共立女子大学発・学生考案の秋惣菜が11/10から西友で販売
ベストカレンダー編集部
2025年11月10日 12:24
学生考案惣菜を西友で販売
開催期間:11月10日〜11月30日
学生発想が形になった「食卓を彩る秋のご褒美惣菜」──販売の概要
共立女子大学(学長:佐藤雄一)と住商フーズ(代表取締役社長:岡本誠地)の連携のもと、共立女子大学家政学部食物栄養学科の学生が考案した惣菜とスイーツが、2025年11月10日(月)から11月30日(日)まで、西友が展開する関東の約110店舗にて順次販売されます。販売は一部関東店舗に限定され、店舗数は変更となる場合があります。
この取り組みは、住商フーズが扱う国産原料である「種子島産粗糖」の認知度向上を目的にした「種子島産粗糖プロジェクト」の一環として行われ、2025年度で4年目を迎えます。今年度は学生が考案したレシピを西友が商品化し、シリーズ名を「ラボ活 Kitchen」としています。
販売期間と対象店舗
販売期間は2025年11月10日から11月30日までの21日間で、商品は関東の西友約110店舗で順次展開されます。販売エリアは一部関東に限定されますので、購入を希望する場合は各店舗の取扱い状況を確認する必要があります。
価格はそれぞれ税込表示が明示され、次の通りです。秋のほっこり鶏ごぼう唐揚げ弁当と焼き油淋鶏&エビチリ玄米入りDONは税抜499円(税込538.92円)、いももちけんぴは税抜239円(税込258.12円)となります。
商品紹介:季節感と彩りを盛り込んだ三品
テーマは「食卓を彩る秋のご褒美惣菜」。学生ならではの発想を生かし、旬の食材や健康面に配慮したレシピが商品化されました。使用する甘味原料には種子島産粗糖を取り入れ、コクとやさしい甘みを演出しています。
ここでは、各商品の特徴、価格、学生コメントを具体的に紹介します。
秋のほっこり鶏ごぼう唐揚げ弁当
きのこやかぼちゃを使用し、秋の佇まいを表現したお弁当です。鶏ごぼう唐揚げは衣にごぼうを混ぜ込み、ごぼうの風味と肉の旨みを両立させています。かぼちゃサラダにはホワイトチョコをトッピングしてスイーツ感覚のアクセントを付け、炊き込みご飯には種子島産粗糖を使用しています。
価格は税抜499円、税込538.92円。販売は一部関東の西友店舗です。学生コメントとしては「秋の味覚が感じられ、野菜も摂れるお弁当です」とあり、季節感と栄養バランスを意識した設計になっています。
いももちけんぴ
旬のさつまいもをベースにした「いももち」を用い、種子島産粗糖を使った大学いものタレをたっぷり絡めています。さらに砕いたさつまいも芋けんぴをトッピングし、もちもちとサクサクの食感を同時に楽しめるよう工夫されています。
価格は税抜239円、税込258.12円。販売エリアは一部関東の西友店舗で、学生コメントは「カリカリ・もちもち食感を一度に楽しめる、肌寒い季節に嬉しい温かいスイーツです」となっています。
焼き油淋鶏&エビチリ玄米入りDON
鶏もも肉を揚げずに焼くことで食べ応えを残しつつヘルシーに仕上げた「焼き油淋鶏」と、長ネギをたっぷり使ったコクのあるチリソースで仕上げた「エビチリ」を組み合わせた丼です。焼き油淋鶏のタレには種子島産粗糖を使用しています。
ご飯は中華風スープで炊き上げた玄米入りで、ボリュームは130gに抑えられ、副菜にほうれん草ナムルを添えています。価格は税抜499円、税込538.92円。販売は一部関東の西友店舗。学生の意図は「美味しいものをしっかりと、かつヘルシーなものを食べたいという消費者視点」を反映した設計です。
開発の経緯と学生たちの学び
本商品開発は、共立女子大学 家政学部食物栄養学科 調理学研究室(指導教員:近堂知子)の4年生6名が卒業演習として取り組んだ成果です。学生たちは調理学、栄養学、食品衛生学の知識を実践に移し、住商フーズの商材を活用した商品開発に挑戦しました。
開発は三者(共立女子大学、住商フーズ、西友)の協働で進められ、売り場視察やセントラルキッチン見学、複数回のディスカッションと試作を経て商品化に至っています。学生コメントには、商品開発の難しさと達成感、学びの深さが記されています。
活動スケジュール(要点)
- 2025年4月:キックオフと顔合わせ、両社からのレクチャー(西友の会社説明、住商フーズの商材説明)
- 2025年5月:西友の売り場視察・市場調査(客層、売れ筋、価格、陳列方法など)、ターゲット設定とレシピ考案の開始
- 2025年7月:フィールドワークとして西友 埼玉CK(セントラルキッチン)見学、製造工程・品質管理の確認
- 2025年8月:企画書提出(レシピ、販促イメージ、こだわりポイント)、西友担当者への企画発表とディスカッション、試作を重ね商品化へ
視察や現場見学を通じ、学生たちは机上の学びだけでは得られない実務的な知識と現場感覚を身につけました。食材の配色、分量、容器色など細部にわたる意見交換が行われ、商品化までの工程を一貫して経験しています。
参加学生の声と学びのポイント
- 商品開発に込められた「手に取りたくなる工夫」や「美味しさを伝える工夫」を学んだ。
- 試作を重ねる中で商品開発の難しさと奥深さを実感した。
- 企画・商品開発に携わった商品が実際に採用され販売されることに大きな達成感を得た。
これらの経験は、学生にとって今後の学びや成長につながる実践的な機会となりました。
企業間連携とプロジェクトの位置づけ
共立女子大学と住商フーズは、2022年2月5日に連携協定を締結しました。協定は、住商フーズが取り扱う種子島産粗糖の認知度向上を目的としたプロジェクトを契機に、教育・研究、人材育成、産学連携活動を推進することを目的としています。
西友は住商フーズの取引先として本年度よりプロジェクトに参加し、学生案を商品化する役割を担いました。西友は2025年7月1日付でトライアルグループの一員となり、小売事業における低コスト運営やIT活用の取り組みを推進しています。
- 協定締結日
- 2022年2月5日
- 連携協力内容(主な項目)
-
- 住商フーズの取扱商材を使用したレシピ考案・商品開発
- 教育及び学術研究に伴う人材の交流及び育成
- その他の産学連携活動
住商フーズは1989年設立以降、世界中の食材に関する調達と情報提供を行う企業で、種子島における製糖工場のパートナーと共に国産の「種子島産粗糖」を取り扱っています。西友は1963年設立の小売企業で、「西友」「LIVIN」など200店舗以上とネットスーパーを通じて日常消費に応える流通網を持っています。
内容の整理と主要データ
ここまでに示した情報を表形式で整理します。以下の表は、販売商品、価格、販売期間、販売エリア、使用素材、関係機関など、本取り組みにおける主要情報を一目で確認できるようまとめたものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト名 | 種子島産粗糖プロジェクト(共立女子大学 × 住商フーズ、2022年締結の連携協定に基づく) |
| 販売シリーズ名 | ラボ活 Kitchen |
| 販売期間 | 2025年11月10日(月)〜2025年11月30日(日) |
| 販売店舗 | 西友 関東 約110店舗(※一部店舗での販売。店舗数は変更の可能性あり) |
| 参加組織 | 共立女子大学・共立女子短期大学、住商フーズ株式会社、株式会社西友 |
| 協定締結日 | 2022年2月5日 |
| 主要原料 | 種子島産粗糖(鹿児島県種子島のサトウキビ由来、未精製でミネラルを多く含む) |
| 商品名(3種) |
|
| 販売エリア | 一部関東の西友店舗 |
| 問い合わせ・詳細 | 共立女子大学 コラボレーション情報ページ:https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/collaboration/news/detail.html?id=5449 |
以上が、本記事で取り上げた共同開発商品の概要、販売情報、開発プロセス、連携の背景および主要データの整理です。学生の学びと企業の連携が結実した形で、期間限定の商品の展開が行われます。
参考リンク: