河合祥一郎新訳『冬物語／シンベリン』刊行、Xでプレゼント

シェイクスピア新訳が再び注目を集める理由とドラマでの使用

株式会社KADOKAWAは2025年10月27日12時00分付のリリースで、河合祥一郎氏による角川文庫のシェイクスピア新訳シリーズ最新刊『新訳　冬物語／シンベリン』の発売と、それを記念したX（Twitter）でのプレゼントキャンペーンを発表しました。リリース発表日は2025年10月27日です。シリーズは2003年の刊行開始以来続いており、本作は通算16作目にあたります。

2025年は舞台やドラマでシェイクスピア作品が話題になった年であり、現在放映中の三谷幸喜氏脚本のドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこになるのだろう」（フジテレビ 水曜22時～）でも冒頭に用いられるシェイクスピアの名台詞は、河合祥一郎氏による訳が使用されています。三谷幸喜氏は本書の推薦文で「エンタメの原点、シェイクスピア。大先輩の偉大さに打ちのめされています。」と評しています。

ドラマと翻訳の関係

ドラマにおける翻訳の採用は、原作の言葉のリズムや訳文の質が作品理解に直結するため、訳者の力量が問われます。河合氏の訳は学術的な裏付けと日本語のリズムに配慮した表現が評価され、映像作品でも採用される理由の一つとなっています。

本稿では、刊行情報とキャンペーンの詳細、書籍の特色や著者プロフィールを網羅的に整理します。

キャンペーンの内容と応募方法――応募から当選までの流れを詳述

角川文庫による『新訳　冬物語／シンベリン』発売を記念して、2025年10月27日正午からX（Twitter）上でプレゼントキャンペーンが実施されます。賞品は『新訳　冬物語／シンベリン』1冊を抽選で3名に贈呈するものです。応募締切や当選発表、注意事項を含め、以下に全情報を整理します。

応募にはX（Twitter）のアカウントが必要で、公式アカウントのフォローと所定の投稿のリポストが必須条件です。抽選や発送に関するスケジュール、応募不可条件なども明記されています。

応募方法（必須項目）

1. X（Twitter）のKADOKAWA翻訳書籍公式アカウントをフォローする。アカウント名は @kadokawahonyaku です。
2. 所定のキャンペーン投稿をRP（リポスト）する。
3. これでエントリー完了です。あらかじめ注意事項を確認してください。

応募締切は2025年11月5日（水）23:59 RP分までです。抽選で3名に当選が決定し、当選者には2025年11月7日（金）ごろ、X（Twitter）のDM（ダイレクトメッセージ）にて「@kadokawahonyaku」より通知が行われます。

当選後の手続きとして、当選者は2025年11月14日（金）23時59分までに専用フォームへ賞品送付先を登録する必要があります。期日内の登録が確認できない場合は当選が無効となる可能性があります。

応募上の注意事項と運営に関する条件

応募に関する禁止事項や運営上の条件は詳細に定められています。応募前に必ず全ての注意事項を確認することが求められます。

以下に該当する場合は応募を受け付けられません。該当条件は運営上の公平性確保および規約順守のための措置です。

• X（Twitter）に非公開アカウントで応募した場合
• 懸賞応募用アカウントやボット（bot）からの応募の場合
• 当選発表以前に応募投稿を削除した場合
• 当選発表以前に公式アカウント（@kadokawahonyaku）へのフォローを解除した場合
• 第三者の権利を侵害する内容、公序良俗に反する内容など、株式会社KADOKAWAが不適切と判断した場合

そのほかの重要事項として、応募にはX（Twitter）への登録（無料）が必要であり、応募にかかる通信料は応募者の負担です。賞品発送は2025年11月下旬を予定しており、発送先は日本国内に限られます。

当選賞品の譲渡（転売やオークション出品を含む）は禁止されています。譲渡が明らかになった場合、当選取り消しや賞品返還が求められることがあります。キャンペーンはKADOKAWAの主催であり、X（Twitter）およびX Corp.とは関係がありません。

また、X（Twitter）および関連ツールの動作に関する不測の障害により、キャンペーンを予告なく変更・中止する場合があること、応募に際して提供された個人情報はKADOKAWAのプライバシーポリシーに従って取り扱われること、応募に際して生じた損害についてKADOKAWAは重過失がある場合を除き賠償責任を負わない旨も明記されています。

『新訳　冬物語／シンベリン』の刊行情報と作品の特色

本書は角川文庫より刊行された河合祥一郎氏によるシェイクスピアの新訳シリーズ最新刊です。刊行情報、書誌データ、作品の見どころを下記にまとめます。

刊行日は2025年10月24日（金）で、定価は1,386円（本体1,260円＋税）です。判型は文庫判、ページ数は448ページ、ISBNは978-4-04-116559-1、発行は株式会社KADOKAWAとなっています。KADOKAWAオフィシャルの書誌詳細ページや関連リンクは、https://www.kadokawa.co.jp/ に掲載されています。

作品紹介と読書のポイント

本書はシェイクスピアの代表的なロマンス劇2作を収録しています。『冬物語』では、シチリア王が妃ハーマイオニと親友ボヘミア王の密通を疑い、親友の暗殺を臣下に命じ、妊娠中の妻を投獄し、生まれた赤子を捨てるという悲劇的な展開が描かれます。『シンベリン』では、ブリテン王女と身分違いの結婚をしたポステュマスが宮廷を追放され、伊達男による賭け事が物語を動かす筋立てが示されます。

書籍が提示する主題としては「嫉妬に狂い家族を破壊した男を、女は許せるのか？」という問いが中心に据えられています。河合氏の訳はライムを含む原文の韻律にも配慮していることが特徴で、音読した際にも心地よいリズムが感じられる点が強調されています。

• 晩年の代表的ロマンス劇で上演多数の名作
• 日本初のライム全訳を含む決定版と位置づけられていること
• 嫉妬が家族と人生を破壊する過程と再生の可能性の提示
• シェイクスピアの人生と作品の共通点を読み解く視点
• 最新研究に基づく徹底解説・詳細注釈付き

著者略歴

ウィリアム・シェイクスピア

1564年、イギリス中部ストラットフォード生まれ。18歳でアン・ハサウェイと結婚し、ロンドンで劇作家・俳優として活躍。1616年没。フォリオ版をはじめとする原典が本書の底本資料となっています。

河合祥一郎

1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。東京大学教授。著書に『ハムレットは太っていた！』『シェイクスピア　人生劇場の達人』などがあり、サントリー学芸賞受賞歴を有する。角川文庫のシェイクスピア新訳シリーズほか、多くの訳書を手掛ける。

問い合わせ先とまとめ表

キャンペーンに関する問い合わせはKADOKAWAカスタマーサポートへ、問い合わせ時は必ず「冬物語発売記念キャンペーンについて」と明記することが求められています。サポートページは https://kdq.jp/kdbook です。また、KADOKAWA翻訳書籍公式アカウント（X）は https://x.com/kadokawahonyaku です。

以下に本記事で扱った主要事項を一覧表として整理します。重要な日付、応募方法、書誌情報、連絡先を一目で確認できるようにまとめています。

以上が発表内容の要点と詳細な情報の整理です。応募に際しては本文中の注意事項を確認のうえ、指定の方法でエントリーしてください。