12/4公開 ドアーズ初の4K版ドキュメンタリー上映

4Kで再構築されたドアーズの軌跡 — 映画の特徴と受賞歴

アメリカの伝説的ロックバンド、ドアーズのドキュメンタリー映画『When You’re Strange』が初の4K化により劇場公開される。本作はドアーズ結成60周年を記念しての上映であり、貴重なアーカイヴ映像やジム・モリソンの短編映画『HWY: An America Pastoral』（1969年）からの抜粋が各所にちりばめられている。

作品は第53回グラミー賞で最優秀長編ミュージックビデオ賞を受賞しており、音楽史に刻まれた彼らの影響力と革新性を映像と音で改めて浮き彫りにしている。ナレーションを務めた俳優ジョニー・デップは「ロック、またはどんなジャンルのドキュメンタリー映画にも、これほど素晴らしい作品はない。この映画に関わることができてとても光栄だ。」と語っている。

監督・出演・ナレーションなどのクレジット

本作の制作クレジットは劇場公開に際して重要な手がかりとなる。以下に本作の主要クレジットを整理する。

監督はトム・ディチロ、出演はジム・モリソン、レイ・マンザレク、ジョン・デンスモア、ロビー・クリーガー。ナレーションはジョニー・デップが担当している。

監督

トム・ディチロ

出演

ジム・モリソン、レイ・マンザレク、ジョン・デンスモア、ロビー・クリーガー

ナレーション

ジョニー・デップ

Song Around The World — 新録パフォーマンスの構成と参加アーティスト

今回の劇場上映には、ジョン・デンスモアとロビー・クリーガーが参加した「ライダーズ・オン・ザ・ストーム」の新録パフォーマンスも収録されている。このパフォーマンスは単なる再演ではなく、世界各国のロケーションで撮影されたグローバル・コラボレーションとなっている。

「Song Around The World」と銘打たれた今回の演奏は、レイ・マンザレクへのトリビュートを含み、ジム・モリソンのボーカルをフィーチャーした構成で、8カ国から20人以上のミュージシャンとダンサーが参加している。先住民族コミュニティの伝統的なリズムを取り入れた演出が楽曲の基盤を築き、現代のアーティストたちがそれに重ねる形で進行する。

参加アーティストと要素

パフォーマンスにはラコタ・ドラム・グループによる太古のビート、ルーカス＆マイカ・ネルソン、シエラ・フェレル、フー・ファイターズのラミ・ジャフィーらの参加が明記されている。一音一音が音楽の普遍性と国際的な結びつきを示す意図で構成されている。

この演奏は、世界が断絶を感じる時期において、癒やしや繋がり、そして音楽による共感が可能であることを示す表現となっている点が強調されている。

公開スケジュールと上映館一覧

プレスリリースでは公開日および全国の上映館が明記されている。上映は主に12月の初旬に集中しており、各館の実施日程は以下の通りである。劇場ごとの開催期間や回数が異なる点に注意が必要だ。

以下に、プレスリリース記載の上映館と日程を漏れなく列挙する。

• TOHOシネマズすすきの｜12/4（木）、12/6（土）
• TOHOシネマズ仙台｜12/4（木）のみ
• TOHOシネマズ日比谷｜12/4（木）～1週間
• TOHOシネマズ新宿｜12/4（木）のみ
• TOHOシネマズ六本木ヒルズ｜12/4（木）のみ
• TOHOシネマズららぽーと横浜｜12/4（木）のみ
• ユナイテッド・シネマ浦和｜12/4（木）のみ
• ユナイテッド・シネマ ウニクス南古谷｜12/4（木）のみ
• ユナイテッド・シネマ テラスモール松戸｜12/4（木）のみ
• イオンシネマ守谷｜12/4（木）のみ
• ユナイテッド・シネマ新潟｜12/4（木）のみ
• ユナイテッド・シネマ金沢｜12/6（土）のみ
• 福井 テアトルサンク｜12/4（木）〜12/11（木）
• イオンシネマとなみ｜12/4（木）のみ
• ミッドランドスクエアシネマ｜12/4（木）のみ
• イオンシネマ常滑｜12/4（木）のみ
• TOHOシネマズ梅田｜12/4（木）～1週間
• 109シネマズHAT神戸｜12/4（木）のみ
• 109シネマズ広島｜12/4（木）のみ
• ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13｜12/4（木）のみ
• 宮崎キネマ館｜12/19（金）〜12/25（木）

予告編の内容

今回解禁となった予告編では、コンサート時の圧倒的なパフォーマンス映像と、メンバーの日常風景、そしてジム・モリソンの死を報じるニュース映像が重ねられている。これらはドアーズが辿った道筋と時代背景を視覚的に示し、ドキュメンタリー本編への期待を高める編集となっている。

予告編は配信や劇場の予告編枠で確認できるとされるが、詳細なリンクは配給元の公式ページを参照することが推奨されている。

作品スペック、配給元、関連配信情報

技術情報や鑑賞料金、配給情報などもプレスリリースに明記されている。鑑賞にあたって必要な基本情報を以下に整理する。

上映素材は4K DCPだが、スクリーンによっては2Kでの上映となる場合がある。アスペクトはFLAT、音声は5.1chに対応している。

配信中の関連音源『Bright Midnight Archives』

ドアーズの結成60周年を記念して、これまでデジタル未配信であったライヴ音源の配信シリーズ『Bright Midnight Archives』のリリーススケジュールが併記されている。これらは順次配信中のコンテンツとして、映画の公開とあわせて注目されている。

以下に発表された配信タイムラインをすべて記載する。

1. 2025/1/17配信 – Live at the Matrix, 1967
2. 2025/4/4配信 – Live in Boston, 1970
3. 2025/5/2配信 – Live in Philadelphia May 1, 1970, and Live in Pittsburgh, May 2, 1970
4. 2025/5/8配信 – Live in Detroit May 8, 1970
5. 2025/6/6配信 – Live in Vancouver, June 1970
6. 2025/8/2配信 – Live In Bakersfield, August 21, 1970
7. 2025/9/19配信 – Live at Stockholm, 1968

これらの配信は、ストリーミングサービスを通じて入手可能となっている旨が明記されている。詳細は配給元の公式サイトを参照することができる。

作品情報の整理表と締めの説明

以下の表は、本記事で触れた主要情報を分かりやすく整理したものである。劇場上映日や技術仕様、クレジット、配信情報までを含めている。

本記事では、プレスリリースに記載された情報をすべて網羅的に整理した。公開スケジュールや上映形式、出演・制作クレジット、関連配信コンテンツの日時などは本文にすべて記載しているため、鑑賞や情報確認の際にはこの記事と配給元の公式サイト（https://www.culture-ville.jp/thedoors）を併せて参照されたい。