10/25・26限定販売：山と溪谷の注染手ぬぐい登場

山の俗語を染め上げた注染手ぬぐい──発売の概要と販売日程

株式会社インプレスホールディングスのグループ企業で、山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社は、登山文化の継承をテーマにした注染手ぬぐい2種を制作し、販売することを発表しました。プレスリリースは2025年10月23日 11時00分に配信されています。

発売される手ぬぐいは、山で使われる俗語をモチーフにしたデザインで、商品名と価格は次の通りです。いずれも税込価格で、数量限定での販売となります。

• 山の文化手ぬぐい「雉打ち・お花摘み」：2530円（税込）
• 山の文化手ぬぐい「一本立てる」：2530円（税込）

販売イベントとスケジュール

今回のコラボ商品は、週末の2日間で開催される以下のイベントにて販売されます。会場での限定販売かつ数量限定の扱いとなっているため、入手を検討する場合は各イベントの開催日時を確認してください。

販売イベントの詳細は次の通りです。

神保町ブックフェスティバル

開催日：10月25日（土）・26日（日）　開催時間：10:00～18:00（最終日17:00）　URL：https://osanpo-jimbo.com/info/6437098

高尾山の市 “野市”

開催日：10月25日（土）・26日（日）　開催時間：9:00～16:00　URL：https://www.yamakei-online.com/yk/issue/takao2025_noichi/

販売は上記両イベントで行われます。数量限定のため、会場での在庫がなくなる可能性があります。

デザインの発想とコラボレーター・小倉充子の経歴

手ぬぐいのデザインは、神保町で活動する型染作家の小倉充子（おぐら・みつこ）氏と山と溪谷社のコラボレーションによって制作されました。小倉氏は1967年に明治17年創業の履物店「大和屋履物店」に生まれ、1994年に東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻を修了後、型染の技法を学び、1997年に「小倉染色図案工房」として独立しました。

小倉氏は、きもの、手ぬぐい、下駄の花緒、暖簾など多様な型染作品を制作し、江戸の文様や風俗をデザインに落とし込むことを得意としています。今回のコラボでは、同社と相談しながら山の俗語をモチーフにした表現を模索しました。

デザイン検討の経緯

当初は『山と溪谷』のロゴを大きく配置する案もあったものの、打ち合わせを重ねる中でテーマを「山の俗語」に絞り、語彙のもつ意味や風景を型染の表現に落とし込む方針が確定しました。具体的には、用足しを意味する「雉打ち」「お花摘み」を一枚に表現した手ぬぐいと、小休憩を意味する「一本立てる」をテーマにした一枚の計2種に決定しています。

デザインはラフの段階から複数回にわたる修正を経て最終化され、配色の決定、型の制作、染めという工程へと進みました。編集部と作家の間で行われたブレストでは、用意された資料（書籍や雑誌バックナンバーなど）をもとにイメージを固めていきました。

注染という技法と製造工程の詳細

今回の手ぬぐいは注染（ちゅうせん）という技法で制作されています。注染は明治期に発展した型染めの技法の一つで、染料を生地に直接注いで染めるため、独特のにじみと柔らかな風合いが特徴です。プリント加工とは異なり、生地の表裏で同じように染まるため使い勝手が良く、肌触りが柔らかい点も特長です。

注染の特性として、染める回数や折り方によってグラデーションや色の馴染み方が変わります。今回の二種類は染め工程にも差があり、以下のように仕分けされています。

紗張りと型の準備工程

型の制作では「紗張り（しゃはり）」という工程が重要になります。型紙に薄布（紗）を接着し、合成うるしなどで固定した後、乾燥のタイミングを見計らって裏紙を剥がす作業があります。乾燥時間は気温などに左右され、通常8～10分前後で、この時間管理がずれると染めの際にずれや色漏れが生じるため非常に神経を使う工程です。

紗張り後は糊置き、染料注入、ポンプによる吸い上げといった工程を経て、必要に応じて裏表を同時に染めます。注染では一度に20枚程度を染めることが可能で、工程の順序と職人の技術が品質に直結します。今回、編集部は紗張りの工程を一部見学しており、型の線の細かさや工程のシビアさを確認しています。

流通・問合せ情報と関連組織の紹介

販売・流通に関する具体的な問合せ先と、今回の製作に関わる組織の情報は次のとおりです。企業概要や関連するURLも併記します。

• 発表元：株式会社インプレスホールディングス（持株会社）
• 制作・販売：株式会社山と溪谷社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：二宮宏文）
• コラボ：小倉染色図案工房（作家：小倉充子）　URL：https://ogura-zuan.jp/
• 生まれ元の店舗：大和屋履物店　URL：https://geta-yamatoya.com/

山と溪谷社の組織情報と事業概要は以下の通りです。出典として公式サイトを案内します。

山と溪谷社

1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に山岳・自然科学・アウトドア・ライフスタイル・健康関連の出版やネットメディアを展開。URL：https://www.yamakei.co.jp/

インプレスグループ

株式会社インプレスホールディングス（本社：東京都千代田区、代表取締役：塚本由紀）が持株会社。ITやデザイン、山岳・自然分野など多分野のメディア・サービスを運営。URL：https://www.impressholdings.com/

製品に関する問い合わせ先は以下の通りです。

また、プレスリリース添付の資料としてダウンロード可能なPDFファイルがある旨の記載（ファイル名：d5875-6944-707f9d52b0c7348f3b3e008f7846af07.pdf）があり、プレス素材として画像ファイルのダウンロードも可能と明記されています。

分類・キーワード

今回の発表は商品サービス分野に該当し、ビジネスカテゴリとしては「アウトドア・登山」「日用品・生活雑貨」に分類されています。プレスリリース内で付与されたキーワードは次のとおりです。

• 山と溪谷社
• 山と溪谷
• 小倉充子
• 手ぬぐい
• 注染
• 数量限定
• 登山
• オリジナル

本稿では、山と溪谷社と型染作家・小倉充子氏によるコラボレーションの経緯、注染という技法の特徴、製造工程のポイント、販売イベントと問合せ先まで、プレスリリースに記載された情報を網羅的に整理しました。イベントでの販売は数量限定で行われますので、関心のある方は上記の販売日時・問合せ先を確認のうえ、各イベント会場での在庫状況を確認してください。