11/12幕張で展示|REX-BUTLERとサステナブル素材

REX-BUTLER幕張展示

開催期間:11月12日〜11月14日

REX-BUTLER幕張展示
REX-BUTLERって従来の3Dプリンターと何が違うの?
REX-BUTLERはフィラメントでなく樹脂ペレットを直接押出する協働ロボット式の大型造形機。材料コスト低減や再生樹脂・バイオ由来素材の利用が容易で、AM+切削のハイブリッド加工にも対応し現場での資源循環と工程効率化に強みがある。
展示会では具体的に何が見られて、導入相談はできるの?
幕張のブースでは実機デモ、トロフィーやスツールなどの3Dプリントサンプル、バイオ炭化装置や混合溶融の素材工程展示が見られる。会場で技術説明や導入・共同研究の相談窓口が用意されている。

REX-BUTLER:協働ロボット型樹脂ペレット式3Dプリンターの実機展示とその機能

株式会社ExtraBoldは、協働ロボット型樹脂ペレット式3DプリンターREX-BUTLERの実機を「高機能素材Week/サステナブル マテリアル展2025」(幕張メッセ)へ出展します。本展示ではペレット材料を直接押出して造形するシステムとしての特性を、実機とサンプルを通じて来場者に提示します。発表日時は2025年11月5日 10時55分で、出展は同社と西華産業株式会社、株式会社放電精密加工研究所、高度マテリアルリサイクル研究会との共同出展として行われます。

REX-BUTLERは、協働ロボットを用いることで大きな造形サイズと柔軟なワークフローを両立するよう設計されています。ペレットを直接用いる押出方式は、フィラメント方式に比べて材料コストや供給の柔軟性に優れ、再生樹脂やバイオマス由来素材の活用が容易です。これにより、ものづくり現場での資源循環と工程効率化に貢献する点が今回の展示の要点です。

以下にREX-BUTLERの主な特徴を整理します。

  • 協働ロボットを用いた大型造形の実現
  • 樹脂ペレットの直接押出による材料多様性(再生樹脂、バイオマス素材等)
  • AM(付加製造)と切削、簡易成形を組み合わせたハイブリッド加工対応
  • ものづくり現場での資源循環を念頭に置いた製造プロセスの提案
想定される適用領域
自動車部品、什器・家具、プロトタイピング、大型造形物のワンオフ生産など。
材料面の利点
リサイクル原料や植物由来樹脂の直接使用が可能で、材料コスト削減と環境負荷低減の両立を目指した設計。
【ExtraBold】「高機能素材Week/サステナブル マテリアル展2025」に共同出展 画像 2

サステナブル素材を用いた3Dプリント製品の具体的展示

展示予定の3Dプリント製品には、REX-BUTLERを用いて製作された複数の試作品が含まれます。特に注目されるのは、TOYOTA MOTOR AISA向けに開発した再生樹脂とバイオ炭を独自にブレンドした材料、ならびに植物由来の樹脂(DURABIO™)を用いた試作物です。これらの素材を組み合わせ、AM+切削加工+簡易成形というワークフローでトロフィーや実用的なプロダクトを制作しています。

具体的な展示品目は以下の通りです。資料性を高めるため、用途および加工手順も併記します。

展示品 材料 加工工程 備考
TOYOTA MOTOR AISA向けトロフィー 再生樹脂+バイオ炭ブレンド、DURABIO™ AM(REX-BUTLER)+切削 AMで基本形状を作成後、切削で精度を確保
スツール 再生樹脂+有機廃棄物混合材 REX-BUTLERによる大型造形 耐久性試験とデザイン性の両立を確認
家具ブランド「孚美(Fuubi)」の展示 株式会社前田技研が提供するサステナブル材料 EXF-12ユーザーによる3Dプリント家具の作品 同社の協力により特別展示

また、今回の展示では素材開発側の設備も示されます。具体的にはバイオ炭化装置MF式混合溶融装置を活用したリサイクル素材の生成過程と、その素材を用いた3Dプリント製品の関係性を来場者に伝える構成になっています。

【ExtraBold】「高機能素材Week/サステナブル マテリアル展2025」に共同出展 画像 3

展示会情報と共同出展体制の詳細

本展示は「高機能素材Week/サステナブル マテリアル展2025」の一角で行われます。会期は2025年11月12日(水)~14日(金)、会場は幕張メッセ 国際展示場 第4ホール、小間番号は21-1です。ExtraBoldは西華産業株式会社、株式会社放電精密加工研究所、および高度マテリアルリサイクル研究会のメンバーとして共同出展します。共同出展スペース内でREX-BUTLERとサンプル、素材紹介を行います。

出展者情報や企業概要、問い合わせ先についても案内がされています。ExtraBoldの本社所在地は東京都豊島区、代表取締役CEOは原雄司氏です。事業内容は3D付加製造機および3Dプリントヘッドの研究開発、製造、販売で、最先端のAM技術を活用した持続可能な製品開発を推進しています。企業の掲げるコンセプトはGreen Creative™(創造の力で環境問題を解決する)です。

展示会名
高機能素材Week/サステナブル マテリアル展2025
会期
2025年11月12日(水)~14日(金)
会場
幕張メッセ 国際展示場 第4ホール
小間番号
21-1(西華産業/放電精密加工研究所/高度マテリアルリサイクル研究会 共同出展ブース内)
関連リンク
https://x.gd/jhs1F
【ExtraBold】「高機能素材Week/サステナブル マテリアル展2025」に共同出展 画像 4

高度マテリアルリサイクル技術の実用化に向けた取り組み

ExtraBoldと共同出展社が進める取り組みは、研究会全体で推進する高度マテリアルリサイクル技術の実用化の一環です。バイオ炭化や混合溶融といった素材生成の工程をAMと組み合わせることで、材料循環の新たなプロセスを提示します。素材設計から造形、後加工までを視野に入れた実証展示を通じて、産業界への適用可能性を示すことが目的です。

REX-BUTLERと関連設備の組合せは、単に素材を使うだけでなく、素材そのものの生成・調整プロセスを含めた循環型製造ソリューションの提示につながります。ExtraBoldはこの方向性を踏まえ、3Dプリンターと素材技術を融合させたソリューションを展開し、出展各社とともにマテリアルリサイクルの高度化と社会実装を目指します。

  • 素材生成:バイオ炭化装置、MF式混合溶融装置によるリサイクル素材の作成
  • 造形工程:REX-BUTLERによるペレット押出造形およびハイブリッド加工
  • 社会実装:企業向け適用(自動車関連、家具、産業機器等)を想定した実証

関連企業とブランド

共同出展社として名を連ねるのは、西華産業株式会社株式会社放電精密加工研究所、および研究会組織である高度マテリアルリサイクル研究会です。さらに、EXF-12のユーザーである株式会社前田技研が取り組む3Dプリント家具ブランド「孚美(Fuubi)」の作品が同ブースに特別展示されます。これにより、素材から製品化までの具体的な流れを一つの空間で確認できます。

企業の取り組みや製品に関する問い合わせは、ExtraBoldの案内に従い専用の窓口を通じて受け付けられます。詳細な技術仕様や共同研究、導入に関する相談は展示会場での個別説明が予定されています。

展示要点の整理

以下の表は、本記事で触れた展示の主要項目を整理したものです。展示内容、会期、会場、共同出展社、主な展示物と素材、企業情報を一目で確認できます。

項目 内容
展示会名 高機能素材Week/サステナブル マテリアル展2025
会期 2025年11月12日(水)~14日(金)
会場 幕張メッセ 国際展示場 第4ホール(小間番号:21-1)
出展者 株式会社ExtraBold/西華産業株式会社/株式会社放電精密加工研究所/高度マテリアルリサイクル研究会
主な展示物 REX-BUTLER(協働ロボット型樹脂ペレット式3Dプリンター)実機、バイオ炭化装置・MF式混合溶融装置を用いたリサイクル素材、トロフィー(TOYOTA MOTOR AISA向け)、再生樹脂+有機廃棄物混合のスツール、孚美(Fuubi)ブランドの家具
材料例 再生樹脂、バイオ炭ブレンド、植物由来樹脂(DURABIO™)
企業情報(ExtraBold) 本社:東京都豊島区、代表取締役CEO:原雄司、事業:3D付加製造機及び3Dプリントヘッドの研究開発・製造・販売、コンセプト:Green Creative™
関連リンク https://x.gd/jhs1F

以上が展示内容と出展体制の整理です。REX-BUTLERを中心とした今回の出展は、素材の生成から造形、後処理に至る一連の工程を通じてサステナブルな製造プロセスの可能性を示す構成となっています。展示会場では装置・素材・製品それぞれの接点を確認でき、技術導入や共同研究の検討素材として有益な情報が提供される見込みです。

参考リンク: