11/25 池袋で大村正泰生誕公演 戯曲3作を上演
ベストカレンダー編集部
2025年11月9日 11:56
大村正泰生誕公演
開催日:11月25日
大村正泰 生誕公演が池袋・スタジオ空洞で上演決定
劇団エンギシャBによる『大村正泰生誕公演』が、2025年11月25日(火)に東京都豊島区池袋のスタジオ空洞(住所:池袋3-60-5)で上演されることが発表された。公演は14:00と19:00の2回公演で、各回の開場は開演の30分前、上演時間は約100分を予定している。
本公演は芸術監督である大村正泰(63)の生誕を記念して行われるもので、大村が初期に執筆した短編戯曲3作を同劇団の主要メンバーが上演する構成になっている。撮影クレジットは大野秀弘が担当している。
- 公演名:大村正泰生誕公演
- 日程:2025年11月25日(火)14:00/19:00(開場はいずれも開演30分前)
- 会場:スタジオ空洞(東京都豊島区池袋3-60-5)
- 上演時間:約100分(予定)
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松大剛)にて発売中で、購入方法や会員特典の詳細はカンフェティのサイトで案内されている。
公式サイトの情報も併せて参照できる。公式サイトURLは以下の通りである。
上演される3つの短編戯曲 ― テーマとあらすじ
本公演では大村正泰の短編戯曲三作を一挙に上演する。各作品はテーマ性が明確であり、大人の寓話的な世界観を通して命や生き方に訴えかける内容となっている。
各作品ともに演出・出演の立場で大村が深く関わると同時に、若手の中村蓮、宮谷多楽といった顔ぶれとともに舞台を作り上げることで、独自の身体表現や即興性が持つ強度を生の空間に提示する。
『花の子供』(宮谷多楽/作・演:大村正泰)
『花の子供』はエロスをテーマに据えた作品で、性加害者である初老の男とその被害者である若い女性が生死の境において共に旅をするという設定になっている。物語は道理を超えたエロスの意味を問い直す形で進行する。
この作品は、加害と被害という倫理的重みを背景に置きつつも、寓話的な構図を通して感情や身体性がどのように刻まれるかを描く。宮谷多楽が演じる役どころと大村正泰の作・演が交錯する演出が特徴である。
『エデンの園』(中村蓮/作・演:大村正泰)
『エデンの園』は純愛を主題とした物語で、四季がめまぐるしく移ろう中を妻を背負い続ける夫の行為が描かれる。夫婦のあり方や重み、そしてその先にある行く末が問いかけられる構成だ。
作品は象徴的な風景描写と身体表現を重視した舞台美術や振付が想定されており、劇中では移ろいゆく季節感を通じて登場人物の内面と関係性が浮かび上がる演出がなされる。
『アウト・サイダー』(作・演:大村正泰/中村蓮/宮谷多楽)
『アウト・サイダー』は友愛をテーマにした作品で、障がい者施設で暮らすバンニ、ネル、そして亡くなったトシをめぐる物語が描かれる。トシの遺した童話に隠された真実を探るネルとアルの決断が物語の核である。
この作品では、共同生活の中で交わされる関係性や記憶、そして言葉と行為のはざまで生まれる人間性が掘り下げられる。登場人物たちの相互作用が物語を推し進める構成になっている。
劇団エンギシャBの理念と今回の上演体制
エンギシャBは主宰の中村蓮(30)、宮谷多楽(25)、芸術監督の大村正泰(63)で構成される劇団である。彼らは〈世界に通用する演技〉〈命を帯びた身体表現〉〈即興性〉の三要素を掲げ、「何もない空間に、いのちの風景を創る」をコンセプトとして創作活動を行っている。
今回の生誕公演では、大村が初期に手がけた戯曲を中村・宮谷とともに上演することで、過去の創作と現在の身体表現がいかに響き合うかを示すことを意図している。舞台上での即興的な動きや大野舞踏表現を取り入れた演技も見どころの一つである。
- 主宰・主要メンバー
- 中村蓮(30)/宮谷多楽(25)/芸術監督 大村正泰(63)
- 出演
- 大村正泰、中村蓮、宮谷多楽
- スタッフ
- 大地薫、大竹華
- 撮影クレジット
- 大野秀弘
エンギシャBの特徴である身体性と即興は小劇場ならではの親密な空間で特に力を発揮するため、本公演の上演場所であるスタジオ空洞は演者と観客の距離感を重視した会場として位置付けられている。
チケット情報・入場案内と公演当日の運営
チケット料金は一般4,000円、U-30(30歳以下)3,000円で、全席自由・税込の設定となっている。また、カンフェティの特別席(カンフェティ席)では1,000円割引が適用され、一般4,000円がカンフェティ席3,000円になる割引が実施されている。
チケット購入はカンフェティのウェブサイトを通じて行うことができ、カンフェティ会員向けの特典や購入の流れは同社のサービスページに詳細が掲載されている。カンフェティのサービスページURLは以下である。
当日は開場が各回の30分前となるため、余裕を持って来場することが推奨される。上演時間は約100分を予定しており、途中休憩の有無は明示されていないため、公演ページでの追加案内を確認する必要がある。
問い合わせやチケット購入に関する詳細はカンフェティを窓口とし、運営はロングランプランニング株式会社が担当している。
公演の要点を一目で確認できるまとめ表
以下の表に本記事で紹介した公演の主要情報を整理する。公演日程、会場、上演作品、出演・スタッフ、料金、チケット購入先などを網羅している。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公演名 | 大村正泰生誕公演 |
| 上演日 | 2025年11月25日(火)14:00/19:00(開場はいずれも30分前) |
| 会場 | スタジオ空洞(東京都豊島区池袋3-60-5) |
| 上演作品 | 『花の子供』『エデンの園』『アウト・サイダー』 |
| 作・演出 | 大村正泰(各作における共同執筆・演出クレジットあり) |
| 出演 | 大村正泰、中村蓮、宮谷多楽 |
| スタッフ | 大地薫、大竹華(撮影:大野秀弘) |
| 上演時間 | 約100分(予定) |
| 料金 | 一般4,000円/U-30 3,000円(全席自由・税込)。カンフェティ席は一般4,000円→3,000円の割引あり。 |
| チケット窓口 | カンフェティ(ロングランプランニング株式会社運営)/公式サイト |
以上が公演の主要情報である。本稿では発表されたすべての情報を整理して伝えた。チケット購入や来場に際してはカンフェティおよび公式サイトの案内をご確認いただきたい。
参考リンク: