SPEED STAR 30mダッシュ大阪大会|400人が走ったDay1レポ
ベストカレンダー編集部
2025年11月8日 21:57
30mダッシュ大阪大会
開催期間:11月8日〜11月9日
うめきた広場に響いたスタート合図──1日目の会場レポート
2025年11月8日(土)、グランフロント大阪・うめきた広場は「走る」をテーマにした一日となった。主催の公益財団法人 日本陸上競技連盟と株式会社SPEED STARによる「SPEED STAR 30m Dash Challenge presented by クルマ買取りハッピーカーズ®︎」の初日が開催され、会場には子どもから60代まで幅広い年齢層が集まり、街なかでのスポーツイベントの可能性を示した。
この日は特に朝原宣治氏プロデュースの「メダリスト直伝!小学生かけっこ教室」がメインコンテンツとして組まれ、約130名の小学生が参加した。会場のメインレーンに設置されたスタートラインからは、号砲に合わせて力強く走り出す子どもたちの姿が繰り返し見られ、観覧席からは拍手と歓声が絶えなかった。
登壇アスリートと指導内容
教室には北京五輪銀メダリストの朝原宣治氏をはじめ、坂井隆一郎氏、中島ひとみ氏、豊田将樹氏といった豪華な顔ぶれが登場した。各選手はウォーミングアップ、試走、走り方のコツのレクチャーを丁寧に行い、学年別に分けたタイムトライアルへと進行した。
実技に加えて、ハードル走のデモンストレーションも実施され、中島氏と豊田氏が子どもたちの肩ほどの高さのハードルを軽やかに越える走りを披露した。技術の説明と実演が組み合わされることで、参加者は具体的な改善点をその場で体感できた。
- 参加者数:小学生 約130名
- 実施内容:ウォーミングアップ、試走、学年別タイムトライアル、ハードルデモ、ランニングクリニック、ドリームレース
- ゲストアスリート:朝原宣治、坂井隆一郎、中島ひとみ、豊田将樹
ドリームレースの攻防と観衆の反応
教室の締めくくりには上位入賞者を対象としたランニングクリニックと、その延長として男女各1名の子どもがトップ選手と競う「ドリームレース」が行われた。中島氏には6メートル、坂井氏には7メートルのハンデが与えられたが、両選手とも驚異的な追い上げを見せ、会場は緊張感に包まれた。
結果は女子代表が中島氏をタッチの差で破り勝利、男子代表は坂井氏が僅差で勝利した。子どもたちは「負けないように頑張った」「怖いくらいの追い上げだった」と振り返り、観客からは惜しみない拍手が送られた。
- 坂井隆一郎氏
- 「ドリームレースでは靴が破けるほど本気で走ってしまいました。一緒に走ってくれた小学生たちもとても楽しんでくれて、本当に来てよかったなと思います。これからもみんなで陸上を盛り上げていけたらいいなと思える1日でした。」
- 中島ひとみ氏
- 「私自身とても楽しめましたし、将来がすごく楽しみな子たちにたくさん出会えたので、これから皆さんの競技姿を見るのがすっごい楽しみになりました!」
- 豊田将樹氏
- 「今日は楽しい時間を過ごさせていただきました。小学生の皆さんが楽しそうに走っている姿を見て初心を思い出したと言いますか、改めて楽しく競技に打ち込んでいきたいなと思える、すごくいい機会をもらえたなと思います」
老若男女が挑んだ個人戦──記録と参加の実態
午後には一般参加者による30mダッシュ個人戦が行われ、幼稚園児から60代まで、幅広い年代の参加者がエントリーした。個人戦の参加者は約120名で、子どもからシニアまでが自分の全力を出し切る場となった。
大会ではスプリントの専門選手だけでなく、他競技のアスリートや市民ランナーも参加して記録を競い、会場には合計で実に約400名近い来場者が駆けつけた。メインレーン以外にも、誰でも30mダッシュを体験できるハッピーカーズレーンやスポンサーブース、フォトスポットが設けられ、街なかのイベントとしての賑わいを創出した。
個人戦の上位記録と優勝者コメント
個人戦の男子優勝タイムは4秒28、女子優勝タイムは4秒69で、いずれもSPEEDSTARの称号とチャンピオンフラッグを獲得した。年代や競技背景を問わないタイムトライアル形式は、短距離のスピードを純粋に比較できる場を提供した。
優勝者のコメントも大会の雰囲気を物語る。男子優勝者はかつて朝原氏のイベントをきっかけに陸上に興味を持ったことを語り、「今日は1位になれてめちゃくちゃ嬉しい」と述べつつも大阪の競争の激しさにふれている。女子優勝者は普段はハードル選手であり、30mという距離は慣れない中での優勝に喜びを示した。
- 参加者:約120名(個人戦)
- 年齢層:幼稚園児〜60代まで
- 男子優勝:4秒28
- 女子優勝:4秒69
大会の構成、運営と2日目の見どころ
SPEED STAR 30m Dash Challengeは「かけっこ」の喜びを年齢や競技を問わず広めることを目的としたイベントで、今回の大阪大会は第2回大会にあたる。第1回・東京大会は2025年5月に開催され、多くの来場者と参加者を得て成功を収めている。
大阪大会は初の2days開催として、Day1は小学生教室と個人戦、Day2(2025年11月9日(日))はチーム戦及び競技別対抗戦を実施予定である。参加対象はどなたでも可能で、スポーツの垣根を越えて速さを競い合う企画が並ぶ。
運営・共催・協力・アクセス
主催は公益財団法人 日本陸上競技連盟と株式会社SPEED STAR、共催はストリートこども陸上、協力団体として株式会社スカイAおよびスポーツドリーム施術院が名を連ねる。スポンサーはクルマ買取りハッピーカーズ®︎がメインで、会場にはスポンサー専用の体験レーンも設置された。
開催情報は次の通りで、雨天決行だが台風や強風など荒天の場合は中止となる可能性がある。
| 開催日 | 2025年11月8日(土)・9日(日) 10:00〜16:30(予定) |
|---|---|
| 会場 | グランフロント大阪 うめきた広場(大阪市北区大深町) |
| アクセス | JR大阪駅直結/大阪メトロ梅田駅徒歩3分/阪急・阪神大阪梅田駅徒歩5分 |
| 主催 | 公益財団法人 日本陸上競技連盟/株式会社SPEED STAR |
| 共催・協力 | 共催:ストリートこども陸上、協力:株式会社スカイA、スポーツドリーム施術院 |
記事の要点整理
ここまでに取り上げた大会の主要情報を表で整理する。表は開催日程、会場、参加者数、主要コンテンツ、上位記録、主催・共催などを含む。記事中で触れた参加アスリートの名前や連絡先情報、関連リンクも併せて掲載する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | SPEED STAR 30m Dash Challenge presented by クルマ買取りハッピーカーズ®︎ |
| 開催日 | 2025年11月8日(土)・9日(日) 10:00〜16:30(予定) |
| 開催地 | グランフロント大阪 うめきた広場(大阪市北区大深町) |
| Day1主要内容 | メダリスト直伝!小学生かけっこ教室、30mダッシュ個人戦、ハードルデモ、ランニングクリニック、ドリームレース |
| 参加者数 | 小学生かけっこ教室:約130名、個人戦:約120名、会場来場者合計 約400名 |
| 優勝記録(個人戦) | 男子:4秒28、女子:4秒69 |
| 主な参加アスリート | 朝原宣治、坂井隆一郎、中島ひとみ、豊田将樹 |
| 主催/共催/協力 | 主催:公益財団法人 日本陸上競技連盟/株式会社SPEED STAR、共催:ストリートこども陸上、協力:株式会社スカイA、スポーツドリーム施術院 |
| 問い合わせ先 | 株式会社SPEED STAR イベント事務局 E-mail: info@speedstar30.co.jp |
| 関連リンク | https://www.jaaf.or.jp/rikujo-japan/speedstar/ (SPEED STAR公式) |
上の表は、本記事で取り上げた大会の主要点を簡潔にまとめたものである。会場ではハッピーカーズレーンやスポンサーブース、フォトスポットが設けられ、誰でも30mダッシュが体験できる構成となっていた。イベントは2日目にチーム戦や各競技別のエキシビションを予定しており、短距離の速さを競う場として地域の活性化やスポーツ普及に寄与することを目指している。
参考リンク: