飛鳥部勝則『フィフス2』が11/24書泉で同人誌刊行
ベストカレンダー編集部
2025年10月18日 14:44
フィフス2同人誌刊行
開催日:11月24日
飛鳥部勝則の新作『フィフス2 密室愛』が同人誌で刊行、書泉・芳林堂の復刊企画第8弾として登場
株式会社書泉は、飛鳥部勝則氏の最新作『フィフス2 密室愛』を同人誌として刊行すると発表しました。本作は「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」第2シーズンの第8弾に位置づけられ、文学フリマ東京41での先行発売を経て、書泉および芳林堂書店で一般販売が行われます。
予約は2025年10月18日(土)より開始され、店頭発売日は2025年11月24日(月)です。先行販売は2025年11月23日(日)に東京ビッグサイトで開催される文学フリマ東京41の「芳林堂書店高田馬場店」ブースにて実施されます。配送は2025年11月25日(火)以降の出荷予定とされています。
予約・販売の具体的なスケジュールと購入窓口
予約受付は書泉オンライン、芳林堂書店高田馬場店、書泉グランデ、書泉ブックタワーで行われます。予約開始日、予約締切日、店頭発売日、商品お届け予定日も明示されています。
下記URLから直接の予約ページにアクセスできます。通常版と有償特典版のそれぞれの販売ページが設定されています。
- 書泉オンライン(作品案内ページ): https://shosen.tokyo/apps/note/?e-landing-page=fifth_2
- 通常版予約ページ: https://shosen.tokyo/?pid=188961103
- 有償特典版予約ページ: https://shosen.tokyo/?pid=188961101
作品の来歴と物語の概要、関係者のコメント
『フィフス』はもともと2010年に『このミステリーがすごい!』大賞STORIES(宝島社)で発表された短編が起点です。飛鳥部勝則氏は続編を構想している旨をインタビューなどで明言していましたが、発表タイミングがなかなか整わないまま年月が経過しました。
しかし、2024年12月に書き下ろし短編を加えた文庫版同人誌『フィフス』を書泉・芳林堂書店が販売して以来、反響は大きく、書泉単体での販売数は1,800冊を超えています。その流れを受け、今回改めて続編『フィフス2 密室愛』が刊行されます。
あらすじと主要テーマ
『フィフス2 密室愛』は推理と怪奇とを織り交ぜた血みどろライトなエンタメ小説として位置づけられます。本作は木人の殲滅を使命とする女子高生・蘭冷とその奴隷である大学生・鈴森一気の前に立ちはだかる新たな強敵、ノーフェイスとの戦いを描いたシリーズ最新作です。
著者自身は既発表の2短編に中編を加え、あとがき含めて新たに約150枚を執筆したと述べています。新作「密室愛」は“これがフィフスだ”と称される直球の人形バトルを主題にしつつ、密室殺人が絡む主人公目線の物語構成になっています。読後には独特の違和感めいた声が聞こえてくるような作りとも作者が言及しています。
- 主要登場人物
- 蘭冷(女子高生、木人殲滅を使命とする)
- 鈴森一気(大学生、蘭冷の「奴隷」として行動を共にする)
- ノーフェイス(本作で立ちはだかる新たな強敵)
また、ミステリ作家の早坂吝氏より推薦の言葉が寄せられています。「飛鳥部先生の書く女性に憧れている。飛鳥部ミステリは女性の謎を解き明かす物語なのかもしれない。」という評価が本作の位置づけを示すコメントとして紹介されています。
装画、特典、価格と仕様について
今回の装画・挿絵は前作に引き続きイラストレーター鈴木康士氏が担当します。鈴木氏はカバーイラストについて『侍源さんがモチーフ』であることや本文の扉絵も担当した旨をコメントしています。鈴木氏のコメントでは表題作「密室愛」を劇場版クラスの破壊力と評する表現も見られます。
書泉では前回好評を得た表紙イラストを使用したB6版イラストアクリルボードを付属させた有償特典版を今回も設定します。通常版と有償特典同梱版の二形態で販売されます。
| 仕様 | 内容 |
|---|---|
| 通常版 | 文庫 A6判、税込1,500円(本体1,364円) |
| 有償特典同梱版 | 書籍+鈴木康士描き下ろし装画B6版イラストアクリルプレート、税込3,700円(本体3,364円) |
発売元は株式会社書泉であり、判型は文庫 A6判です。予約締切は2025年11月23日(日)、商品のお届けは2025年11月25日(火)以降の出荷を予定しています。店頭発売日は2025年11月24日(月)です。
- 販売予定店舗: 書泉オンライン、芳林堂書店高田馬場店、書泉グランデ、書泉ブックタワー
- 先行販売: 文学フリマ東京41(2025年11月23日、東京ビッグサイト)「芳林堂書店高田馬場店」ブース
復刊企画の経緯と今回の立ち位置、関係者の発言と数値実績
「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」は、過去に出版されて入手困難になった名作を適切な価格で再び読者に届けることを目的とした復刊・重版企画です。本取り組みには出版社、著者、ファン、書店が協力して参加しています。
第1シーズン(「書泉と、10冊」 2023年8月~2024年8月/「芳林堂書店と、10冊」 2023年9月~2024年8月)では25作品を復刊し、総計で2万冊以上を販売しました。第2シーズン(2024年11月~)も継続しており、現時点で19タイトルを展開、合計で16,000冊を超える実績を挙げています。これまでの取り組み全体としては多くの作品を再刊出し、読者へ届ける実績が示されています。
企画発案と現場の声
企画を起案した芳林堂書店高田馬場店 店長の山本氏は、2025年1月に高田馬場FIビル地下のレストランで鈴木康士氏と飛鳥部氏が同じ願望を共有したことを契機に続編制作が決まった経緯を説明しています。山本氏は「『フィフス』シリーズでしか引き出せない飛鳥部勝則氏の魅力を表現するために尽力した」と述べています。
書泉は「鉄道」「アイドル」「プロレス」など多様なジャンルの専門書や雑貨を深く扱い、著書にまつわるイベントも多数実施する企業として、今回の刊行にも関わっています。書泉公式サイトは次のURLです: https://www.shosen.co.jp/
要点の整理
以下の表に本記事で触れた主要事項をまとめます。作品名、著者、装画、発売形態、価格、予約・発売日、先行販売情報、予約リンクなど、読者が確認しやすい形で整理しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | フィフス2 密室愛 |
| 著者 | 飛鳥部勝則 |
| 装画・挿絵 | 鈴木康士(カバーイラスト、本文扉絵あり) |
| 発売元 | 株式会社書泉(書泉/芳林堂書店系列) |
| 判型 | 文庫 A6判 |
| 価格(通常版) | 税込1,500円(本体1,364円) |
| 価格(有償特典同梱版) | 税込3,700円(本体3,364円)/B6イラストアクリルプレート付 |
| 予約開始日 | 2025年10月18日(土) 書泉オンライン等にて |
| 予約締切日 | 2025年11月23日(日) |
| 店頭発売日 | 2025年11月24日(月) |
| 先行販売 | 文学フリマ東京41(2025年11月23日、東京ビッグサイト)「芳林堂書店高田馬場店」ブース |
| 商品出荷開始 | 2025年11月25日(火)以降の出荷予定 |
| 予約ページ(通常版) | https://shosen.tokyo/?pid=188961103 |
| 予約ページ(有償特典版) | https://shosen.tokyo/?pid=188961101 |
以上が本件の要点です。本作は過去作の復刊と新作制作の流れの中で生まれた続編であり、関係者の協力により同人誌という形態で届けられる点、装画・特典の仕様、そして具体的な予約・販売スケジュールが明確になっています。読者が購入やイベント参加を検討する際の基礎情報として整理しました。
参考リンク: