LOX-index累計100万件突破 データ公開と記念キャンペーン開始
ベストカレンダー編集部
2025年10月27日 18:52
LOX-index100万件突破
開催日:10月27日
LOX-indexが累計100万件を突破──血液が示す“血管のサイン”とは
予防医療分野で検査サービスを提供する株式会社プリメディカ(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:富永 朋)は、脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを評価する血液検査「LOX-index」の累計検査数が100万件を突破したと、2025年10月27日16時に発表しました。本発表は2012年のサービス提供開始以来、全国の医療機関や健診施設で蓄積されたデータの節目を示すものです。
厚生労働省「人口動態統計(2024年)」を引用し、心疾患と脳血管疾患が日本の主要な死因となっている現状を踏まえ、本検査の意義が改めて示されています。これらの疾患は発症前に自覚症状が乏しいことが多く、血管内で進行する炎症や酸化ストレスを外部から測ることが予防につながると位置付けられています。
検査の仕組みと測定項目
LOX-indexは血液中の2つの指標を測定します。1つは血中で酸化した超悪玉コレステロール、すなわち酸化変性LDL(LAB)、もう1つはその酸化変性LDLを血管壁に取り込む受容体タンパク質LOX-1です。これらを同時に評価することで、将来の脳梗塞や心筋梗塞の発症危険度を数値化します。
検査開始以降、LOX-indexは全国で導入が進み、累計受検者数は100万人超、導入施設数は2,900軒以上に達しており、疾患リスク検査として国内でも大規模なデータベースが形成されています。
- 注意事項
- 本検査は医師の診断を代替するものではありません。検査結果に基づき行う機器検査や精密検査等の費用は保険診療適用外となる場合があります。
- 脳梗塞・心筋梗塞の発症や動脈硬化の進行は、他の健康診断や精密検査の結果を総合的に判断する必要があります。
100万件分のビッグデータが示した3つの注目点
蓄積された100万件超のデータは、個人のリスク把握だけでなく集団傾向を可視化する基盤となっています。プリメディカはこの節目を機に、全国規模のリスク傾向をまとめた「100万件のビッグデータ」を公開しています。
公開データから読み取れる主なポイントは三つに整理できます。性別や世代、地域別の分布、受検の継続性がもたらす変化など、検査結果の実用的な活用につながる知見が含まれています。
① リスク分布の全体傾向:中高リスク以上は約7%
100万件超のデータをもとにしたリスク分類の分布は次の通りです。低リスク群:64%、中リスク群:29%、中高リスク群:3%、高リスク群:4%。男女間で大きな差は見られず、男女ともに中高リスク群以上(異常高値群)はおおむね7%程度存在するという結果でした。
この分布は、検査を受けた集団の中で早期に注意を要する個人が一定の割合で存在することを示しています。検査データの活用により、臨床や健診での対応方針の策定が進む可能性があります。
- 低リスク:64%
- 中リスク:29%
- 中高リスク:3%
- 高リスク:4%
② 受検者の年代別・性別・地域別分布
年代別の受検件数は働き盛りの世代が多数を占め、上位は次の通りです。50代:340,933件(最多)、60代:250,985件、40代:242,489件となりました。性別では男性が63.8万件、女性が37.6万件で、男性の受検が全体の6割以上を占めています。
地域別では受検数が多い都道府県は東京都、大阪府、愛知県の順で、都市部を中心に導入・受検が進んでいることがわかります。こうした地域・年代・性別の分布は、健診の実施環境や受診行動の差が反映されます。
③ リピート受検の実態と変化傾向
全受検者のうち約21%が複数回LOX-indexを受検しています。最も多い方は25回以上の受検を行っており、定期的な測定を通じた変化追跡が可能です。
リピート受検者の中央値の推移を見ると、初回のLOX-index値中央値が772であったものが、3回目では629にまで低下しており、生活習慣の見直しや医療機関での対応が行動変容として現れている可能性が示唆されています。
100万件突破記念:データ公開と「3つのありがとうキャンペーン」
100万件突破を記念して、プリメディカはデータ公開と感謝企画を実施します。第一弾として、全国規模のリスク傾向を可視化した「100万件のビッグデータ」の公開と、受検者を対象としたプレゼントキャンペーンを同時に開始しています。詳細は特設ページで閲覧可能です(https://lox-1million.premedica.co.jp/)。
キャンペーンは期間限定で実施され、参加条件や応募方法は特設ページに明記されています。参加には専用アプリの利用が必要ですので、所定の手順に従って登録することが求められます。
キャンペーンの概要と参加方法
開催期間は2025年10月27日(月)~2026年3月31日(火)となります。対象はLOX-indexを過去に一度でも受検した方、あるいは期間中に受検する方です。
参加方法は次の通りです。まず「プリメディカ検査登録」アプリをダウンロードし、LOX-indexの結果報告書に記載された受検コードでアプリに検査を登録します。登録した方を対象に抽選で賞品が当たります(アプリのダウンロード:https://premedica.onelink.me/Zdxl/2irun92m)。
- 期間:2025/10/27~2026/3/31
- 対象:過去にLOX-indexを受検した方、または期間中に受検した方
- 参加方法:プリメディカ検査登録アプリに受検コードで登録
プレゼント内容
本キャンペーンの賞品は血圧ケアや運動、健康食品、電子ギフトなど多岐に渡ります。抽選で当選者に発送されます。
- オムロン ヘルスケア 上腕式血圧計 HCR-7204T:5名
- セントラルスポーツ 直営スポーツクラブ インビテーションカード:10名
- ミツカン 健康食品セット:100名
- Amazonギフトカード 1,000円分:100名
応募方法や詳細は特設ページ(https://lox-1million.premedica.co.jp)を確認してください。
プリメディカの事業と検査提供体制
プリメディカは重大疾患発症リスクを早期に判定する検査の研究開発や販売を中心に、予防医療に特化した事業を展開しています。同社はLOX-indexのほか腸内フローラ検査「Flora Scan」などの検査サービスも提供しており、全国の医療機関と連携して運用を進めています。
2025年10月時点で、同社が提供する検査サービスは累計で130万人以上に受検され、各種サービスは全国4,400施設以上の医療機関を通じて提供されています。会社概要の要点は以下の通りです。
- 会社名
- 株式会社プリメディカ
- 本社所在地
- 東京都港区芝公園2丁目3-3 寺田ビル 5階
- 設立
- 2010年7月
- 代表
- 富永 朋(代表取締役社長 兼 CEO)
- 事業内容
- 予防医療事業、最先端医療の研究開発事業
LOX-indexのサービス詳細や利用方法は、サービスページ(https://lox-index.com/ または https://lox-index.com/user/)で案内されています。
要点の整理
ここまでに示された本発表の主要な事実を表形式で整理します。数値や期間、参加方法などを明示することで、発表内容を短時間で把握できるようにまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年10月27日 16:00 |
| 発表者 | 株式会社プリメディカ(代表:富永 朋) |
| 検査名 | LOX-index(脳梗塞・心筋梗塞発症リスク検査) |
| 累計検査数 | 100万件突破(累計受検者数 100万人超) |
| 導入施設数 | 2,900軒以上(LOX-index) |
| 測定項目 | 酸化変性LDL(LAB)およびLOX-1(タンパク質) |
| リスク分布 | 低:64%、中:29%、中高:3%、高:4%(異常高値群 約7%) |
| 年代別受検上位 | 50代:340,933件、60代:250,985件、40代:242,489件 |
| 性別受検 | 男性:638,000件、女性:376,000件(概数) |
| リピート率 | 約21%(複数回受検者)、中央値の推移:初回772→3回目629 |
| 記念キャンペーン期間 | 2025年10月27日~2026年3月31日 |
| キャンペーン参加方法 | プリメディカ検査登録アプリにLOX-indexの受検コードを登録(アプリDL:https://premedica.onelink.me/Zdxl/2irun92m) |
| キャンペーン特設ページ | https://lox-1million.premedica.co.jp/ |
| サービスページ | https://lox-index.com/(および https://lox-index.com/user/) |
以上が今回の発表に含まれる主要な事実の整理です。LOX-indexの100万件突破は、検査を通じた個別のリスク把握に加え、集団規模での傾向分析や健診・医療の現場での活用可能性を高める契機となります。詳細なデータや年表、キャンペーンの応募方法は特設ページで確認できます。
参考リンク: