ワイハウ×プルソワン、AIで化粧品OEMを革新 DXOEM始動
ベストカレンダー編集部
2025年11月11日 16:35
DXOEMサイト開設
開催日:11月1日
ワイハウ社とプルソワン社が描く「AI×製造」での化粧品OEM新潮流
2025年11月11日14時59分、THE WHY HOW DO COMPANY株式会社(以下「ワイハウ社」)は、化粧品・美容関連商品の企画開発・製造・販売を行う株式会社プルソワン(以下「プルソワン社」)と化粧品OEM分野における業務提携契約を締結したと発表しました。本件は、ワイハウ社が自社内でOEM企画・製造体制を構築することを目的としたもので、2025年11月に化粧品OEM事業サイト「DXOEM(ディーエックスオーイーエム)」をローンチする予定です。
両社の提携は、AIによるデータ活用と製造現場のノウハウを融合させる点に特徴があります。ブランド企業やサロン、クリニック等に対して、開発・製造・販売を含む包括的な支援を提供することを掲げ、小ロット・短納期・高品質のOEM生産を実現する狙いです。
発表の背景と狙い
ワイハウ社は従来よりマーケティング支援、新規事業立ち上げ、M&A支援等を行い、企業の成長支援に注力してきました。一方プルソワン社は1984年創業の老舗OEMメーカーで、エステサロンや美容クリニックとの協働を通じて43年にわたり製造ノウハウと現場知見を蓄積してきた点が強みです。
この両者が連携することで、ワイハウ社はプルソワン社のOEMDXシステムと製造支援ネットワークを活用し、自社内で化粧品OEMを企画・製造する体制を整備します。提携の主たる目的は、AIを用いたデータドリブンな分析と現場での製造力を結び付け、クライアント企業のブランド創出を垂直統合的に支援することにあります。
提携の具体的な役割分担と共同モデル
発表資料では、両社の役割分担が明確に示されています。ワイハウ社は企画・販売推進やDXOEMサイトの企画・運営を担い、プルソワン社は製造ノウハウやOEMDXシステムによる製造プロセス最適化、品質管理サポートを担当します。
これにより、企業が自社内でOEM事業を立ち上げられる「OEM構築支援モデル」を共同で提供します。AIによる需要・配合・パッケージ最適化等のデータ活用と、プルソワン社の製造技術を組み合わせることで、従来課題とされてきた少量生産や短納期ニーズに応える設計です。
ワイハウ社の役割
ワイハウ社は自社ブランドおよびクライアント向けOEM事業の企画・販売推進を行います。併せて、2025年11月公開予定のDXOEMサイト(https://www.dxoem.jp)の企画・運営を通じて、クライアント接点の形成とオンライン領域の強化を図ります。
サイトを通じて提供される支援には、OEM受託・企画開発・原料調達・パッケージデザイン等の包括的サービスが含まれており、マーケティング支援との連携によって「AI×製造×マーケティング」を一体化した垂直統合型モデルを構築する計画です。
プルソワン社の役割
プルソワン社は、OEM製造・開発ノウハウを提供し、OEMDXシステムを用いた製造プロセスの最適化を行います。また、製造工程と品質管理面でのサポートを通じて、製品の安定供給や品質担保に貢献します。
同社は1984年4月設立で、エステサロンフランチャイズ企画や化粧品・美容関連商品の企画・開発・製造・販売、健康食品やヘルスケア商品の企画開発・製造・販売、Eコマース、海外輸出、OEM事業構築支援など幅広く事業を展開しています。
DXOEMサイト立ち上げと事業展開の詳細
ワイハウ社は2025年11月に化粧品OEM事業の公式サイト「DXOEM(https://www.dxoem.jp)」を公開すると明示しています。サイト公開により、OEM受託・企画開発・原料調達・パッケージデザイン等の包括支援サービスを開始します。
加えて、マーケティング支援領域との統合を進め、オンライン領域(集客・分析)とオフライン領域(製造・供給)の双方で収益基盤を確立する方針が示されています。これにより、企業の新規ブランド創出支援を中核事業として位置づける計画です。
提供予定のソリューションとメリット
今回のモデルは、AIによるデータ解析を活用して市場ニーズや配合設計、パッケージ最適化といった意思決定を支援します。これに製造ノウハウと工程最適化を組み合わせることで、以下のようなメリットが期待されます。
- 小ロット生産への対応
- 短納期での供給体制
- 高品質な製造と品質管理の継続
- ブランド立ち上げから販売までのワンストップ支援
DXOEMサイトは、こうした機能を適切に提供するための窓口として設計され、クライアントのニーズに合わせたカスタマイズやスピード対応を目指します。
両社の企業情報とリリース参照先
プレスリリースに含まれる各社の基本情報は以下の通りです。発表文のオリジナルは広報配信またはプレスリリースサイトで確認できます(出典:PR TIMES)。
以下に、プレスリリースに記載された会社概要を整理して示します。
- 株式会社プルソワン
- 所在地:〒531-0071 大阪府大阪市北区中津1-11-11 中津第一リッチビル3F
- 代表者:代表取締役 三須磨 千津代
- 設立:1984年4月
- TEL:06-6292-0600 / FAX:06-6292-0601
- 事業内容:エステサロンフランチャイズ企画開発・運営、化粧品・美容関連商品の企画開発・製造・販売、健康食品・ヘルスケア商品の企画開発・製造・販売、Eコマース事業、海外輸出事業、OEM事業構築支援
- URL:https://poursoin.co.jp
- THE WHY HOW DO COMPANY 株式会社(ワイハウ社)
- 所在地:東京都新宿区愛住町22 第3山田ビル
- 設立:2004年7月
- 上場:東証スタンダード(3823)
- 代表者:執行役員社長 CEO 亀田信吾
- 事業内容:新規事業の立ち上げ支援、M&A・投資戦略、子会社への経営指導
- URL:https://twhdc.co.jp
発表元のプレスリリース(配信先)は次のリンクで確認できます:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000535.000001924.html
要点の整理(この記事のまとめ)
以下の
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年11月11日 14:59(ワイハウ社発表) |
| 提携当事者 | THE WHY HOW DO COMPANY 株式会社(ワイハウ社) / 株式会社プルソワン(プルソワン社) |
| 提携の主旨 | AIによるデータ活用と製造ノウハウの融合による自社化粧品OEM事業(DXOEM)の推進 |
| DXOEMサイト公開時期 | 2025年11月(公開予定) URL: https://www.dxoem.jp |
| ワイハウ社の役割 | OEM事業の企画・販売推進、DXOEMサイトの企画・運営、マーケティング連携 |
| プルソワン社の役割 | OEM製造・開発ノウハウ提供、OEMDXシステムによる製造最適化、品質管理サポート |
| 共同提供モデル | 「OEM構築支援モデル」:開発・製造・販売支援を包括、小ロット・短納期・高品質を実現 |
| 両社の拠点・代表者 | プルソワン社(大阪市北区、中津)代表 三須磨 千津代 / ワイハウ社(東京都新宿区)代表 亀田信吾 |
| 出典 | プレスリリース(PR TIMES): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000535.000001924.html |
本稿では、ワイハウ社とプルソワン社の業務提携と、それに伴うDXOEMサイトの公開予定、両社の役割分担および提供される支援内容を整理しました。AIによるデータ分析と長年の製造ノウハウを結び付ける取り組みは、化粧品OEM領域における製造・供給のあり方を変える可能性があり、今後の進捗は業界関係者からの注目を集めると見られます。
参考リンク: