NINZIAのうどん・欧風カレーが農水省ローリングストックに掲載

NINZIAが農水省掲載

開催日:10月28日

NINZIAが農水省掲載
いつから買えるの?
NINZIA欧風カレーは2025年11月から一般販売開始予定、NINZIAうどんは2026年以降に順次発売予定です。公式オンラインショップや取扱店舗での販売が見込まれます。
どうして備蓄に向いてるの?
完全植物性で常温長期保存に適し、欧風カレーは開封してそのまま食べられるレディ・トゥ・イート形態。日常食として回すローリングストック運用がしやすい点が強みです。

政府の「NIPPON FOOD SHIFT」に選ばれた理由と掲載の詳細

あたらしい食のカタチをつくるテクスチャ・エンジニアリング・スタートアップ、株式会社NINZIA(本社:神戸市中央区、代表取締役:寄玉昌宏)の防災食品「NINZIAうどん」と「NINZIA欧風カレー」が、農林水産省が推進する「食から日本を考える。NIPPON FOOD SHIFT」キャンペーンの公式ウェブサイト内、ローリングストック特集ページにオススメのアイテムとして掲載されました。

掲載媒体は農林水産省の公式ウェブサイトで、掲載ページは次のURLです:
https://nippon-food-shift.maff.go.jp/2025/rollingstock.html。掲載対象商品は「NINZIAうどん」「NINZIA欧風カレー」「NINZIA BOSAI(ニンジャボウサイ)」の3点で、同省のローリングストック提案において、日常食としても取り入れやすい備蓄食品として推奨されています。

「NINZIAうどん」「NINZIA欧風カレー」が 農林水産省「NIPPON FOOD SHIFT」ローリングストック特集ページに掲載 画像 2

掲載の背景とタイムライン

掲載は2025年10月28日付けの発表に基づいています。製品の一般販売については、「NINZIA欧風カレー」が2025年11月より「NINZIAうどん」が2026年より順次一般販売開始予定とされています。プレスリリースでは、オフィスや家庭での常備を促すための日常食化(フェーズフリー食品)を重視する方針が示されています。

本掲載は、行政の推奨リストに載ることでローリングストックの普及に寄与すると同時に、企業や自治体の備蓄運用における「見せる備蓄」「食べる備蓄」という新たな運用モデルの提示にもつながります。

「NINZIAうどん」「NINZIA欧風カレー」が 農林水産省「NIPPON FOOD SHIFT」ローリングストック特集ページに掲載 画像 3

製品の特徴:日常食としての備蓄と利用イメージ

NINZIAの防災食品は「見せる・味わう・植物性」をテーマに設計されています。災害時のみならず、普段の食事として取り入れやすくすることで、自然なローリングストックを実現する点が特徴です。

具体的な製品特徴は以下の通りです。いずれも動物性油脂を使わない完全植物性(プラントベース)で、グルテンフリーの観点も重視しています。常温保存に適し、オフィスや学食、家庭の備蓄に適した仕様となっています。

  • NINZIA BOSAI 欧風カレー:出汁も肉も完全植物性。独自のこんにゃくペースト「NINZIA PASTE」と大豆から作るプラントベースの“ゴロッとしたお肉”を特徴とし、湯煎や水を使わず開封してそのまま食べられるレディ・トゥ・イートの形態。
  • NINZIAうどん:こんにゃく食物繊維による食感創生技術と不二製油の植物性技術「MIRACORE®」を融合。関西出汁のスープを内包しつつ常温長期保存で麺が伸びにくく、うどん本来のコシと滑らかな食感を維持。
「NINZIAうどん」「NINZIA欧風カレー」が 農林水産省「NIPPON FOOD SHIFT」ローリングストック特集ページに掲載 画像 4

ローリングストックとしての運用メリット

日常的に消費できる味付けと保存性により、賞味期限前の廃棄を減らすことが期待されます。プレスリリースでも、自治体備蓄の約4分の1が消費期限切れで廃棄されるという指摘があり、防災食の「隠れ食品ロス」解消が重要な課題として挙げられています。

また、オフィスに「見せる防災食」として設置することで社食・学食として普段から使われ、備蓄の回転率が高まる運用が想定されています。備蓄場所の可視化と社員間での共有によって、災害時の対応の迅速化や備蓄不足リスクの低減にもつながる設計です。

「NINZIAうどん」「NINZIA欧風カレー」が 農林水産省「NIPPON FOOD SHIFT」ローリングストック特集ページに掲載 画像 5

技術と素材:NINZIA PASTE と食感創成の核心

NINZIAのコア技術は、日本古来の蒟蒻(こんにゃく)由来の食物繊維「グルコマンナン」を活用した食感創成技術にあります。単なるプラントベース化ではなく、食べる楽しさそのものを再現することを目的としています。

独自素材のNINZIA PASTE(ニンジャペースト)は、従来の蒟蒻を固め切らずにペースト状に保持することで、食感や機能性に新たな価値を与えた次世代素材です。複数のユニークな特性を備えます。

主な物性と機能
– 血糖値上昇抑制に関わる特殊な機能性。
– のど越しの良さ(通常のグルコマンナンと異なる食感)。
– プロテインのような熱凝固性や氷温下での凝固性。
– レトルト耐性を持つ強固で不可逆なゲルの物性。

これらの特性により、ヘルシースナックの糖蜜・砂糖代替、衛生的なプラントベースのシーフード代替、ヴィーガンミート、防災食の改良など、応用領域が幅広く想定されています。企業間協業により世界の様々な食品ジャンルへ技術提供を進める方針が示されています。

「NINZIAうどん」「NINZIA欧風カレー」が 農林水産省「NIPPON FOOD SHIFT」ローリングストック特集ページに掲載 画像 6

実証と紹介メディア

NINZIAはTokyo Innovation Base(TIB)での実証事業や、大阪府での事業概要説明(旧社名Sydecasとして紹介)などの実績が明記されています。製品・技術の紹介用動画も用意されており、技術的な説明と導入事例を通じて外部パートナーや市場に対する理解を深めています。

これらの取り組みは、技術の社会実装や自治体・企業との連携を通じて、より持続可能で機能的な備蓄システムの普及を目指すものです。

調査結果・企業情報・販売情報の整理

プレスリリースでは、NINZIAが防災の日に実施した調査(対象:300名)の結果が示されています。調査によれば、防災食に対するイメージとして「防災食は美味しくない」49%「賞味期限の管理が大変」53%という回答があり、防災食の味・管理双方に課題があることが示されています。また企業の備蓄場所については「知らない」40%、「備えていない」35%という回答もあり、備蓄運用の実効性確保が求められています。

以下に、NINZIAの基本情報や公開されているリンク、販売開始時期などを整理します。公表されている情報は企業所在地や公式サイト・オンラインショップのURLも含まれます。

項目 内容
掲載媒体 農林水産省「食から日本を考える。NIPPON FOOD SHIFT」公式ウェブサイト(ローリングストック特集)
掲載URL https://nippon-food-shift.maff.go.jp/2025/rollingstock.html
掲載商品 NINZIAうどん、NINZIA欧風カレー、NINZIA BOSAI(ニンジャボウサイ)
販売開始時期 NINZIA欧風カレー:2025年11月より、NINZIAうどん:2026年より順次一般販売開始予定
企業名 株式会社NINZIA(旧:株式会社Sydecas)
本店所在地 650-0035 神戸市中央区浪花町56番地 KiP内
大阪オフィス&ラボ 555-0011 大阪市西淀川区竹島2丁目6番18号 ガリレイグループ本社ビル内MILAB
公式ウェブサイト https://ninzia.jp/
オンラインショップ https://store.ninzia.jp/

製品はオフィスの社食や学食、家庭のローリングストックとして設置・利用されることを想定して開発されています。植物性かつグルテンフリーという特性は、食の制限を持つ人々にも利用しやすい設計です。

本記事で示した情報は、2025年10月28日付けのNINZIAによる公式発表の内容を基にしています。掲載ページや企業サイトには製品の写真・動画・技術解説資料が用意されており、技術面や実際の運用イメージを確認することができます。

本記事の要点まとめ
テーマ 詳細
掲載先 農林水産省「NIPPON FOOD SHIFT」ローリングストック特集ページ(https://nippon-food-shift.maff.go.jp/2025/rollingstock.html)
掲載商品 NINZIAうどん、NINZIA欧風カレー、NINZIA BOSAI
販売時期 欧風カレー:2025年11月、うどん:2026年より順次
技術の核 蒟蒻由来のグルコマンナンを用いた食感創成技術と次世代素材NINZIA PASTE
調査データ 対象300名:防災食は美味しくない49%、賞味期限管理が大変53%、企業の備蓄場所「知らない」40%、「備えていない」35%
企業情報 株式会社NINZIA(旧:Sydecas)、神戸本店・大阪オフィス&ラボ、公式サイトhttps://ninzia.jp/、オンラインショップhttps://store.ninzia.jp/

上記の表は、本リリースで提示された主要情報を整理したものです。掲載ページや企業の公開資料には、製品の詳細スペックや導入事例、技術解説動画などが提示されているため、ローリングストック導入を検討する際の参考情報として利用できます。

参考リンク: