沖縄・コザに誕生「NOMU醸造所」11月醸造開始
ベストカレンダー編集部
2025年11月10日 09:46
NOMU醸造所初醸造開始
開催日:11月1日
コザ一番街に誕生した「NOMU醸造所」 — 沖縄での新たなSAKEの試み
株式会社TABELU(本社:沖縄県那覇市、代表取締役:玉城幸太、創業:2021年6月16日、資本金:350万円)は、沖縄市コザ一番街に「NOMU醸造所」を設立しました。プレスリリースは2025年11月10日07:00に発表されており、醸造所は2025年11月から初回醸造を開始するとともに、クラウドファンディングをスタートさせます。
同社は沖縄県において「その他の醸造酒製造免許」を取得し、沖縄県内で初めて公式に認められた「クラフトサケ醸造所」として活動を始めるとしています(「沖縄県内における初のクラフトサケ醸造所」の表記は国税庁関連の免許取得一覧を参照し、2025年11月時点での情報に基づくものです)。設立場所としてコザを選んだ背景には、複数文化が混じり合う街の歴史と地域性を活かして、新しい酒文化を生み出す意図があります。
原料・醸造方針と設備 — 沖縄の農産物を活かす醸造設計
NOMU醸造所は、沖縄県産の米を主原料とし、西表島や恩納村の米を使用することを明示しています。白麹を自家製造し、それを活かした「スッキリとした酸味」を特徴とするクラフトサケを目指すとしています。醸造所内にはサーマルタンクを設置し、県産米の収穫時期に合わせた四季醸造を計画しています。
生産する酒の種類は、どぶろくや定義に沿った「クラフト酒(クラフトサケ)」です。クラフト酒は、日本酒(清酒)の製造技術をベースにしつつ、従来の日本酒製造では法的に採用し得ないプロセスを取り入れた新ジャンルの酒とされています(出典:クラフトサケブリュワリー協会)。参照URL: https://craftsakebreweries.com/index.html
使用原料・主な設備
ここでは原料や設備の主要項目を整理します。以下の要素を組み合わせることで、地域資源の価値を新たな酒表現へとつなげる方針です。
- 原料:沖縄県産米(西表島、恩納村など)および地域で育てられた果物や副原料
- 麹:自家製の白麹を使用
- 設備:サーマルタンクを導入し、温度制御により四季に応じた醸造を実施
- 生産計画:収穫に合わせた季節毎の醸造(四季醸造)
- クラフト酒の定義(抜粋)
- 日本酒(清酒)の製造技術をベースとして、お米を原料としながら従来の日本酒では法的に採用できないプロセスを取り入れた新しいジャンルの酒。
コザの街と地域文化との結びつき — チャンプルー文化を酒で表現する意図
NOMU醸造所が拠点をコザに定めた理由として、コザの歴史的背景と文化的多様性が挙げられています。戦後の米軍基地経済の下で発展を遂げてきたコザは、異なる文化が交わる独特の雰囲気を持ち、「チャンプルー(混ぜ合わせる)文化」を形成してきました。
醸造所は、先人たちへの敬意を抱きつつ、若い世代が新たな文化を生み出す場としてコザを選定しています。具体的には、泡盛の技術に代表される沖縄固有の酒文化と、日本酒に用いられる製造技術を組み合わせることで、地域性と外来技術の「チャンプルー」を体現するクラフトサケを目指します。
地域連携と農家との取り組み
醸造所は地域農家との協働を重視しています。西表島の米農家である大浜さんとの協力が紹介されており、農家が育てた作物を活かすことで、地域の一次産品の価値を新たな形で伝えることを意図しています。
使用する果物や副原料は、沖縄が誇る農産物であり、これらを組み合わせた新たな風味表現を通じて、地域の農業と飲料産業の接続を図る計画です。
初回醸造・クラウドファンディング等のスケジュールと提供形態
初回醸造とクラウドファンディングは2025年11月に同時に開始されます。クラウドファンディングでは、限定酒の提供を予定しており、これらの限定酒は将来的に流通しない商品も含まれるため、支援者向けの特別な製品が用意されます。
クラウドファンディングのページは以下のURLで公開されています。プロジェクトの詳細、支援コース、リターン内容は同ページで確認可能です。
https://camp-fire.jp/projects/874876/preview?token=2ugbuo9q&utm_campaign=cp_po_share_c_msg_projects_show
提供エリアと生産・販売に関する情報
プレスリリースでは、販売・提供エリアおよび生産・収穫エリアとして沖縄県沖縄市を明示しています。なお、本社・支社所在地は沖縄県那覇市とされています。
生産される酒種はクラフトサケ、どぶろくなどであり、市場流通の形態としてクラウドファンディング限定品や今後の一般流通品が想定されますが、限定酒の一部は流通しないことが明確に述べられています。
企業概要・メディア素材と記事のまとめ
以下は株式会社TABELUおよびNOMU醸造所に関する公開された基本情報です。プレスリリース内の記載をすべて整理してまとめます。
株式会社TABELUの公開情報:創業は2021年(令和3)6月16日、代表取締役は玉城 幸太、資本金は350万円。本社所在地は〒900-0033 沖縄県那覇市久米1-16-1です。ビジネスカテゴリは「ソフトドリンク・アルコール飲料」「農林・水産」とされています。キーワードとしてクラフトサケ、日本酒、沖縄、クラフトビール、泡盛、米、西表島、恩納村、農業、副原料などが挙げられています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年11月10日 07:00 |
| 醸造所名 | NOMU醸造所(沖縄市・コザ一番街) |
| 初回醸造開始 | 2025年11月 |
| クラウドファンディング | 開始:2025年11月/URL: https://camp-fire.jp/projects/874876/preview?token=2ugbuo9q&utm_campaign=cp_po_share_c_msg_projects_show |
| 免許 | その他の醸造酒製造免許(沖縄県内における初のクラフトサケ醸造所とする表記は国税ホームページの免許取得一覧に基づく) |
| 製品 | クラフトサケ(クラフト酒)、どぶろく、クラウドファンディング限定酒等 |
| 主原料 | 沖縄県産米(西表島、恩納村など)、地域の果物等の副原料 |
| 設備・技術 | 自家製白麹、サーマルタンク、四季醸造の計画 |
| 本社/所在地 | 株式会社TABELU 本社:〒900-0033 沖縄県那覇市久米1-16-1 |
| 代表・創業 | 代表取締役:玉城 幸太/創業:2021年6月16日 |
記事中に記載された参照・関連リンクとして、クラフトサケブリュワリー協会のサイト(https://craftsakebreweries.com/index.html)およびクラウドファンディングの公開ページ(上記URL)があります。プレスリリースには「すべての画像」「プレスリリース素材のダウンロード可能」との記載もあり、メディア素材はダウンロードできる旨が示されています。
以上がプレスリリースの内容を整理した要点です。各項目は公開情報に基づいて記載しており、免許や「沖縄県内初」の表記については国税関連の免許取得一覧(2025年11月時点)を根拠としている点に留意してください。