18歳以下無料「Welcome Youth」1/9開始 公演と展覧会情報

若い世代に開かれた舞台と美術館――Welcome Youth 2026の狙いと対象

公益財団法人東京都歴史文化財団は、2025年10月23日付で発表した「Welcome Youth（ウェルカムユース）2026」キャンペーンを通じ、18歳以下の若年層に都立文化施設での公演や展覧会を無料で提供する取り組みを実施します。発表日時は2025年10月23日 14時00分です。

このキャンペーンは、若い世代が気軽にアートに触れ、感性を磨き視野を広げる機会を増やすことを目的としています。対象は18歳以下（2007年4月2日以降生まれ）の方で、プログラムは公演招待、展覧会無料観覧、デジタルスタンプラリーの三本柱となっています。年齢確認用の証明書提示など入場方法の詳細は、2月下旬までにウェブサイトで案内されます。

実施期間と対象の整理

キャンペーンの主要な日程は、東京文化会館・東京芸術劇場での公演招待が2026年1月9日〜3月1日、都立美術館・博物館等での展覧会無料観覧およびデジタルスタンプラリーが2026年3月1日〜4月5日です。応募や詳細確認は公式ページを参照してください（https://www.rekibun.or.jp/crossing/youth/）。

公演招待は抽選方式で、計100名を対象に実施します。応募は2025年10月23日（木）14:00から12月21日（日）23:59まで受け付け、当選者には2025年12月25日（木）頃にメールで結果が通知されます。応募は専用フォームから行います（https://business.form-mailer.jp/fms/ebd2738c305788）。

7つの無料招待公演の詳細――会場・日時・招待人数を掲載

公演招待は、上野の東京文化会館と池袋の東京芸術劇場で開催される7公演が対象です。同伴者は1名まで可能で、抽選で合計100名に無料招待が行われます。以下に各公演の名称、内容、日時、会場、招待人数、詳細URLを漏れなく整理します。

各公演はジャンルや演出が多様で、音楽コンクール優勝者コンサートや落語とのコラボレーション、公演型ダンス、オルガン・リサイタル、室内楽など、クラシックから現代舞台芸術まで幅広いプログラムが含まれます。

• ［１］創遊・楽落”夜”らいぶVol.79―音楽家と落語家のコラボレーション―
  • 内容：コンサートと落語を一度に楽しめる人気公演。落語は春風亭昇太が出演。
  • 日時：2026年1月9日（金）19:00開演（18:30開場）
  • 会場：東京文化会館　小ホール
  • 招待人数：5名様
  • 詳細URL：https://www.t-bunka.jp/stage/29491/
• ［２］第23回東京音楽コンクール 優勝者コンサート
  • 内容：各部門の覇者がソリストとしてオーケストラと共演。朝岡聡によるインタビューを含む。
  • 日時：2026年1月12日（月・祝）15:00開演（14:15開場）
  • 会場：東京文化会館　大ホール
  • 招待人数：15名様
  • 詳細URL：https://www.t-bunka.jp/stage/26741/
• ［３］アフタヌーン・コンサート
  • 内容：若手アーティスト支援の一環として行うコンサート。将来を担う若手の熱演を紹介。
  • 日時：2026年2月14日（土）15:00開演（14:30開場）
  • 会場：東京文化会館　小ホール
  • 招待人数：15名様
  • 詳細URL：https://www.t-bunka.jp/stage/29684/
• ［４］芸劇dance　橋本ロマンス×サエボーグ『新作パフォーマンス』
  • 内容：振付家の橋本ロマンスと現代美術家サエボーグによる初のタッグ作品。パフォーミングアーツの新たな可能性を探る舞台。
  • 日時：2026年2月15日（日）14:00開演（13:30開場）
  • 会場：東京芸術劇場　シアターイースト
  • 招待人数：10名様
  • 詳細URL：https://www.geigeki.jp/performance/theater379/
• ［５］東京芸術劇場パイプオルガンコンサート Vol.25 ティエリー･エスケシュ オルガン･リサイタル
  • 内容：パリ・ノートルダム大聖堂のオルガニストによる本格的なオルガン演奏。作曲家・即興演奏家としての活動も注目される奏者のリサイタル。
  • 日時：2026年2月19日（木）19:00開演（18:00ロビー開場）
  • 会場：東京芸術劇場　コンサートホール
  • 招待人数：20名様
  • 詳細URL：https://www.geigeki.jp/performance/concert326/
• ［６］シャイニング・シリーズVol.20　東京文化会館チェンバーオーケストラ
  • 内容：東京音楽コンクール入賞者を中心としたチェンバーオーケストラ公演。指揮はエンリーコ・パガーノ、音楽監督の野平一郎の作品も演奏予定。
  • 日時：2026年2月22日（日）15:00開演（14:30開場）
  • 会場：東京文化会館　小ホール
  • 招待人数：15名様
  • 詳細URL：https://www.t-bunka.jp/stage/26742/
• ［７］ボンクリ･フェス2026　“Born Creative” Festival 2026　「アンサンブル・ノマドの部屋～室内楽アラカルト！」
  • 内容：アンサンブル・ノマドによる室内楽プログラム。ジャンルや形式を超えた多彩な作品を上演。
  • 日時：2026年3月1日（日）13:30開演（13:00開場）
  • 会場：東京芸術劇場　シアターウエスト
  • 招待人数：20名様
  • 詳細URL：後日公開

これらの公演へは応募フォームから申し込み、応募多数の場合は抽選となります。募集期間は2025年10月23日（木）14：00～12月21日（日）23：59です。当選連絡は2025年12月25日（木）頃を予定しています。

展覧会の無料観覧とデジタルスタンプラリーの仕組み

2026年3月1日（日）から4月5日（日）までの期間、18歳以下の方は下記の都立美術館・博物館等の展覧会や施設を無料で観覧できます。施設や展覧会により「会期を通してどなたでも無料」とあるものも含まれますが、該当期間中の18歳以下は無料対象となります。入場には年齢を確認できる証明書の提示が必要です。

同期間中にスマートフォンアプリを利用したデジタルスタンプラリーも実施され、条件をクリアすると景品が当たります。デジタルスタンプラリーの詳細は2026年2月下旬までにウェブサイトで公表されます。

対象施設と展覧会（無料観覧対象）

以下に、対象となる美術館・博物館と展覧会・対象内容を具体的に列記します。各施設名の横に所在地や会期等を併記し、会場ごとの扱いを明示します。

江戸東京たてもの園（武蔵小金井・花小金井）

特別展「昭和100年と江戸東京たてもの園」。園内の観覧料も無料。

東京都美術館（上野）

特別展「東京都美術館開館100周年記念　スウェーデン絵画　北欧の光、日常のかがやき」。会期を通して18歳以下無料。

東京都庭園美術館（目黒・白金台）

庭園入場が対象。

東京都写真美術館（恵比寿）

「恵比寿映像祭2026　コミッション・プロジェクト」（会期を通してどなたでも無料）、「APAアワード2026」、「W. ユージン・スミスとニューヨーク ロフトの時代」。

東京都現代美術館（清澄白河）

「Tokyo Contemporary Art Award 2024-2026 受賞記念展『湿地』」（会期を通してどなたでも無料）、「ソル・ルウィット　オープン・ストラクチャー」、「ミッション∞インフィニティ」、「MOTコレクション」。

各施設での入場手順や年齢確認方法、具体的な観覧方法の詳細は、入場方法等の案内を2月下旬までに公式サイトで公表します。やむを得ない事情により、内容が変更となる場合があるため、最新情報は必ず公式サイトで確認してください。

デジタルスタンプラリーの概要

スタンプラリーは、スマートフォンアプリを用いて都立美術館・博物館などのオリジナルスタンプを集める形式です。開催期間は展覧会の無料観覧期間と同じく2026年3月1日（日）～4月5日（日）です。

スタンプを集めて条件をクリアした参加者には景品が当たる形式で、景品内容や条件、応募方法の詳細は2026年2月下旬までにウェブサイトで案内されます。参加に際しての注意点や端末の推奨環境なども公式情報を確認する必要があります。

応募方法・注意事項と要点の整理

応募は専用フォームから行います。フォームURLは以下のとおりです。募集期間は2025年10月23日（木）14：00～12月21日（日）23：59です。応募多数の場合は抽選となり、当選者には2025年12月25日（木）頃にメールで通知されます。

申込フォームURL：https://business.form-mailer.jp/fms/ebd2738c305788
ウェブサイト（詳報・最新情報）：https://www.rekibun.or.jp/crossing/youth/

注意事項の要点

• 対象年齢は2007年4月2日以降生まれの18歳以下。
• 公演招待の当選者には同伴者1名までの同伴が認められている。
• 公演応募は抽選。募集期間内に専用フォームから申し込みが必要。
• 展覧会の無料観覧は会期内の指定期間（2026年3月1日〜4月5日）に限る。会場によっては「どなたでも無料」と記載の展覧会も含まれるが、年齢確認のため証明書提示が必要。
• デジタルスタンプラリーの詳細・景品等は2026年2月下旬までに公表。
• やむを得ない事情により、内容や日程が変更になる可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認。

この記事のポイント整理

以下の表は、本記事で紹介したWelcome Youth 2026の主要情報を一目で確認できるように整理したものです。応募・観覧を検討する際の確認用としてご活用ください。

この記事は発表されたプレスリリースの内容を基に全情報を網羅して整理したものである。詳細や手続き、入場方法の最終的な案内、スタンプラリーの正式ルールや景品等については、必ず公式サイトで最新情報を確認されたい。