Z世代が選ぶ2025年冬の観たい映画TOP10 1位はズートピア2

Z世代冬の映画ランキング

開催期間:10月1日〜12月31日

Z世代冬の映画ランキング
ズートピア2っていつ公開するの?
記事では具体的な公開日は示されておらず、「この冬(10〜12月)に観たい」との回答が1位になったと報告しています。調査は2025年9月実施、発表は2025年10月20日なので、正確な公開日は公式発表を確認してください。
なんでZ世代は原作ものや実写化に惹かれるの?
調査では「原作が好きだった」「ストーリー・テーマの魅力」が上位で、既に親しみのあるIPは安心して観に行けるため。加えて映画館予告やSNSで話題化しやすい点も行動に結びついています。

Z世代がこの冬「映画館で観たい」1位はディズニー続編『ズートピア2』

株式会社シネブリッジと株式会社テスティーが共同で実施した調査(調査期間:2025年9月5日〜9月22日、発表日時:2025年10月20日16時00分)によると、10代・20代(12歳〜24歳)1,200名を対象としたアンケートで、この冬(10〜12月)にZ世代が「映画館で観たい」と回答した作品の1位はディズニーのアニメ続編『ズートピア2』でした。

本調査はZ世代の鑑賞意向と、前回調査で「観たい」とされた夏公開作の実際の鑑賞実績を比較することで、初期の興味と実際の行動のギャップを明らかにすることを目的としています。回答者は中学生400名・高校生400名・大学生400名、計1,200サンプルです。

【速報】Z世代が選ぶ2025年冬「観たい映画」ランキング発表!1位はディズニーアニメ『ズートピア2』 画像 2

ランキングの上位傾向と認知経路

発表された上位作品には、強い知名度や原作のある作品が目立ちます。2位には新海誠監督のアニメを実写化した『秒速5センチメートル』、3位には人気コミックの実写化『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』、および人気アイドルアニメをクロスオーバーした『アイカツ!×プリパラ』が挙がっています。これらはいずれも原作認知度が高く、Z世代の“原作への親しみ”が鑑賞意向に直結していることを示しています。

また、本調査では映画のタイトルを知るきっかけとして最も多かったのが「映画館での予告」である点が指摘されています。話題作の存在により映画館での予告に接する機会が増え、新作への認知が高まるという循環が見られます。

  • 1位:『ズートピア2』
  • 2位:『秒速5センチメートル』(新海誠監督アニメの実写化)
  • 3位:『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』
  • 3位:『アイカツ!×プリパラ』
  • 10位:『映画ラストマン -FIRST LOVE-』など、テレビドラマ原作の映画化作品も上位に入る
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夏公開作の“観たい”と“観た”のギャップ:SNSの後押しが行動を左右

前回調査で「観に行きたい」とされた夏公開作の実際の鑑賞実績を今回追跡した結果、鑑賞行動にはSNSや口コミの影響が大きく関与していることが明らかになりました。特にホラーや考察を促す作品は、公開後のSNS上での反応が高まることで実際の鑑賞者数が増加する傾向が確認されました。

夏の鑑賞ランキングで上位に入った作品は以下のとおりです。鑑賞後にSNSやWebでの感想や考察を検索・投稿する傾向が強い作品ほど、鑑賞意向から実績への転換率が高まることがわかりました。

  1. 『鬼滅の刃』 — 夏の鑑賞実績1位
  2. 『8番出口』 — 夏の鑑賞実績2位
  3. 『TOKYO MER』 — 夏の鑑賞実績3位
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鑑賞動機と友人との共有

鑑賞動機として上位に挙がったのは「原作が好きだった」および「ストーリー・テーマの魅力」であり、未知の作品よりも既に認知されている原作系コンテンツを選ぶ傾向が確認されました。加えて鑑賞形態としては友人と一緒に観る割合が高く、特定作品では半数近くが友人と鑑賞しています。

友人と共に鑑賞した割合(例)
『鬼滅の刃』:52.8%
『8番出口』:50.4%
『TOKYO MER』:33.4%

これらの数値は、Z世代にとって映画鑑賞が個人的な体験にとどまらず、話題を共有する行為であることを示しています。また、SNS上での評価や考察の広がりが、新規の来場を生む原動力になっている点も重要です。

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その他の注目結果:テレビドラマ原作の強さとアーティスト支持

「テレビ離れ」が指摘される世代であっても、テレビドラマ原作の映画化作品は高い認知度と鑑賞実績を示しました。これはTVerやSNSなどでの情報接触によりドラマの認知が広がり、加えて人気キャストの出演が映画館への動機付けになっていると考えられます。

また、「観て良かった映画」の1位は『鬼滅の刃』で、その他『国宝』などのヒット作も上位に入っています。好きなアーティストについては、男女ともにMrs. GREEN APPLEが1位で、特に中学生・高校生・女子大学生の各層でトップになっていることが示されました。

  • 「観て良かった映画」1位:『鬼滅の刃』
  • 好きなアーティスト(男女1位):Mrs. GREEN APPLE
  • ヒット作として『国宝』が上位にランクイン

調査の方法・実施主体および調査概要の詳細

本調査はZ世代(12歳〜24歳)の映画トレンドを可視化することを目的に実施され、以下のような設計で行われました。調査の実施主体や協力会社、使用した調査ツールに関する情報も明記されています。

調査の方法や対象、期間といった基本情報は、結果の信頼性を把握するために重要な要素です。以下に調査概要を整理します。

項目 内容
調査期間 2025年9月5日(金)〜9月22日(月)
調査対象 全国12歳〜24歳男女、計1,200サンプル(中学生400、高校生400、大学生400)
調査方法 アンケートメディアアプリ「Powl(ポール)」によるweb調査
調査会社 株式会社テスティー
調査主体 株式会社シネブリッジ

調査に使用されたアプリ「Powl(ポール)」は、ポイ活アプリとしての登録ユーザー数が600万人(*2024年10月末時点)を有しており、若年層の意見を可視化する点で強みを持っています。

調査発表元と会社情報

発表元の企業情報もプレスリリースに記載されています。代表者名、本社所在地などの基本情報は次のとおりです。

株式会社シネブリッジ
本社:東京都港区/代表取締役:谷 智樹
事業内容:映画館でのシネアドやロビーイベントなどのインシアタープロモーション、プロジェクションマッピング、MX4Dシネアド、シアターネーミングライツ等の実績
URL:https://www.cine-bridge.com/
株式会社テスティー
本社:東京都渋谷区/代表取締役:服部 峻介
事業内容:チャットボットを活用した広告・ネットリサーチ事業、ポイ活アプリ「Powl(ポール)」を運営
URL:https://www.testee.co/

公表データの引用・転載に際しては、併記の通り『㈱シネブリッジ、㈱テスティー 調べ』と明記するよう案内されています。

要点整理(表形式)

この記事で示された調査結果と関連情報を、主要項目ごとに表で整理します。表の後に本文全体の要約的な説明を付け加えます。

項目 結果・内容
発表日時 2025年10月20日 16時00分
調査期間 2025年9月5日〜9月22日
調査対象 全国12歳〜24歳男女 計1,200サンプル(中学生400、高校生400、大学生400)
調査方法 Web調査(Powl)
主な発見(冬の観たい映画) 1位『ズートピア2』、2位『秒速5センチメートル』(実写化)、3位『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』、『アイカツ!×プリパラ』など原作認知度の高い作品が上位
夏映画の実績上昇例 ホラー『近畿地方のある場所について』は鑑賞意向8位→鑑賞実績4位へ上昇。公開後のSNSでの拡散が高かった
鑑賞の決め手 「原作が好きだった」「ストーリー・テーマの魅力」「SNSでの話題」など
友人と一緒に観た割合(例) 『鬼滅の刃』52.8%、『8番出口』50.4%、『TOKYO MER』33.4%
好きなアーティスト 男女ともにMrs. GREEN APPLEが1位(中学生〜女子大学生でも首位)
調査主体・協力 調査主体:株式会社シネブリッジ、調査会社:株式会社テスティー

まとめとして、本調査はZ世代が映画を選ぶ際に原作への親しみSNSでの評価や口コミが大きな影響を持つことを示しています。劇場での予告や話題作による認知拡大が新作への関心を高め、公開後のSNSでの拡散が実際の来場に結びつくという構図が確認されました。なお、データ引用時には『㈱シネブリッジ、㈱テスティー 調べ』の明記が求められています。