11月29日開催 ユースファクトチェック選手権2025 エントリー受付開始

拡大して帰ってきた若者向けファクトチェック大会の全体像

株式会社Classroom Adventureは日本ファクトチェックセンター（JFC）と共催で、12歳から24歳を対象としたファクトチェック大会「ユースファクトチェック選手権2025」のエントリー受付を開始しました。本大会は国内予選を兼ね、上位チームがアジア規模の国際大会へ進出する仕組みです。リリースは2025年10月23日 16時56分に公表されています。

大会は、生成AIで作られた画像・動画や災害デマなど、現代の情報環境で頻出する「真偽不明な情報」を見抜く能力、すなわち検索力を競うものです。スマートフォンやSNSを日常的に使う若者にとって必要となる情報リテラシーを、チームで協力しながら学び、実践する場として設計されています。

公式名称と位置づけ

国内予選：ユースファクトチェック選手権2025（日本大会）
国際大会：GenAsia’25 Challenge（世界大会）

GenAsia’25 Challengeは、かつてGoogle社が主催していた「Youth Verification Challenge」を継承したもので、昨年に続く大会の2年目として、主催団体がアジアの複数国のファクトチェック団体と協力して運営します。

大会の仕組み、参加資格、スケジュールと賞金

大会は日本大会（オンライン開催）で上位3チームが国際大会へ進出するトーナメント形式です。参加資格やチーム編成、エントリー期限などの基本情報は以下の通りです。

参加者は実践的な検索技術とチームワークを駆使して、提示された情報の出所や真偽を判定します。問題には生成AIが関与した画像や動画の加工箇所を探す問題や、災害時のデマを見抜く問題などが含まれる点が想定されています。

大会概要（要点）

• 対象：12歳〜24歳
• チーム編成：2名または3名
• 日本大会開催日：2025年11月29日（土）14:00（オンライン）
• エントリー締切：2025年11月17日（月）23:59
• 大会公式HP：https://www.genasiachallenge.com/jp

スケジュール（プレイベント含む）

大会の主要スケジュールは次の通りです。参加前にプレイベントで基礎を学べる体制が用意されています。

1. 11月9日(日) 10:00 — 【対面】プレイベント（渋谷）
2. 11月22日(土) 14:00 — 【オンライン】キックオフイベント
3. 11月29日(土) 14:00 — 【オンライン】国内大会（ユースファクトチェック選手権2025）
4. 12月13日(土) 16:00 — 【オンライン】世界大会（GenAsia’25 Challenge）

オンラインキックオフは日本大会に申し込んだ参加者は自動的に参加登録される旨が明記されています。対面プレイベントは先着定員が設定されており、地域により参加が限定されます。

賞金と国際大会の位置付け

世界大会（GenAsia’25 Challenge）の賞金総額は約30万円（合計）。内訳は以下の通りです。

賞金は国際大会にて授与され、日本代表として上位入賞を目指すチームに対して支払われます。

プレイベントの内容と参加方法、実践的な学びの設計

大会前に開催されるプレイベントは、ファクトチェックの基礎と実践を学べる設計です。対面型とオンライン型の両方が用意され、初心者でも安心して参加できる支援体制が整えられています。

主催側はただ情報を検証させるだけでなく、ゲーム的な要素を取り入れたプログラムを通して、参加者が主体的に学べる場を提供します。

対面プレイベント（東京・渋谷）の詳細

日時：2025年11月9日(日) 10:00 – 13:00

場所：スマートニュース株式会社本社イベントスペース（東京都渋谷区） 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前６丁目２５−１６ いちご神宮前ビル

対象

12歳〜24歳（先着35名）

締切

2025年11月7日(金) 23:59

当日はClassroom Adventureが開発したファクトチェック体験ゲーム「レイのブログ」や、過去問題を使った「模擬体験」によって、実践的にスキルを高める構成です。日本ファクトチェックセンター（JFC）編集長・古田大輔氏による講演も予定されています。

オンラインキックオフの特徴

日時：2025年11月22日(土) 14:00〜（全国参加可能）

オンラインでは、大会の傾向解説やプロからのコーチングが行われます。日本大会に申し込んだ参加者は自動的にこのオンラインイベントに参加できる仕組みです。

運営体制、協力団体、過去実績と関連情報

本大会はEdTechスタートアップと非営利のファクトチェック団体がタッグを組む形で運営されます。専門性と教育設計の双方を兼ね備えた運営体制が強みです。

昨年は新体制の初年度として全世界から3,400人が参加し、参加規模は大きなインパクトを残しました。昨年の世界大会では台湾代表が優勝しており、今年は規模の拡大が見込まれています。

主催・運営

主催

株式会社Classroom Adventure

共催／協力

日本ファクトチェックセンター（JFC）

Classroom Adventureは慶應義塾大学の現役学生が立ち上げたEdTechスタートアップで、情報リテラシープログラム「レイのブログ」は世界10カ国で20,000人以上が体験しています。「レイの失踪」は自治体と連携して教育現場に導入されており、2024年以降、ファクトチェック世界大会の主催も引き継いでいます。2024年には朝日新聞社大学SDGs Action! Awardsグランプリなど複数の受賞実績があります。URL：https://classroom-adventure.com

日本ファクトチェックセンター（JFC）は、セーファーインターネット協会が設立した非営利機関であり、国際基準に基づくガイドラインと5段階の判定基準を採用して透明性の高いファクトチェックを実施しています。URL：https://factcheckcenter.jp/

国際パートナー（各国ファクトチェック団体）

• 台湾：台湾ファクトチェックセンター（台灣事實查核中心） — https://tfc-taiwan.org.tw/
• モンゴル：Mongolian Fact‑Checking Center (MFCC) — https://mfcc.mn/
• タイ：Cofact Project — https://blog.cofact.org/th/
• インド：DataLeads — https://dataleads.co.in/

これらの団体と連携して、GenAsia’25 Challengeはアジア規模の国際大会として運営されます。

昨年の成績（日本大会の入賞チーム）

前回の国内大会入賞チームは以下の通りです。参加校や所属が続記されており、世代横断的な参加が見られます。

• 1位：K2の新参者（慶應義塾大学）
• 2位：秋元 税所 那須（日本大学高校）
• 3位：WESTMAK（洛星中学）
• 4位：先端限定（上野学園高校）
• 5位：SAK（日本大学高校）

昨年の世界大会では台湾代表チームが優勝し、アジア地域の情報検証スキルの高さを示しました。

重要な申込情報、問い合わせ先、関連資料の入手方法

エントリーやプレイベントの申込み方法、締切日、問い合わせ先は以下の通りです。参加希望者は応募締切に留意してください。

日本大会エントリー締切：2025年11月17日（月）23:59

対面プレイベント応募締切：2025年11月7日（金）23:59（先着35名）

• 大会公式HP：https://www.genasiachallenge.com/jp
• Classroom Adventure（問い合わせ）：info@classroom-adventure.com
• 日本ファクトチェックセンター（問い合わせ）：info@factcheckcenter.jp

プレスリリース内で使用されている画像ファイルはダウンロード可能となっており、イベント関連のビジュアル素材が提供されています。

上記は大会の主要情報を整理したものです。エントリーやプレイベントの詳細は大会公式サイトに掲載されているため、参加を検討する場合は公式の案内や募集要項を参照してください。