東京二期会が2月12日開幕 名作二本立てオペラ

二期会二本立てオペラ

開催期間:2月12日〜2月15日

二期会二本立てオペラ
チケットはいつ買えるの?
一般発売は2025年10月18日(土)から。公式サイトで座席種別や料金、障がい者対応や団体割引などの詳細を確認して購入できます。
今回の公演の見どころは何?
ロイヤル・オペラ・ハウス提携の新制作で、演出ダミアーノ・ミキエレットと指揮アンドレア・バッティストーニら国際派と東京フィル等の競演が注目点です。

ロイヤル・オペラ・ハウス提携による新制作——二本立てオペラの意図と関係者

公益財団法人東京二期会は、2026年2月12日(木)から15日(日)にかけて、東京文化会館 大ホールでイタリア・オペラの名作を二本立てで上演する新制作を発表しました。プレスリリースは2025年10月17日18時06分付で公開され、チケットの一般発売は2025年10月18日(土)から開始されます。

本公演は英国の名門ロイヤル・オペラ・ハウスとの提携公演として行われ、演出に世界の舞台で高い評価を受けるダミアーノ・ミキエレット、指揮にイタリアの俊英アンドレア・バッティストーニを迎えます。合唱・オーケストラ・児童合唱も国内外の実力派がそろい、総合芸術としてのオペラ制作が意図されています。

バレンタインに“愛と嫉妬”のオペラを!? ―― ロイヤル・オペラ・ハウスとの提携公演 東京二期会『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』新制作 画像 2

協働の背景と制作陣の役割

ロイヤル・オペラ・ハウスとの提携は、海外の舞台美学と日本の演奏・合唱技術を結び付けることを目的としています。演出のダミアーノ・ミキエレットは国際舞台での豊富な経験を持ち、演出プランは原作の心理的深度を現代的感覚で再提示することが見込まれます。

指揮のアンドレア・バッティストーニはイタリア出身の指揮者であり、イタリア・オペラの本質を音楽面で牽引することが期待されます。合唱は二期会合唱団、管弦楽は東京フィルハーモニー交響楽団、児童合唱はNHK東京児童合唱団が担当します。

バレンタインに“愛と嫉妬”のオペラを!? ―― ロイヤル・オペラ・ハウスとの提携公演 東京二期会『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』新制作 画像 3

選ばれた二作品の物語性と芸術的意義

今回の二本立ては、ピエトロ・マスカーニ作曲『カヴァレリア・ルスティカーナ』と、ルッジェーロ・レオンカヴァッロ作曲『道化師(パリアッチ)』です。どちらも「裏切り」「嫉妬」といった人間の根源的感情を主題に据え、劇的なクライマックスへと至る短く強烈なオペラです。

両作品はそれぞれ異なる出自を持ちますが、文学からオペラへ、さらに映画へと受け継がれてきた作品群でもあります。特に『カヴァレリア・ルスティカーナ』の間奏曲は、映画『ゴッドファーザー PART III』をはじめ多数の映像作品で用いられ、人間の静寂や余情を象徴する音楽として広く知られています。

バレンタインに“愛と嫉妬”のオペラを!? ―― ロイヤル・オペラ・ハウスとの提携公演 東京二期会『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』新制作 画像 4

『カヴァレリア・ルスティカーナ』の焦点

この作品は19世紀のイタリア文学に根ざし、短編小説の劇的瞬間をオペラ化したものです。主人公の激情と周囲の人々の感情の交錯が、短時間のうちに凝縮されて描かれます。音楽は感情の高まりを直接的に伝え、特に間奏曲は場面の余韻を深めます。

演出・演奏ともに小劇場的な緊張感を保ちながら、人物の心理を細やかに表現することが求められます。舞台装置や照明がどのように観客の感情に働きかけるかが注目点です。

バレンタインに“愛と嫉妬”のオペラを!? ―― ロイヤル・オペラ・ハウスとの提携公演 東京二期会『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』新制作 画像 5

『道化師』の特色

『道化師』は舞台芸術そのものをモチーフにし、舞台と現実の境界が崩れる「愛のサスペンス」を描きます。登場人物の感情が観客の前でほころび、そこから生まれる悲劇性が作品の核となります。

演劇の構造を内包する物語性と、それを音楽的に支える瞬発力が重要です。演出の工夫により、観客は物語の内側に引き込まれ、登場人物たちの葛藤と裏切りを追体験することになります。

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公演情報、チケット、関連サービスの詳細

本公演の上演スケジュールは以下の通りです。いずれも会場は東京文化会館 大ホールです。チケットの一般発売は2025年10月18日(土)に開始されます。発売日や席種に関する詳細は公式サイトでの案内に従う必要があります。

出演・制作陣の一覧、主催情報、問い合わせ先も併せて公表されています。取材や画像・資料の入手を希望するメディア向けに、PDFや取材ガイドブックが用意されている旨の案内があります。

  • 公演名:東京二期会オペラ劇場 『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』
  • 指揮:アンドレア・バッティストーニ
  • 演出:ダミアーノ・ミキエレット
  • 合唱:二期会合唱団
  • 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
  • 児童合唱:NHK東京児童合唱団
  • 会場:東京文化会館 大ホール
  • 公式情報:https://nikikai.jp/lineup/cava_pagli2026/
バレンタインに“愛と嫉妬”のオペラを!? ―― ロイヤル・オペラ・ハウスとの提携公演 東京二期会『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』新制作 画像 7

上演日時(詳細)

日程は次の通りです。夜公演と昼公演が組まれており、バレンタイン期に合わせたプログラム構成となっています。

  1. 2026年2月12日(木) 18:00
  2. 2026年2月13日(金) 14:00
  3. 2026年2月14日(土) 14:00
  4. 2026年2月15日(日) 14:00

チケットの一般発売は2025年10月18日(土)です。販売開始日以降の座席状況や料金、障がい者対応や団体割引等の詳細は公式サイトおよび主催者窓口で確認できます。

バレンタイン提案と資料・問い合わせ先

主催側は本公演を「愛の季節に贈る、体験型のギフト」として位置づけ、花やチョコレートに代わる“記憶に残る時間”としての観劇体験を提案しています。恋人同士、家族、友人同士で鑑賞後に感想を語り合う時間を想定した提案です。

この提案は作品そのもののテーマである「愛」「嫉妬」「裏切り」といった感情の普遍性に沿ったもので、音楽・演出・舞台が一体となって観客に深い共感をもたらすことを目指しています。

取材・資料の提供について

本件に関する問い合わせや取材の申し込みは、公益財団法人東京二期会 マーケティング部(担当:松田・法月)へ。プレスリリースのPDF、画像、取材ガイドブックなどの素材が提供可能とされています。

問い合わせ先(マーケティング部)
E-mail:marketing@nikikai.jp
Tel:03-3796-1818

メディア向け素材はダウンロード可能で、チラシの表裏や公演写真などが含まれます。取材希望の場合は事前連絡のうえ、同部へ申し込みを行う必要があります。

公演の要点を整理したまとめ表

以下の表に、本プレスリリースに記載された公演の主要事項を整理しました。観劇を検討する際の基本情報と連絡先を一目で確認できます。

項目 内容
主催 公益財団法人東京二期会
提携 ロイヤル・オペラ・ハウス(英国)
演目 『カヴァレリア・ルスティカーナ』(作曲:ピエトロ・マスカーニ)、『道化師』(作曲:ルッジェーロ・レオンカヴァッロ)
指揮 アンドレア・バッティストーニ
演出 ダミアーノ・ミキエレット
合唱・オーケストラ・児童合唱 二期会合唱団/東京フィルハーモニー交響楽団/NHK東京児童合唱団
会場 東京文化会館 大ホール
公演日程 2026年2月12日(木)18:00、13日(金)14:00、14日(土)14:00、15日(日)14:00
チケット一般発売開始 2025年10月18日(土)
公式情報・チケット https://nikikai.jp/lineup/cava_pagli2026/
問い合わせ先(マーケティング部) E-mail:marketing@nikikai.jp Tel:03-3796-1818(担当:松田・法月)
プレスリリース公開日時 2025年10月17日 18:06

以上が公演の主要事項の整理です。文学的原型からオペラ、さらに映像へと受け継がれてきた二つの作品を、国際的な制作陣と国内の演奏陣がどのように提示するかが注目点となります。公演に関する追加の資料や取材の申し込みは、上記の連絡先へお問い合わせください。

参考リンク: