ダンガン文庫主催 第1回ラノベ企画コンテスト、締切11/30

作家と編集が共に磨くための新しい試み：第1回ラノベ企画コンテストの趣旨

株式会社BookBaseは、ダンガン文庫レーベルによる「第1回ラノベ企画コンテスト」を発表しました。本リリースは2025年10月30日17時00分に発表され、ライトノベルの企画（プロット）を軸にした公募形式のコンテストであることが明記されています。

本コンテストは単純な作品募集ではなく、企画段階のプロットを評価し、入選後に担当編集者と二人三脚で作品を完成させ出版を目指すことを目的としています。近年のライトノベル界で試みられている多様な手法や表現を踏まえ、編集と作家の協働によって新たな表現や作家を輩出することを狙いとしています。

コンテストの位置づけと評価軸

審査は企画の独創性、シリーズ化可能性、テーマ性（メッセージ）などを重視します。応募者は大枠で用意された6つの企画タイプ（A〜F）から選び、それぞれのタイプに沿って革新的な企画を提出する必要があります。

評価は企画（プロット）単体で行われる一次審査と、一次通過者による本文審査を経て最終判断されます。入選企画は担当編集者とともに企画のブラッシュアップを行い、完成原稿と出版を目指す体制が用意されています。

6つの企画タイプと応募条件の詳細

応募にあたっては、まず6つの企画タイプ（A〜F）のいずれかを選んで応募する必要があります。各タイプは主人公の属性、舞台・ジャンル、作品の方向性が指定されており、これらの要素を踏まえた企画が求められます。

また対象作品の共通条件として、男性主人公であること、シリーズ化が可能であること、およびテーマ／メッセージ性を持つことが挙げられています。応募資格はプロ・アマ問わず、デビュー済みの作家も未デビューの方も応募可能です。

企画タイプ一覧（A〜F）

• A：主人公指定なし / 舞台・ジャンル：サバイバル / 作品の方向性：ひりひり
• B：主人公：クリエイター / 舞台・ジャンル：現代 / 作品の方向性：熱い
• C：主人公指定なし / 舞台・ジャンル：ポストアポカリプス / 作品の方向性：青春
• D：主人公：異能者 / 舞台・ジャンル：オカルト / 作品の方向性：バトル
• E：主人公：男女バディ / 舞台・ジャンル：旅 / 作品の方向性：シリアス
• F：主人公：悪人 / 舞台・ジャンル：指定なし / 作品の方向性：成り上がり

各タイプは作家に一定の枠組みと創作の方向性を与える一方で、企画の独自性や革新性が強く問われます。既存のジャンルやステレオタイプにとらわれない企画の提出が期待されています。

応募資格・応募規定のポイント

応募資格は幅広く設定されています。プロ・アマを問わず応募可能で、デビュー済みの作家の応募も受け付けます。この点は、作家の経験有無にかかわらず新規企画を公平に評価する姿勢を示しています。

応募時は企画書（プロット）を提出することが必須です。一次通過後、二次審査として冒頭2万文字までの本文を提出する必要があります。応募規定の詳細や指定フォーマットなどは募集サイトの投稿フォームを必ず確認する必要があります。

審査体制、募集数、スケジュール、応募方法

審査はすべてダンガン文庫所属の編集者が行います。編集者による一次・二次の通し審査の後、入選企画は担当編集者とともに作品化を進めます。担当編集者とのブラッシュアップ過程を経て、完成と出版を目指すという流れです。

審査に関しては、応募数によって発表が遅延する可能性がある旨が明記されています。発表はダンガン文庫の公式HPおよび公式SNSで行われます。

募集上限と審査段階

応募上限は合計600作までと定められています。これは編集部の審査リソースを踏まえた上での制限です。一次審査は企画書＆プロット形式で実施され、二次審査は冒頭2万文字までの本文による審査となります。

1. 一次審査：企画書＆プロット（応募上限：600作）
2. 二次審査：冒頭2万文字まで（一次合格者が対象）

審査結果の発表は以下の通り予定されていますが、応募数により遅れる可能性があることに留意が必要です。

応募方法の手順

応募は指定の募集サイトから行います。応募ページでは所定の入力項目に沿って情報を入力し、企画書（プロット）をアップロードする形式が想定されています。応募前に募集サイトおよび投稿フォームの応募規定を必ず確認してください。

募集ページのURLは以下です。応募時にはこのページの規定に従ってください。

• 募集サイト：https://lp.bookbase.jp/bosyu/UXCr8qbf

審査基準・入選後の取り扱いと注意点

審査はダンガン文庫の編集陣が一貫して行うと明記されています。企画の独創性、シリーズ化の可能性、メッセージ性、そしてタイプに沿った方向性の実現度が評価されることが予想されます。

入選した企画は担当編集者と共同で企画のブラッシュアップを行い、作品の完成と出版を目指します。これは企画段階から編集者が深く関わる方式であり、これまでの持ち込みや投稿とは異なるプロセスです。

注意点

• 応募は企画書（プロット）単体で受け付けますが、一次通過後に本文提出（冒頭2万文字まで）が必要です。
• 応募上限は600作で、先着順や審査基準の詳細は募集ページに準じます。
• 発表は公式HP・公式SNSで行われ、応募数により発表が遅れる可能性があります。

公式な応募規約や提出フォーマット、著作権に関する取り扱いなどの詳細は募集サイトで確認する必要があります。投稿前に規約を確認してから応募することが重要です。

重要事項の整理とまとめ

以下の表は本記事で触れた主要事項を整理したものです。締切日、応募方法、応募条件、審査体制などを一覧で確認できます。

この記事では第1回ラノベ企画コンテストの趣旨、応募条件、6つの企画タイプ、審査体制およびスケジュールと応募方法を整理して紹介しました。応募を検討する際は、募集サイトに記載された応募規定や投稿フォームの指示を必ず確認してください。