11/13・11/15開催 VP Boost 2025の全容
ベストカレンダー編集部
2025年10月31日 19:23
VP Boost 2025
開催期間:11月13日〜11月15日
業界最前線を一堂に集める「Virtual Production Boost 2025」の狙い
ソニーグループと角川大映スタジオが共同で開催する「Virtual Production Boost 2025」は、バーチャルプロダクション(VP)の最新技術と実践ノウハウを一堂に集める2日間のイベントです。開催は2025年11月13日(木)と11月15日(土)で、DAY1はソニーPCL(品川)、DAY2は角川大映スタジオ内のVIRTUAL PRODUCTION STUDIO シー・インフィニティ(調布)で実施されます。
本イベントは「Virtual Production Boost 2025」実行委員会(主催:ソニーグループ株式会社/株式会社角川大映スタジオ)によって運営され、セミナー形式のDAY1とワークショップ形式のDAY2を通じて、技術寄りの事例紹介から制作現場に即したワークフロー解説まで広範なテーマを扱います。プレスリリースで提示された全ての情報を網羅し、登壇者やタイムテーブル、会場情報、問い合わせ先まで詳細に整理して伝えます。
イベントの基本情報
以下は開催に関する基本的な事項です。日時や会場、主催情報は正確に記載しています。
- 開催タイトル:「Virtual Production Boost 2025」
- 主催:「Virtual Production Boost 2025」実行委員会(ソニーグループ株式会社/株式会社角川大映スタジオ)
- DAY1 セミナー:2025年11月13日(木)13:00‐19:10 会場:ソニーPCL 本社オフィス2階(東京都港区港南1-7-18 A-PLACE品川東)
- DAY2 ワークショップ:2025年11月15日(土)Group 1:13:00‐15:00/Group 2:16:00-18:00 会場:角川大映スタジオ VIRTUAL PRODUCTION STUDIO シー・インフィニティ(東京都調布市多摩川6-1-1)
資料や詳細の確認用リンクとして、公式の案内ページが公開されています。プレスリリース本文中の「詳細を見る」に該当するリンクは下記の通りです。
https://sony-pcl.smktg.jp/public/seminar/view/1190
DAY1 セミナー:セッション構成と登壇者の全体像
DAY1は三つのラウンド(RoundA/RoundB/RoundC)で構成され、国内のVPスタジオ動向から放送局や映画現場での活用事例、技術的な取り組みまで幅広いテーマが取り上げられます。登壇者はサイバーエージェント、NHK、IMAGICAエンタテインメントメディアサービス、ソニー、松竹、東映など、制作・技術・運用の各分野で実務を担う主要メンバーです。
以下はプレスリリースで示されたタイムテーブルと登壇内容を、そのままの順序・表現で整理したものです。登壇者が「coming soon」と記載されているセッションは、そのまま記載しています。
| Round | Time | Title | Speaker |
|---|---|---|---|
| RoundA:国内バーチャルプロダクションスタジオの今 | 13:00‐13:30 | VPスタジオ Overview | coming soon |
| 13:40‐14:10 | Digi-Cast HANEDA STUDIOってなに? | 小谷 創(株式会社クレッセント 代表取締役) | |
| 14:20‐14:50 | サイバーエージェント流 品質と生産性を両立したバーチャルプロダクション運用法 | 下平 優(Cyber AI Productions / サイバーエージェント プロデューサー) 齋 裕幸(Cyber AI Productions / サイバーエージェント VPスーパーバイザー) 中澤 務(Cyber AI Productions / サイバーエージェント CGディレクター) | |
| RoundB:国内外放送局のバーチャルプロダクション活用 | 15:10-15:40 | バーチャルプロダクションに向けたソニーの最新テクノロジーおよび事例紹介 – ドイツ放送局でのマルチカムLIVEスイッチング、トータルテクノロジーによる映像制作事例 – | 野村 泰晴(ソニー株式会社 VPテクノロジー&サービス事業部門 NCC事業部 事業部門長) |
| 15:50-16:20 | Coming soon | Coming soon | |
| 16:30-17:00 | 大河ドラマにおけるVP導入の展望 | 山田 崇臣(日本放送協会 映像デザイン部 部長) | |
| RoundC:バーチャルプロダクション技術の最新活用事例 | 17:20-17:50 | バーチャルプロダクション撮影でのカラーマネージメント技術の取り組み | 酒井 教援(株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス バーチャルプロダクションスーパーバイザー) |
| 18:00-18:30 | Coming soon | Coming soon | |
| 18:40-19:10 | 映画『TOKYOタクシー』におけるバーチャルプロダクション | 石塚 慶生(松竹株式会社 チーフプロデューサー) 近森 眞史(カメラマン) 樋口 純(一 東映株式会社 東京撮影所 バーチャルプロダクション部 プロデューサー) |
DAY1の登壇者は、プレスリリース記載の通り順不同・敬称略で紹介されています。登壇者名は本文のスケジュール表に全て反映していますが、いくつかのセッションは「coming soon」として公表されており、登壇者やタイトルの追加発表が予定されていることが示されています。
- DAY1 登壇予定(主な組織・個人):サイバーエージェント(Cyber AI Productions)、NHK、IMAGICAエンタテインメントメディアサービス、ソニー株式会社、株式会社クレッセント、松竹、東映ほか。
- 上記に含まれる具体的な登壇者名はタイムテーブル内の個別表記に準じます。
DAY2 ワークショップ:NHK連続テレビ小説「あんぱん」を題材にした実践解説
DAY2は角川大映スタジオ内のVIRTUAL PRODUCTION STUDIO シー・インフィニティ(Cスタジオ)でワークショップを行います。NHKが2025年度前期に放送した連続テレビ小説「あんぱん」におけるバーチャルプロダクション撮影の再現と解説が主題です。NHKは過去に『どうする家康』(2023年)などでVPを導入しており、「あんぱん」では連続テレビ小説で初めて空襲による焼け野原のシーン撮影にVPを用いたことが明示されています。
ワークショップでは実際に作品を担当した制作スタッフが登壇し、リアル美術セットとバーチャル背景CGの融合、LED背景を用いた撮影・照明設計、各セクションの視点から見た制作上の工夫やワークフローについて具体的に解説します。スタジオに一部再現された美術セットを用いることで、理論だけでなく現場での実践的なノウハウを確認できる構成です。
登壇スタッフ(NHK提供)と役割
プレスリリースでは、ワークショップに登壇するNHK側の担当者が明記されています。各担当は実際の制作に関わった美術・技術・VFXの中核メンバーです。
- 伊達 美貴子
- 美術担当。ワークショップでは描きたい映像シーンの美術デザインを起点に、リアル美術セットとバーチャル美術CGの設計・制作プロセスを解説します。
- 久野 裕大
- 技術担当。LED背景を含む撮影・照明面での設計や運用に関する実務的な解説を担当します。
- 井藤 良幸
- VFX担当。バーチャル背景の制作、合成上の注意点、現場でのVFX運用について実例を交えて説明します。
ワークショップの時間は、Group 1:13:00‐15:00、Group 2:16:00‐18:00の2回開催となります。会場は角川大映スタジオのシー・インフィニティ(Cスタジオ)で、内容は同じ構成の2回実施です。
運営・問い合わせ先、関連情報と過去開催の言及
本イベントの運営は「Virtual Production Boost 2025」実行委員会事務局(ソニーPCL)が担当しています。問い合わせ窓口としてメールアドレスが公開されており、参加に関する事前確認やその他の問い合わせは以下の連絡先へ行うことができます。
問い合わせ先(実行委員会事務局/ソニーPCL)
メール:pcl-ml-event_mk@sony.com
プレスリリース中には「Virtual Production Boost 2024」開催時の様子にも触れられており、本イベントは前回の開催実績を踏まえて内容を拡充していることが示唆されています。DAY1・DAY2ともに、企業側の技術紹介に加えて放送・映画現場での実践事例を取り上げる構成となっており、VPの運用面・品質管理・カラーマネージメント・現場ワークフローまで多面的に学べる機会として設計されています。
関連リンクと補足情報
公式の案内ページおよび申し込み、詳細情報は主催側が用意したページで確認できます。プレスリリースに記載された「詳細を見る」に相当するURLは下記です。
https://sony-pcl.smktg.jp/public/seminar/view/1190
本記事の要点整理(表形式)
以下の表は本記事で扱った「Virtual Production Boost 2025」に関する全主要情報を整理したものです。開催日程、会場、主な登壇者、ワークショップの内容、問い合わせ先などプレスリリースに含まれる情報を漏れなくまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名称 | 「Virtual Production Boost 2025」 |
| 主催 | 「Virtual Production Boost 2025」実行委員会(ソニーグループ株式会社/株式会社角川大映スタジオ) |
| DAY1 種別・日時 | セミナー:2025年11月13日(木)13:00‐19:10 |
| DAY1 会場 | ソニーPCL 本社オフィス2階(東京都港区港南1-7-18 A-PLACE品川東) |
| DAY1 構成 | RoundA(国内VPスタジオの今)、RoundB(国内外放送局の活用)、RoundC(技術の最新活用事例) |
| DAY1 主な登壇者・事例 | 小谷 創(株式会社クレッセント)、下平 優/齋 裕幸/中澤 務(Cyber AI Productions/サイバーエージェント)、野村 泰晴(ソニー株式会社)、山田 崇臣(NHK)、酒井 教援(IMAGICA)、石塚 慶生(松竹)、近森 眞史、樋口 純(東映)ほか。一部セッションは「coming soon」表記。 |
| DAY2 種別・日時 | ワークショップ:2025年11月15日(土)Group 1:13:00‐15:00/Group 2:16:00-18:00 |
| DAY2 会場 | 角川大映スタジオ VIRTUAL PRODUCTION STUDIO シー・インフィニティ(東京都調布市多摩川6-1-1) |
| DAY2 内容 | NHK 2025年度前期 連続テレビ小説「あんぱん」でのバーチャルプロダクション撮影シーンを再現し、制作スタッフがリアル美術セットとバーチャル背景の設計・撮影・照明・VFXの観点から解説 |
| DAY2 登壇スタッフ(NHK) | 伊達 美貴子(美術)、久野 裕大(技術)、井藤 良幸(VFX) |
| 問い合わせ先 | 「Virtual Production Boost 2025」実行委員会事務局(ソニーPCL) メール:pcl-ml-event_mk@sony.com |
| 参考リンク | https://sony-pcl.smktg.jp/public/seminar/view/1190 |
| 補足 | プレスリリースでは「Virtual Production Boost 2024」開催時の様子にも触れられており、本イベントは前回の実績を踏まえた構成となっている |
上表は本記事で扱ったプレスリリース情報を整理した要約です。セミナーとワークショップの両面から、バーチャルプロダクションの技術的側面と制作現場における実務的な適用事例までを把握できる構成となっており、登壇者やタイムテーブル、会場情報、問い合わせ先といった重要な情報を網羅しています。
参考リンク: