12/3開幕 第10回ドリンクジャパン|幕張で最新飲料技術集結
ベストカレンダー編集部
2025年11月11日 12:14
第10回ドリンクジャパン
開催期間:12月3日〜12月5日
幕張メッセに集う、飲料・液状食品の実用化技術と産業動向
RX Japan株式会社は2025年12月3日(水)から12月5日(金)まで、幕張メッセにて「第10回 ドリンクジャパン」を開催します。本リリースは2025年11月11日 11時00分に発表されており、本展は開催10周年を迎える節目の回となります。今回の出展規模は過去最大の300社*を予定しており、原料からパッケージ、製造装置、品質管理、製造DXに至るまで業界の幅広いソリューションが集結します。
展示会は業界関係者向けの専門展であり、製造現場の効率化やコスト削減、環境対応、健康志向に応じた製品設計など、飲料・液状食品の開発・製造に直結する技術が実機展示やデモンストレーションで示されます。主催はRX Japan株式会社で、会期は各日とも10:00~17:00です。公式案内や来場登録は主催の公開ページ(https://www.drinkjapan.jp/)で案内されています。
開催の基本情報と運営体制
本展は飲料および液状食品の開発・製造を対象とした専門展示会で、同時開催の関連展を含めた出展規模が掲示されています。出展社数の表記には同時開催展を含む予定数としての記載があり、300社という数字はその合算数となっています。
運営はRX Japan株式会社が行い、出展者・来場者双方に向けたプレス対応や取材申込みの窓口が設けられています。報道関係者は主催側の案内に従って取材申込みを行う形式で、詳細は公式サイトに掲載されています。
出展技術の詳細:事例ごとの機能と適用分野
本展の出展物の中でも、特に注目される技術がいくつかピックアップされています。以下はプレスリリースで紹介された出展技術の具体的な説明と出展社名です。これらは製品化・実用化段階にある技術であり、食品製造や容器設計など多方面での応用が想定されています。
ここに示す各技術は、健康志向・環境対応・コスト削減といった、現行の業界課題に直接応えることを目的としており、会場では実機や試作品を通じてその性能や導入効果を確認できます。
水溶化技術(ペトロユーロアジア 株式会社)
出展社のペトロユーロアジア株式会社は、特許取得済みの水溶化技術を展示します。世界で初めて還元型コエンザイムQ10を水溶化することに成功しており、この技術を応用してルテイン、ルテオリン、ケルセチンなど複数の水溶化ポリフェノールの開発が進んでいます。
この技術の主な意義は、脂溶性の機能性成分を飲料など水系の製品に安定的に配合可能にする点です。機能性飲料やサプリメント飲料における成分の均一配合、吸収性の改善、製剤安定性の向上などが期待され、健康志向の高まりに対応する技術として注目されます。
アルミキャップを用いたキャップシーリングシステム(株式会社 マツボー)
株式会社マツボーはEcocap’s社の技術を取り入れた、アルミキャップ(TOPSYL)を飲料缶の飲み口に取り付けるキャップシーリングシステムを出展します。国際特許を取得している特殊なアルミキャップと熱圧着技術により、接着剤を用いずに強固な接合を実現します。
この方式ではキャップに使用されるアルミ素材が耐水性・耐熱性に優れ、自動販売機での加熱販売にも対応可能です。またアルミ素材は100%リサイクル可能であり、飲料缶とともに容易にリサイクル工程に回せる点が示されています。環境対応とリサイクル性の向上を両立する設計として紹介されています。
情報入りレトルト食品(みちのくブランド連携販売協議会)
みちのくブランド連携販売協議会は、二次元コードやおみくじを食品パウチ内に封入する特許技術(出願中)を用いた「情報入りレトルト食品」を出展します。食そのものに情報要素を組み合わせることで、食文化、観光、防災、教育など多様な用途での応用を想定しています。
試作品として仙台金時カレーや牛タンハンバーグが紹介されており、パウチ内部に二次元コードなどの情報媒体を封入する方法で、消費者に提供される食体験に付加価値を与えるアプローチが示されています。食品安全や保存性、製造ラインでの取り扱いに関する技術的配慮も併せて説明される予定です。
発酵ユニット(日本クロネス 株式会社)
日本クロネス株式会社は、既存の円錐型タンクに後付け可能な発酵ユニットを出展します。導入に際して投資コストを抑えることができ、ほとんどの円錐型タンクへ適合する後付け設計が特徴です。
衛生設計と可動部品の排除により、洗浄が容易であり、対流を促進することでタンク内の混合が改善されます。均一な酸素分布を実現することで、特にノンアルコールビール等の発酵プロセスにも適した性能が期待され、製造コストの削減とプロセス安定化に寄与することが報告されています。
業界が直面する課題と出展分野の対応
プレスリリースは、飲料・液状食品業界が現在抱える主な課題として健康志向の高まり、環境対応の加速、コスト削減と効率化の3点を挙げています。これらの課題に対して、出展技術は原料開発からパッケージ、製造プロセス、品質管理、DXまで多角的に対応する姿が見て取れます。
会場では次のようなカテゴリに分類される出展が予定されており、用途や導入目的に応じた技術比較や取材が可能です。具体的な出展カテゴリは下記のとおりです。
- 原料・OEM
- 製造・検査装置
- 容器・パッケージ
- 品質管理
- 製造DX/IoT
またキーワードとしては「飲料」「液状食品」「クラフトビール」「ソフトドリンク」「酒類」「発酵」「醸造」「PFAS」「幕張メッセ」などが挙げられており、これらに関連する技術や課題解決策が一堂に示されます。
課題別の技術適応例
健康志向への対応では、水溶化技術のように脂溶性成分を安定配合する手法が重要です。環境対応ではアルミキャップのようにリサイクル効率を高める容器技術が注目されます。コスト削減と効率化では後付け可能な発酵ユニットのような低コスト導入型ソリューションが挙げられます。
これらの技術は単独で導入されることもありますが、複数の技術を組み合わせることで製品開発から物流、販売に至るまでのトータルな改善につながる点が展示全体で確認できます。
取材案内、来場登録と参考リンク
取材申込みや報道対応については主催者側の案内に従って手続きを行う必要があります。プレスリリース中には「取材の申込みはこちら >>」という案内があり、詳細は公式サイトの該当ページで確認できます。一般の来場登録に関しても公式サイトにて案内が提供されています。
開催日時は2025年12月3日(水)~5日(金)、会場は幕張メッセ、主催はRX Japan株式会社、開催時間は各日10:00~17:00です。公式サイトは https://www.drinkjapan.jp/ で、出展内容や来場登録、同時開催展の情報が掲載されています。
来場・取材に関する注意点
出展規模は同時開催展を含む予定数として表記されており、報道関係者向けの取材受付や会場での取材可能範囲は主催者の規定に従います。取材を希望する場合は公式の申込みフォームや主催者への事前連絡を行ったうえで、取材許可の取得が必要です。
一般来場者の登録リンクも公式サイトに用意されています。会場内での撮影や取材行為については会場および主催のルールに従う必要がありますので、事前確認を推奨します。
本記事で触れた要点の整理
以下の表は、本プレスリリースで示された重要事項を分かりやすくまとめたものです。イベントの基本情報、出展の主要事例、主催情報や関連リンクなどを一覧化しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表者 | RX Japan株式会社(プレスリリース発表日:2025年11月11日 11:00) |
| 展示会名 | 第10回 ドリンクジャパン(飲料・液状食品 開発・製造 展) |
| 会期 | 2025年12月3日(水)~12月5日(金) 10:00~17:00 |
| 会場 | 幕張メッセ |
| 主催 | RX Japan株式会社 |
| 出展規模 | 過去最大規模の300社*(同時開催展含む予定数) |
| 注目出展(例) |
|
| 主な出展カテゴリ | 原料・OEM、製造・検査装置、容器・パッケージ、品質管理、製造DX/IoT 等 |
| 公式情報 | https://www.drinkjapan.jp/ |
本記事ではプレスリリースの記載内容を網羅的に整理しました。展示会ではここに記載した以外にも多数の技術・製品が出展予定であり、出展者・製品の詳細や取材申込みに関しては公式サイトの案内をご参照ください。
参考リンク: