ツナググループ、RPO料金を2026年1月1日改定へ

RPOサービスの価格改定を決定：施行は2026年1月1日から順次反映

株式会社ツナググループ・ホールディングスは、RPO（採用業務代行）サービスの価格改定を行うと発表しました。発表日時は2025年10月22日 15時30分であり、価格改定の実施は2026年1月1日から順次反映される予定です。

同社は創業以来18年間にわたり多数の業種・企業の採用課題に対してRPOを提供してきましたが、国内の採用環境の変化を受け、提供範囲の再定義およびサービス構造の見直しを行った上で、価格改定に踏み切るとしています。改定の背景、具体的なサービス強化項目、企業情報などを以下に整理します。

改定の背景──採用環境の変化と対応の必要性

プレスリリースでは、少子高齢化に伴う労働力不足、働き方の多様化、最低賃金の引き上げなど、複数の要因が採用環境を複雑化させている点が指摘されています。これらの変化は企業の採用戦略に対して従来手法だけでは対応が困難な局面を生み出しており、採用手法の見直しや再構築が必要だと説明されています。

同社側はこうした市場環境を踏まえ、RPOサービスの「提供範囲の再定義」「対応スピードの向上」「業務範囲の拡充」「専門性の強化」を主要な改定目的として挙げています。これらはいずれも採用プロセスの最適化と企業の採用力強化を意図したものであり、価格改定はその実現に向けた制度的な変更と位置づけられます。

背景に関する具体的ポイント

• 国内の労働市場の構造的変化（少子高齢化による労働力不足）
• 働き方の多様化に伴う採用チャネル・要件の多様化
• 最低賃金引き上げなどのコスト構造変化
• 採用プロセスの高度化・デジタル化の必要性

改定後の提供体制とサービス強化の中身

発表文では、改定によるサービス強化の具体項目として、対応スピードの向上、業務範囲の拡充、専門性の強化の三点を掲げています。これらは技術的な投資と人的リソースの再編を通じて提供されることが示されています。

対応スピードについては、AIと人の手によるクオリティ担保の組み合わせを明記しており、業務プロセスのDX化・改善を進めることで、より迅速な採用業務遂行体制を構築すると述べられています。業務範囲の拡充はサービスの細分化・標準化とノウハウの体系化を通して実現され、多様な企業ニーズへ柔軟に対応できる体制を目指すとしています。

強化される主要領域

1. 対応スピードの向上：AI活用＋人的チェックによるプロセス短縮
2. 業務範囲の拡充：提供サービスの細分化・標準化による柔軟なメニュー化
3. 専門性の強化：グループ関連機関や専門機関との連携による高度な戦略提案

また、これらの強化は単なる技術導入に留まらず、最新の市場動向や法改正を踏まえた安心・安全なサービス提供体制の構築も含まれています。結果として、採用戦略の立案から母集団形成、選考プロセスの最適化、内定者フォローまで、採用活動の全工程を効率化するRPOの本来機能を高めることが狙いです。

RPOサービスの位置づけとツナググループの事業概要

RPO（採用業務代行）は企業の採用活動全般を一括で支援するソリューションです。プレスリリースは、採用戦略の立案、母集団形成、選考プロセスの最適化、内定者フォローといった採用の全工程をRPOがカバーすることを改めて説明しています。

ツナググループはコンサルティング×RPO×データベースを基軸事業とするソリューションカンパニーと位置づけられており、特に従業員1,000名を超える大手企業を中心に各種ソリューションを提供していると明記されています。さらに「2030年労働需給GAP解消」を目指す取り組みを掲げています。

会社名

株式会社ツナググループ・ホールディングス

代表者

代表取締役社長　米田 光宏

所在地

東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル7・8階

証券コード

東証スタンダード　証券コード：6551

事業内容

採用ソリューション事業（採用コンサルティング・アウトソーシング等）、労働者派遣事業、有料職業紹介事業等のグループ経営管理および付帯業務

関連URL

https://tghd.co.jp/

RPOサービス詳細

https://service.tsunagu-grp.jp/rpo/ap

価格改定の実施日と影響の整理

プレスリリースで示された価格改定の実施日は2026年1月1日であり、これ以降、改定内容は順次反映されることが明記されています。料金体系の具体的な金額やプラン別の改定幅については、発表文では明示されていませんが、提供範囲の再定義やサービスの標準化・細分化に伴い、従来と比べて内容の異なるメニューが提示される可能性があります。

企業側は採用予算や導入中のRPO契約の契約期間、改定の適用タイミングを確認する必要があります。特に長期契約や大規模プロジェクトを実行中の企業は、改定の影響を精査した上で契約更新や追加支援の要否を判断することが想定されます。

改定に伴う確認ポイント

• 改定適用開始日：2026年1月1日（順次反映）
• 従来サービスとの違い：提供範囲の再定義、サービス細分化、DX導入の有無
• 既存契約の取扱い：契約期間や更新タイミングの確認
• 法令対応・専門連携：法改正や市場動向を踏まえた運用体制の確認

以上の点は、導入企業が影響を把握し、必要な調整を行うための重要な観点です。ツナググループ自身は、今回の改定を機にRPOサービスの価値向上を図る方針を表明しています。

要点まとめ（表）

以下に、本発表で示された主要情報を表形式で整理します。表は発表日、改定実施日、改定の主な目的、サービス対象、会社情報などを網羅しています。

本稿は、ツナググループの発表内容に基づき、価格改定の背景と改定後に予定されるサービス強化のポイントを整理したものです。改定は2026年1月1日から順次反映されるため、導入企業は契約条件や提供メニューの変更点を事前に確認することが推奨されます。