11月27日開催|沼津駅南口跡地の整備名称とイメージ公開

沼津駅前跡地再整備

開催日:11月27日

沼津駅前跡地再整備
施設の名前ってもう決まったの?
11月27日のまちづくりトークイベントで施設名称のお披露目が予定されている。ただし公開は整備イメージの段階で、今後の詳細設計や周辺調整で変更される可能性がある。
工事はいつから始まるの?
工事は2025年12月着手予定。着手前に設計監理や施工計画、地域連携の調整が進み、公開される完成イメージはあくまで参考で最終仕様が変わる場合がある。

沼津駅南口の旧百貨店跡地を再生するプロジェクトの位置づけと目的

静岡県沼津市に所在する、UR都市機構所有の沼津駅南口の旧百貨店跡地を活用した新たな賑わい拠点整備事業は、地域住民や来訪者にとって「誰もが訪れやすく、自由にくつろげる居心地のよい空間」をつくることを目的としています。事業は、静岡県沼津市、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)、および事業パートナーとして株式会社フィル・カンパニーらが締結した協定に基づいて進められます。

この取り組みは、単に建物を再利用するだけでなく、駅前の回遊性を高め、地域のにぎわいを創出し、周辺商業や公共空間と連携する仕組みを意識した都市再生の一環です。2025年6月25日付けで結ばれた「沼津駅周辺のまちづくり推進に関する事業パートナー協定」に沿って、各主体が役割分担を行い整備を進めます。

プロジェクトの基本スケジュールと工事着手

プロジェクトは2025年12月に工事着手を予定しています。工事着手を前に、検討段階での計画内容や整備イメージを公開し、地域や関係者の理解を得るためのイベントが開催されます。準備段階では設計監理、コンセプト監修、施工計画、地域連携の調整といった作業が並行して進められます。

整備イメージは完成予想図として公開されますが、公開される画像はイメージであり「実際の仕様とは異なる」可能性がある旨も明記されています。これは、今後の詳細設計や関係法令、周辺との調整によって最終仕様が変わる可能性があるためです。

「まちづくりトークイベント」の開催内容と実施概要

本事業に関する情報発信と説明の場として、2025年11月27日(木)13:00から14:00に「まちづくりトークイベント」が開催されます。場所は沼津駅南口の旧百貨店跡地(所在地:静岡県沼津市大手町三丁目1番1号、地番)で、JR沼津駅南口から徒歩1分の立地です。雨天時は会場を沼津ラクーン3階に変更して実施します。

当日のプログラムは、沼津市、UR都市機構、事業パートナー各社の代表が登壇し、整備する施設名称のお披露目整備イメージの公開が予定されています。地域に向けた説明とともに、今後の工事スケジュールや運営方針の概要紹介も行われます。

出席者とイベントの連動企画

イベントには以下の代表者らが出席する予定です。敬称は略されていますが、冒頭から市や事業主体が並ぶ構成で、地域に対する責任と説明を重視した顔ぶれです。

  • 沼津市長 賴重 秀一
  • 株式会社フィル・カンパニー 代表取締役社長 外山 晋吾
  • 株式会社ブルースタジオ 専務取締役 大島 芳彦
  • 加和太建設株式会社 代表取締役 河田 亮一
  • 独立行政法人都市再生機構 中部支社長 竹内 英雄

また、本件のイベントは、同時期に開催される地域イベントとの連動企画として位置づけられています。具体的には、11月27日(木)から11月30日(日)まで開催される「ぬまづ駅前湊マルシェ」と連動して行われる企画であり、にぎわい創出と来訪者の増加を図る取り組みの一部として機能します。

事業パートナー各社の役割と連携体制

本事業では、複数の民間パートナーがそれぞれの専門性を持ち寄り、役割分担を通じてプロジェクトを進めます。各社の役割は明確に定められており、設計、監修、施工、施設運営などの領域で協働する体制が構築されています。

以下では、発表された役割分担を整理して示します。これにより、各パートナーの責任範囲とプロジェクト内での機能が分かりやすくなります。

株式会社フィル・カンパニー
事業パートナー代表を務め、店舗部の統括などプロジェクト全体のとりまとめを行います。地域貢献や運営に関する方針の策定も担います。
株式会社フィル・コンストラクション
拠点施設の設計監理(地域貢献部、店舗部)を担当し、設計から施工に向けた技術的な管理を行います。
株式会社ブルースタジオ
広場の設計やコンセプト監修を担当し、公園的要素や公共的空間のデザイン面をリードします。
加和太建設株式会社
まちづくり活動や地域連携、店舗部の施工など、現場施工と地域調整の両面を担います。

これらの役割は、PPP(Public Private Partnership:官民連携)の枠組みの下で、公共側と民間側の強みを組み合わせて進められる点が特徴です。PPPの説明も明確に示されており、公共施設や公共空間の整備・運営において、互いの専門性を活かす手法として位置づけられています。

フィル・カンパニーグループの取り組み、各社の概要と今後の展開

株式会社フィル・カンパニーグループは、20年間にわたり土地有効活用のノウハウを蓄積してきました。本プロジェクトにおいては、自治体が所有する未利用地に対して提案から実行まで一貫して行う方針が示されています。これにより地域課題の解決や地域社会の活性化に貢献することを目指します。

グループは既存の事業であるフィル・パーク事業プレミアムガレージハウス事業にとどまらず、パートナー企業との連携を通じて地域の特性に応じた最適な活用方法を提案・実現していくとされています。立地条件や土地の規模を問わず、地域のマイクロニーズに応えたまちづくりを自治体とともに取り組む旨が公表されています。

株式会社フィル・カンパニー 会社概要

同社の基本情報は以下の通りです。企業の歴史や資本構成、所在地が記載されています。

  • 設立:2005年6月3日
  • 代表者:外山 晋吾
  • 事業内容:空中店舗「フィル・パーク」、ガレージ付賃貸住宅「プレミアムガレージハウス」等の空間ソリューション事業
  • URL:https://philcompany.jp/(コーポレートサイト)
  • 所在地:東京都中央区築地三丁目1-12 フィル・パーク TOKYO GINZA Shintomi Lab.(郵便番号 104-0045)
  • 資本金:7億8,964万7,000円

その他関連会社の概要

プロジェクトに関与する関連会社の概要も公表されています。組織横断でまちづくりに関する開発と建築を担う体制が整っています。

  • 株式会社フィル・イノベーション・ラボ:設立 2022年12月1日、代表者 小豆澤 信也、事業内容はまちづくりのための空間ソリューション事業、資本金 5,000万円。
  • 株式会社フィル・コンストラクション:設立 2014年3月3日、代表者 髙野 隆、事業内容は空中店舗「フィル・パーク」、ガレージ付賃貸住宅「プレミアムガレージハウス」の建築、所在地はフィル・パーク TOKYO GINZA Shintomi Lab.、資本金 2,000万円。

これら各社の知見を組み合わせることで、設計、施工、運営までを一貫して進める体制が整備されます。加えて外部パートナーであるブルースタジオや加和太建設の専門性を取り入れることで、公共空間と商業空間が一体となった整備が目指されます。

関連情報と注意事項

本事業に関する詳細や最新情報は、自治体や関係各社の公式情報で随時更新される予定です。関連リンクとして沼津市の公式サイトが案内されています。

参考リンク:

まとめ:主要事項の整理

本稿では、沼津駅南口の旧百貨店跡地を活用した賑わい拠点整備事業に関する発表内容を整理しました。以下の表に、イベント日時、場所、出席者、事業開始時期、事業パートナーの主な役割、関連会社の概要を一覧でまとめます。

項目 内容
事業主体 静岡県沼津市、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)、事業パートナー(株式会社フィル・カンパニー等)
協定日 2025年6月25日(沼津駅周辺のまちづくり推進に関する事業パートナー協定)
まちづくりトークイベント日時 2025年11月27日(木)13:00〜14:00
イベント場所 沼津駅南口 旧百貨店跡地(静岡県沼津市大手町三丁目1番1)。JR沼津駅南口徒歩1分。雨天時は沼津ラクーン3階へ変更。
出席予定者 沼津市長 賴重 秀一/株式会社フィル・カンパニー 代表取締役社長 外山 晋吾/株式会社ブルースタジオ 専務取締役 大島 芳彦/加和太建設株式会社 代表取締役 河田 亮一/UR都市機構 中部支社長 竹内 英雄
連動イベント 「ぬまづ駅前湊マルシェ」:2025年11月27日(木)〜11月30日(日)と連動
工事着手予定 2025年12月(予定)
主な事業パートナーの役割
  • 株式会社フィル・カンパニー:事業パートナー代表、店舗部統括
  • 株式会社フィル・コンストラクション:拠点施設の設計監理
  • 株式会社ブルースタジオ:広場の設計、コンセプト監修
  • 加和太建設株式会社:まちづくり活動、地域連携、店舗部の施工
フィル・カンパニー主要データ 設立:2005年6月3日/代表:外山晋吾/所在地:東京都中央区築地3-1-12 フィル・パーク TOKYO GINZA Shintomi Lab./資本金:7億8,964万7,000円/URL:https://philcompany.jp/
関連会社 株式会社フィル・イノベーション・ラボ(設立2022年12月1日、代表 小豆澤信也、資本金5,000万円)/株式会社フィル・コンストラクション(設立2014年3月3日、代表 髙野隆、資本金2,000万円)
備考 公開される整備イメージはイメージ画像であり、実際の仕様とは異なる場合がある。

上記は発表資料に基づく事実の整理です。今後、詳細設計や各種手続き、地域との協議を通じて計画の内容は具体化していきますが、本稿は現時点で公表されている情報を網羅して整理しています。

参考リンク: