U Shareが西早稲田に2027年3月開業予定の国際学生寮
ベストカレンダー編集部
2025年10月21日 12:58
U Share西早稲田開業
開催日:3月1日
西早稲田に立ち上がる「住まい」と「学び」が融合した新拠点
U Share株式会社は、2025年10月21日11時00分のリリースで、国際学生寮「U Share」の第4拠点となる「U Share 西早稲田3丁目Ⅱ(仮称)」を、東京都西早稲田に2027年春の開業に向けて着工したことを公表しました。着工は2025年9月より開始しており、建物は竣工を2027年2月中旬(予定)とし、入居は2027年3月以降順次開始される計画です。
同社は「住まい」と「学び」が一体化した選抜型の国際学生寮を掲げ、若手のグローバル人材育成と地域共生の両立を目指しています。今回の新拠点は早稲田大学エリアをはじめとする教育・文化の蓄積がある街区に位置し、地域と学生の双方に開かれた場づくりを意図しています。
発表の主なタイムラインと目的
プレスリリース日: 2025年10月21日 11時00分。建設着手: 2025年9月。竣工予定: 2027年2月中旬、入居開始: 2027年3月以降順次。本計画は、増加する留学生の受け皿の確保と、日本国内で留学に近い体験を提供し、世界的視座を持った人材育成に資することを目的としています。
同じく公表された情報として、U Share社は2029年を目処に全国で約3000室の展開を目指す長期ビジョン「100年Grand Vision」を掲げており、本拠点はその加速を担う拠点として位置づけられています。
建築デザインと共用空間の設計思想 ― 伝統と現代性の調和
新築物件は新目白通りに面してメインエントランスを設け、1階にはテナント店舗を配置することで、入居する学生と地域住民の双方が利用可能なコミュニティ空間を創出します。2階はU Shareの共用部として食堂を設け、屋上にはBBQ等が可能な共用スペースを配置する計画です。
外観デザインは、ボストン最古の木造建築を継承した下見板風デザインを採用し、基壇部はクラシカルなレンガ造に異素材のガラスが貫入するモダンな構成を取り入れます。これにより「新・旧」の共存を表現し、周辺の街並みに寄与することを目指しています。
構造・規模、アクセス
本物件の構造は鉄筋コンクリート造 地上12階建て、居室数は91室です。所在地は東京都新宿区西早稲田三丁目410番251(地番)で、最寄り駅からのアクセスは以下の通りです。
- 東京さくらトラム(都電荒川線)面影橋駅 徒歩1分
- 東京メトロ副都心線 西早稲田駅 徒歩12分
- 東京メトロ東西線 高田馬場駅 徒歩12分
立地は早稲田大学の歴史や周辺の教育・文化的資源が色濃く残る地域であり、古き良き時代の面影を残す街区に対して、国際的な要素を取り込みながら街並みとの調和を図る計画です。設計はU Share株式会社と株式会社三輪設計の共同で行われます。
居住性と共用施設の具体像 ― 生活と学びを支える設備
居室は個室を基本とし、家具付きで提供されます。個室設備としてはベッド(下収納)、デスク、椅子、ワードローブなどが含まれ、シャワールーム、トイレ、洗面を備えます。共用部は生活利便と交流促進を意図した設計です。
全体共用部にはルーフテラス、カフェ、ライブラリーなどを予定し、各階の共用部にはダイニング・キッチン、洗濯乾燥機を配置します。さらにその他の家電が揃えられ、将来的にはスマートホーム化を予定している点も公表されています。
共用施設・設備の一覧
| 区分 | 主な施設・設備 |
|---|---|
| 個室 | ベッド(下収納)、デスク、椅子、ワードローブ、シャワールーム、トイレ、洗面 |
| 全体共用部 | ルーフテラス、カフェ、ライブラリー、屋上共用スペース(BBQ利用可) |
| 各階共用部 | ダイニング・キッチン、洗濯乾燥機 |
| その他 | 1Fテナント店舗、スマートホーム化予定、家電完備 |
これらの共用空間は、単に設備を並べるだけではなく、入居者同士の交流を促し、多言語・多文化が混在する環境下で成長を促すことを目的としています。街に開かれた起点となることを意識した設計が図られています。
教育・交流プログラムと運営体制 ― 英語基軸の実践的学び
U Shareは「住まい」と「学び」が一体となる環境を重視しており、教育サービスとイベントが運営の中核を成します。運営は企画、デザイン、不動産、投資計画、運営までを一気通貫で行う体制を採っており、一貫したブランド構築と入居者体験の最大化を図ります。
言語面では英語でのコミュニケーションを原則としつつ、多言語環境を作り込むことで言語バリアを超えた交流を促します。就職や留学に関するセミナー、映画鑑賞(Movie Night)、料理イベント(Cooking Event)、カクテルナイト(Cocktail Night)など、多様なプログラムが日常的に行われる予定です。
教育・イベントの具体例とネットワーク
- キャリア・留学セミナー:就職や留学のノウハウ提供
- カルチャーイベント:Movie Night、Cooking Event、Cocktail Night等
- 講演・ワークショップ:世界で活躍する人々による講演、起業家とのワークショップ
これらのプログラムは、入居者が高度なコミュニケーション力や世界的視座を育むことを意図しており、入居者が社会で活躍するための支援を行う多様なネットワークの提供につながります。社会で実績のある登壇者との交流機会も設けられます。
また、U Shareはすでに早稲田大学徒歩圏に2拠点を有し、欧米やアジアを中心とした世界各国の学生が居住している点も強調されており、周辺には公園、飲食店、古本屋、銭湯、スーパー、ジムといった都市アメニティが集積しています。
事業展開と会社情報、採用について
U Share株式会社は2018年7月に創業し、国際学生寮U Shareの企画・設計・運営を主軸に不動産企画・投資、都市デザイン、建築設計サービスなどを手がけています。代表取締役は上田 真路氏です。会社所在地は東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア(東棟)15階 SHIBUYA QWS, BOOSTER OFFICE #01です。
同社は、早稲田エリアを皮切りに国際的な人材を輩出するプラットフォームを創造することを掲げ、2029年に3000室の展開を通過点とする長期的な拡張計画を明示しています。現在の拠点は以下の通りです。
- 既存・予定拠点
- U Share 南青山(若手社会人、ファミリー向け)
- U Share 西早稲田(学生向け)
- U Share 西早稲田3丁目(学生向け:2026年春オープン予定)
- U Share 西早稲田3丁目Ⅱ(学生向け:2027年春オープン予定)
設計はU Share株式会社と株式会社三輪設計が担当し、企画・運営もU Share株式会社が一貫して行います。また、同社は富山のサウナリトリートThe Hiveの事業構想・投資・設計開発にも関与しており、建築・デザインを軸に多様な事業を展開しています。
現在、U Share株式会社では共に働くメンバーを募集しており、採用情報は以下の採用サイトで案内されています。採用サイト: https://recruit.ushare.com/。公式サイトは https://www.ushare.com です。
要点の整理
以下の表は、今回発表された「U Share 西早稲田3丁目Ⅱ(仮称)」の主要情報を一覧化したものです。表の後に、この内容を踏まえた短いまとめを記します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表者 | U Share株式会社 |
| プレスリリース日 | 2025年10月21日 11時00分 |
| 着工 | 2025年9月より |
| 竣工予定 | 2027年2月中旬(予定) |
| 入居開始 | 2027年3月以降順次 |
| 施設名称 | U Share 西早稲田3丁目Ⅱ(仮称) |
| 所在地 | 東京都新宿区西早稲田三丁目410番251(地番) |
| 交通 | 面影橋駅 徒歩1分/西早稲田駅 徒歩12分/高田馬場駅 徒歩12分 |
| 構造・規模 | 鉄筋コンクリート造 地上12階建て |
| 居室数 | 91室 |
| 個室設備 | ベッド(下収納)、デスク、椅子、ワードローブ、シャワー、トイレ、洗面(家具付き) |
| 共用施設 | ルーフテラス、カフェ、ライブラリー、ダイニング・キッチン、洗濯乾燥機、屋上共用スペース(BBQ可)、1Fテナント店舗 |
| スマート化 | スマートホーム化を予定 |
| 設計 | U Share株式会社、株式会社三輪設計 |
| 企画・運営 | U Share株式会社 |
| 事業目標 | 2029年を目処に全国約3000室の展開を目指す(100年Grand Visionの一環) |
| 会社所在地 | 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア(東棟)15階 SHIBUYA QWS, BOOSTER OFFICE #01 |
| 設立 | 2018年7月 |
| 代表 | 代表取締役 上田 真路 |
| 採用・参照リンク | 採用: https://recruit.ushare.com//公式: https://www.ushare.com |
以上が今回公表された内容の要点です。U Share 西早稲田3丁目Ⅱ(仮称)は、伝統的な街並みに配慮した外観デザインと、屋上・共用部を活用した交流スペース、英語原則の教育プログラムなどを備えた国際学生寮として計画されており、2027年春の開業を目指して進められています。運営企業であるU Share株式会社は、企画から設計・運営までを一体的に行うことで、住まいと学びが融合した環境の提供を継続していく方針です。
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