12月上旬開業 ランディーズドーナツが東京駅に出店

東京駅・東京ギフトパレットに届く、LA発の象徴的ドーナツ

グリット・インターナショナル株式会社は、株式会社JR東海リテイリング・プラスとのフランチャイズ契約を通じて、ロサンゼルス発のドーナツショップ「ランディーズドーナツ 東京ギフトパレット店」を東京駅構内の「東京ギフトパレット」内に、2025年12月上旬を目途にグランドオープンすると発表しました。今回の出店は、日本における展開で初のフランチャイズ店舗となります。

出店場所は東京駅八重洲北口改札を出てすぐの位置にあたり、帰省や出張、旅の行き帰りに手軽に持ち運べるテイクアウト専門の業態です。JR東海リテイリング・プラスは、東海道新幹線沿線地域や商業施設への展開を計画しており、鉄道での移動が多い利用シーンに合わせて商品を届けることを目的としています。

• 店舗名：ランディーズドーナツ 東京ギフトパレット店
• オープン日：2025年12月上旬
• 所在地：〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目9−1 1F（東京駅八重洲北口改札を出てすぐ）
• 営業時間：平日 9:30〜20:30／土日祝 9:00〜20:30
• 定休日：無休（「東京ギフトパレット」に準ずる）
• 店舗面積：約22.2平米（6.7坪）
• 席数：なし（テイクアウト専門）
• 展開商品：ドーナツ40種類以上（テイクアウトのみ）、関連グッズ（Tシャツ等）
• 公式サイト：https://randysdonuts.jp/

創業の背景と日本でのこれまでの歩み

「ランディーズドーナツ」は1952年にロサンゼルスで創業したブランドで、米国1号店の屋根上にそびえ立つ直径約10m（32フィート）の巨大なドーナツ型サインが街のランドマークとして知られています。この象徴的なサインは映画やミュージックビデオにも登場し、ロサンゼルスの文化的なシンボルの一つです。

日本における展開はグリット・インターナショナルがマスターフランチャイズ契約を締結したことに始まり、2025年は直営・フランチャイズを組み合わせた出店を進めています。5月に渋谷代官山の直営1号店、9月に新宿のテイクアウト専門2号店がオープンしており、今回の東京ギフトパレット店は国内3号店にあたります。

国内1号店：ランディーズドーナツ渋谷代官山店

オープン日：2025年5月15日

所在地：〒150-0034 東京都渋谷区代官山町13-1 LOG ROAD DAIKANYAMA L2棟

営業時間：11:00〜19:00／定休：無休／面積：約127.44平米（38.55坪）／席数：40席（テラス席含む）

特徴：店舗前に直径約4mの巨大ドーナツ型サインを設置し、毎日手作りのドーナツを最大約1,000個ディスプレイする大型ショーケース（高さ約3m×幅約2.7m）が話題。

国内2号店：ランディーズドーナツ新宿 イイトルミネ店

オープン日：2025年9月17日

所在地：〒160-0022 東京都新宿区新宿3-38 EATo LUMINE（JR新宿駅B1階 改札内）

営業時間：8:00〜22:00／定休：無休（EATo LUMINEに準ずる）／面積：約12平米（3.64坪）／席数：なし

特徴：国内初のテイクアウト専門店として、新宿駅構内の利用者に向けて展開。

商品ラインナップと特徴 — 毎日手作り、伝統レシピと多彩なフレーバー

ランディーズドーナツのこだわりは、すべてのドーナツを毎日手作りすること、厳選した高品質な材料の使用、創業以来受け継がれる伝統のレシピ、そしてユニークでインパクトあるデザインです。オリジナルのドーナツミックス粉を使用することで、ふっくらとした柔らかさとリッチな味わいを実現しています。

東京ギフトパレット店では、テイクアウトで楽しめる40種類以上のドーナツを中心に、関連グッズも展開します。以下はプレスリリースに記載された主要商品の詳細です（価格は税込）。

上記以外にも常時40種類以上のドーナツメニューが用意されており、ドリンクやグッズを含めた商品展開で多様な利用シーンに応えます。

商品の多様性と手作りによる品質維持は、ブランドの重要な特徴であり、日本市場におけるローカライズと同時に、オリジナルレシピの継承が行われます。

パートナー企業情報と出店戦略、ブランドのグローバル展開

本出店に関わる企業情報と戦略を整理します。JR東海リテイリング・プラスは、東海道新幹線沿線を中心とした商業フィールドで事業を展開しており、今回の出店に際しては旅のシーンや出張、帰省時の土産需要を想定しています。JR東海リテイリング・プラスのコメントとして、東京駅を訪れる方の楽しみのひとつに寄与したいという意向が示されています。

グリット・インターナショナルは日本におけるマスターフランチャイズとして運営を行い、直営店の開業とフランチャイズを組み合わせた展開により、ブランドの国内普及を進めています。2028年末までに全国50店舗の出店を目標に掲げています。

株式会社JR東海リテイリング・プラス

代表者：代表取締役社長 小林 創

本社所在地：愛知県名古屋市中村区名駅3-22-8 大東海ビル9階

設立日：2023年10月1日（東海キヨスク株式会社と株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズの合併）

資本金：7億円／事業内容：ストア事業、新幹線車内サービス事業、FC・ライセンス事業、製造事業、EC事業、飲食事業等

公式URL：https://www.jr-plus.co.jp/

グリット・インターナショナル株式会社（Grit International. Co., Ltd.）

代表者：代表取締役 芳賀 剛

本社所在地：東京都渋谷区東3-25-3 LP恵比寿1009

設立日：2021年3月／資本金：1,500万円／事業内容：日本での「ランディーズドーナツ」の店舗運営およびフランチャイズ本部運営

公式URL：https://randysdonuts.jp/

グローバルでは、ランディーズドーナツは米国（ロサンゼルス中心）で26店舗を展開し、近年は韓国、フィリピン、サウジアラビア、メキシコなどにも積極的に進出しています（2025年11月7日現在）。

JR東海リテイリング・プラスは、地域のお客様や鉄道利用者の利用シーンを想定しながら、東海道新幹線沿線や商業施設への出店を計画している旨を表明しています。グリット・インターナショナルはブランドのレシピとデザインを維持しつつ、国内での認知拡大を図ります。

店舗運営に関する補足

東京ギフトパレット店はテイクアウト専門で席数は設けられていません。旅行や出張での携行、手土産利用に適した立地と営業時間設定が特徴です。営業時間は平日・土日祝で若干の差があり、駅利用のピークに合わせた運用が想定されています。

販売物はドーナツ中心ですが、Tシャツなどの関連グッズも取り扱い、土産店的な利用にも対応する計画です。セット商品や小分け商品も用意されるため、さまざまな用途に応じた購入が可能です。

まとめ表：本記事で紹介した主要情報

以上が本件に関する主要な情報の整理です。ロサンゼルスで生まれたブランドが、手作りと伝統のレシピを基盤に日本での直営・フランチャイズ展開を進め、東京駅という多様な利用シーンに直結する立地でテイクアウト専門店を開設する点が特徴として挙げられます。出店計画や商品構成、企業情報は発表内容に基づいて整理しました。