11月6日オープン|ルメール発CL旗艦店が京都に誕生
ベストカレンダー編集部
2025年10月28日 21:54
CL旗艦店グランドオープン
開催日:11月6日
ルメール発、新しい「競馬のある日常」──CL FASHION & CAFEが京都に誕生
JRA騎手クリストフ・ルメールが創設したファッションブランドCL by C.ルメールが、ブランド初の旗艦店として「CL FASHION & CAFE」を2025年11月6日(木)に京都市中京区でグランドオープンします。店舗はファッションとカフェ、そして競馬カルチャーを一体化したコンセプトストアで、ブランドの理念である「競馬を、日常に。」を具現化する場となります。
このオープンは、競馬ファンに向けたユニフォーム的なファッションを提示するだけでなく、競馬の美学や職人技術を日常に取り込む取り組みとして位置づけられます。ルメール氏自身のコメントはブランドの方向性と狙いを明確に示しており、国内外の競馬文化をファッションを通して伝播させる意図が強調されています。
創設者の意図とブランドの方向性
クリストフ・ルメールは「日本には600万人の競馬ファンがいると言われ、世界にはその10倍もいる」と指摘し、競馬場へ行くための専用ユニフォームを作るブランドの欠如を課題として挙げています。CL by C.ルメールは、競馬ファンに誇りあるアンバサダーになってもらい、ストリートへと競馬の美学を広げることを目指しています。
ブランドは2022年に京都で立ち上げられ、ジョッキー発の視点を活かしたデザインと日本のクラフトマンシップの融合を掲げています。情熱・品格・精密さといった競馬の特性を現代の服飾表現へ反映させることで、競馬を単なるスポーツではなく文化・美学として再定義する取り組みを続けています。
空間構成と体験──2フロア・5つのゾーンで伝える競馬の世界
CL FASHION & CAFEは合計175㎡の2フロア構成で、店内は明確に分けられたゾーニングにより、来訪者が競馬の物語を段階的に体験できる設計です。1階は展示とカフェ、2階は販売と展示の融合という役割分担がなされています。
各ゾーンは競馬の象徴や実物資料、料理やスイーツを通して競馬にまつわる情景を日常へと引き寄せます。展示品には騎手仲間や馬主、JRA、そしてルメール騎手本人の私物コレクションの協力があり、希少性と説得力のある展示が並びます。
1階の構成と提供メニュー
1階には「パドック」と「レーストラックカフェ」という、展示と飲食が融合したゾーンがあります。パドックでは日本および海外の競馬トロフィーが象徴的に展示され、訪問者が競馬の栄光を視覚的に体験できます。
レーストラックカフェは競馬にちなんだメニューを提供します。代表的なメニューとして、GⅠ最多勝利馬であるアーモンドアイにオマージュを捧げた「アーモンド・クレームブリュレ」や、2017年日本ダービー馬レイデオロをモチーフにしたアイシングクッキーなど、競馬をテーマにしたスイーツのラインナップが用意されています。
2階の構成:ブティックと展示による深掘り体験
2階はファッションと舞台裏の体験を中心に構成されています。ブティックでは競馬の色彩やシンボルから着想を得たアイテムを販売し、ジョッキールームとウイニングサークルでは競馬の舞台裏や職人技の紹介が行われます。
ジョッキールームには実際に使用されたジョッキーのヘルメット、ブーツ、勝負服などが展示され、観覧者は競馬の準備や装備の細部に触れることで、騎手の視点を身近に体感できます。ウイニングサークルは特別コレクションや日本の職人によるクラフトマンシップを紹介する企画展示の場として機能します。
製品の特徴とサステナビリティ、地域との連携
ブティックで販売される製品はすべて日本製で、限定数生産のファッションアイテムが約60種類揃います。ポロシャツやTシャツなど日常着に落とし込まれたデザインは、ジョッキーの勝負服やレースのエネルギーを感じさせるディテールを取り入れています。
製造は京都・和歌山・奈良などの国内工房との協業で行われ、地域産業の継承と発展に寄与することを明確に掲げています。また、ブランド活動を通じて引退競走馬支援団体への寄付を行うなど、社会的・サステナブルな側面にも配慮しています。
生産と流通の仕組み
製品ラインは限定生産が基本で、品質管理は国内の工房ネットワークによって行われます。生産地の職人技を活かした工程により、細部の仕上げや素材選定に拘りが見られます。
流通・販売は旗艦店のブティックを中核に、オンライン展開および今後の販売チャネルの拡張を見据えた展開が想定されます。個々のアイテムは日本製であることを強調しつつ、競馬文化を体現するデザイン性を前面に打ち出しています。
店舗情報、アクセス、関係情報の整理
「CL FASHION & CAFE」は京都市中心部、住所は〒604-8182 京都市中京区大阪材木町690-3です。営業時間は11:00〜18:00、定休日は火曜日と水曜日で、電話番号は075-600-9552です。公式サイトはhttps://c-lemaire.co.jp/となっています。
ソーシャルメディアにも公式アカウントがあり、Instagram: @cl_by_c.lemaire、YouTubeチャンネル、Facebookページ、X(旧Twitter)アカウントにてブランド情報や店舗情報が発信されます。これらのチャネルを通じて商品情報や展示、イベント情報の告知が行われる予定です。
クリストフ・ルメールの略歴とブランド背景
クリストフ・ルメールは1979年生まれのフランス出身で京都在住。2015年よりJRA通年免許を取得し、7度のJRAリーディングジョッキーに輝いた実績を持ち、世界ランキング1位を記録したトップジョッキーです。フランス、ドバイ、香港、オーストラリア、アメリカ、イギリスなど世界各地でGI勝利を収めています。
ルメール氏の競走馬に対する造詣と国際的な視点がブランドのクリエイティブと運営に反映されており、ジョッキー発ブランドとしての独自性を生んでいます。競馬文化の普及とファッション表現の両立を図る活動は、地域産業や社会貢献との接点も持ちます。
要点の整理(表形式)
以下の表に本記事で紹介した主要項目を整理しました。店舗の基本情報、フロア構成、提供サービスやブランドの理念を一覧化しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店舗名 | CL FASHION & CAFE(CL by C.ルメール 旗艦店) |
| グランドオープン | 2025年11月6日(木) |
| 住所 | 〒604-8182 京都市中京区大阪材木町690-3 |
| 営業時間 / 定休日 | 11:00-18:00 / 火曜・水曜定休 |
| 電話番号 | 075-600-9552 |
| 店舗面積 / 構成 | 全175㎡、2フロア(1階:パドック・レーストラックカフェ / 2階:ブティック・ジョッキールーム・ウイニングサークル) |
| 主な提供メニュー・展示 | アーモンド・クレームブリュレ、レイデオロモチーフのアイシングクッキー、日本および海外の競馬トロフィー、騎手の用具展示等 |
| 商品特徴 | 日本製・限定数生産のファッションアイテム 約60種類、京都・和歌山・奈良の工房と協業 |
| ブランド理念 | 「競馬を、日常に。」—競馬の情熱・品格・精密さをファッションとクラフトで表現 |
| 公式サイト / SNS | https://c-lemaire.co.jp/ 、Instagram: @cl_by_c.lemaire、YouTube、Facebook、X |
| 創設者 | クリストフ・ルメール(1979年生、フランス出身、京都在住。JRA騎手) |
本稿では、CL by C.ルメールが提示する新たな競馬の見せ方と、京都における旗艦店の具体的な構成、商品や展示、基本的な実務情報を網羅して整理しました。店舗は競馬に親しむ人に向けた場であると同時に、初めて競馬に触れる人にとっても競馬の価値を視覚・味覚・触覚で理解できる設計となっています。
参考リンク: