別府駅3分に温泉ホテル「kokonoyu 別府」着工、2027年夏開業予定

kokonoyu 別府着工

開催日:11月13日

kokonoyu 別府着工
いつ開業するの?
開業は2027年夏頃を予定。竣工は2027年5月末(予定)で、今回の着工は2025年11月13日に実施されました。正式な開業日や予約開始日は今後の発表で確定します。
駅から近い?露天風呂はあるの?
別府駅西口から徒歩約3分の駅近立地で利便性が高いです。最上階(10階)に露天風呂付きの天然温泉大浴場を設け、別府タワーを望む景観が楽しめる計画です。

別府駅西口徒歩3分に誕生する「kokonoyu 別府」の全体像

東京建物株式会社、ミサワホーム株式会社、ポラリス・ホールディングス株式会社は、大分県別府市において新ホテル「kokonoyu 別府(ここのゆ べっぷ)」の着工を2025年11月13日に行いました。本ホテルはポラリスグループのホテルブランド「KOKO HOTELS」の新サブブランド「kokonoyu(ここのゆ)」の第1号店として開発され、2027年夏頃の開業を予定しています。

別府駅西口から徒歩約3分という利便性の高い立地に加え、最上階(10階)には露天風呂付の天然温泉大浴場を完備する計画です。別府温泉という地域資源を活かし、国内外の観光客に向けた滞在型の受け皿を整備する狙いが明確に示されています。

天然温泉ホテル「kokonoyu 別府」着工KOKO HOTELSの新ブランド第1号店として2027年夏開業予定 画像 2

アクセスと立地の利点

本ホテルはJR日豊本線「別府」駅西口より徒歩約3分、また大分空港から車で約60分の位置にあります。駅前エリアはインバウンド需要の回復に伴って宿泊需要が増加している一方、温泉大浴場を備えた新規供給は限定的である点が報告されています。

このため、駅至近で温泉を持つ宿泊施設として地域の新規顧客獲得およびリピーター育成に寄与することが期待されています。別府タワーを望む露天風呂の配置など、観光地特性を活かした設計もポイントです。

天然温泉ホテル「kokonoyu 別府」着工KOKO HOTELSの新ブランド第1号店として2027年夏開業予定 画像 3

建物仕様と客室構成—温泉と寛ぎを提供する設計

建物はRC造の地上10階建てで、敷地面積は約1,960㎡、延床面積は約7,475㎡です。設計は株式会社エイ.アンド.エス.システム、施工は株式会社和田組、インテリアデザインは株式会社UDSが担当します。着工は2025年11月13日、竣工は2027年5月末日(予定)、開業は2027年夏頃を予定しています。

客室は合計150室で、ツインを中心とした全13タイプを用意します。少人数旅行から家族やグループ旅行まで対応できるように配慮された構成です。

天然温泉ホテル「kokonoyu 別府」着工KOKO HOTELSの新ブランド第1号店として2027年夏開業予定 画像 4

客室構成の詳細

客室はツイン131室、ダブル19室(うちユニバーサルルーム2室を含む)として区分され、面積はツインが26.33㎡~53.88㎡、ダブルが21.97㎡~26.64㎡です。多様なニーズに応えるために複数タイプを用意し、滞在の快適さを重視しています。

最上階には露天風呂付きの天然温泉大浴場を設置し、屋上から別府の景観を楽しめる動線を確保します。2階には朝食を提供するレストランを配置し、地域の旬の食材を活かしたメニュー提供を想定しています。

天然温泉ホテル「kokonoyu 別府」着工KOKO HOTELSの新ブランド第1号店として2027年夏開業予定 画像 5

事業体制とブランドの位置付け

本プロジェクトは、東京建物とミサワホームが事業主、ポラリスの連結子会社である株式会社フィーノホテルズがホテル運営者となる体制で進められます。ポラリス側は運営ノウハウやブランド展開の経験を基にプロダクト開発とサービス設計を担当します。

新設される「kokonoyu」は、KOKO HOTELSのサブブランドとして温泉文化を体験できる滞在を提供することを目的に立ち上げられました。ブランドコンセプトは「Retreat―自分と向き合い、心を解き放つ滞在―」で、温泉、地元料理、おもてなしを通じて四季の情緒を感じられる和の空間を目指しています。

天然温泉ホテル「kokonoyu 別府」着工KOKO HOTELSの新ブランド第1号店として2027年夏開業予定 画像 6

関係各社の役割と背景

東京建物株式会社は1896年創業の総合不動産会社で、ホテル開発・運営においても多様な物件実績があり、今回もデベロッパーとしてプロジェクトに関与します。近年の主要実績として「フォーシーズンズホテル大阪」や「ヒルトン京都」などがあります。

ミサワホーム株式会社は住宅事業で培ったデザインやオリジナル家具のノウハウをホテル事業にも展開しており、まちづくり的視点を持った開発に強みがあります。2025年9月には「edit x seven 富士御殿場」を開業しています。

ポラリス・ホールディングス株式会社はホテルオペレーターとして国内外で実績を持ち、KOKO HOTELSを中核に多様な宿泊施設を運営してきました。2025年10月末時点でポラリスは106ホテル15,573室(運営予定含む)を展開しています。今回、「kokonoyu」はポラリスにとって大分県初進出となります。

開発スケジュールと計画の主要ポイント

着工は2025年11月13日に実施され、竣工は2027年5月末日(予定)、開業は2027年夏頃となっています。施工およびデザインの各社は既に決定しており、工程管理の下で開業準備が進められます。

別府という地域特性を踏まえ、インバウンドの需要回復や日本人の温泉体験志向の両方に対応するプロダクト設計が掲げられており、駅前エリアで温泉大浴場を有する供給が限定的であるという市場背景に対応する狙いがあります。

主要な計画ポイントの列挙

  • 敷地面積:約1,960㎡、延床面積:約7,475㎡
  • 構造・規模:RC造 地上10階建
  • 客室数:150室(ツイン131室、ダブル19室(うちユニバーサル2室))
  • 施設:最上階露天風呂付天然温泉大浴場、2階レストラン(朝食会場)
  • 担当:設計=株式会社エイ.アンド.エス.システム、施工=株式会社和田組、インテリア=株式会社UDS
  • スケジュール:着工=2025/11/13、竣工=2027/5末(予定)、開業=2027年夏頃

要点の整理(表形式)

以下に、本記事で取り上げた「kokonoyu 別府」の主要事項を表にまとめます。表は位置・規模・スケジュール・関係者など、読者が確認しやすい項目を列挙しています。

表に示した数値や計画は現時点での予定・仮称であり、今後変更となる場合があります。イメージ画像や施設仕様も変更される可能性がある旨が併記されています。

項目 内容
施設名 kokonoyu 別府(ここのゆ べっぷ)
所在地(地番) 大分県別府市野口中町1748番4外
アクセス JR日豊本線「別府」駅 徒歩3分 / 大分空港より車で約60分
敷地面積 約1,960㎡
延床面積 約7,475㎡
構造・規模 RC造 地上10階建
客室数・構成 150室(ツイン131室、ダブル19室、ユニバーサルルーム2室を含む)
客室面積 ツイン:26.33㎡~53.88㎡ / ダブル:21.97㎡~26.64㎡
付帯施設 屋上露天風呂付天然温泉大浴場、レストラン(朝食会場)
設計 株式会社エイ.アンド.エス.システム
施工 株式会社和田組
インテリアデザイン 株式会社UDS
着工日 2025年11月13日
竣工予定 2027年5月末日(予定)
開業予定 2027年夏頃
事業主体(出資・運営等) 事業主:東京建物株式会社・ミサワホーム株式会社 / 運営:株式会社フィーノホテルズ(ポラリス連結子会社)
ブランド KOKO HOTELS(新サブブランド:kokonoyu)
ブランド・運営情報 KOKO HOTELS:日本全国に76ホテル10,810室(2025年10月末時点、運営予定含む) / ポラリス:106ホテル15,573室(2025年10月末時点、運営予定含む)
備考 イメージ画像や施設情報は予定・仮称であり、変更となる場合があります。

本記事は、2025年11月13日に発表されたプレスリリースの内容をもとに「kokonoyu 別府」の計画、事業者、仕様、スケジュールおよびブランドの位置付けを整理してまとめました。計画の具体的な仕様や公開資料については、各事業者の正式発表を参照してください。