https://x.com/cutieroid |
| 著作権表記 | © KOTOBUKIYA |
| 関連リンク | クラウドファンディングページ: https://camp-fire.jp/projects/820563/view、全日本模型ホビーショー https://hobbyshow.co.jp/ |
この記事ではHatsuMuvが制作した150cm級の「動いてしゃべる轟雷」と、その展示情報、クラウドファンディングの経緯、55cm級のCutieroidDollに関する技術的な改良点や今後の展示予定、問い合わせ先などをまとめました。ホビーショーでの展示は専用演出を伴う特別な内容であり、展示を通じて二次元キャラクターの三次元顕現という取り組みの現在地を確認する機会となる点を整理しています。
参考リンク: