『サンドマン』第6巻刊行:収録話とサイン会情報を解説
ベストカレンダー編集部
2025年11月17日 16:14
サンドマン第6巻刊行
開催日:11月17日
ダークファンタジー再び:『サンドマン』第6巻、国内発売の全容
ニール・ゲイマンによるグラフィック・ノベルの傑作シリーズ『サンドマン』の第6巻が、株式会社インターブックスより刊行されました。ネットフリックスでの映像化も話題となった本作は、ダークファンタジーとしての評価が高く、原作コミックの持つ独特の世界観が改めて注目を集めています。
本刊行は2025年11月17日発表で、刊行情報には発行元や仕様、価格、ISBNなどの詳細が明記されています。本文では収録作品の内容、登場人物や物語の位置づけ、著者・翻訳者の紹介、発売に伴うイベント情報・特典、問い合わせ先まで、プレスリリースに含まれる情報を漏れなく整理してお伝えします。
刊行の基本情報と入手に関するポイント
第6巻はオールカラーでB5変形判、272ページの仕様です。定価は3,278円(本体2,980円+税)、ISBNは978-4-924914-96-4。出版社は株式会社インターブックスで、書誌情報と購入や問い合わせの窓口が明記されています。
書籍に掲載しているグラフィック使用については相談可能とあり、メディアや書店、イベントでの展示や転載を検討する際は事前に出版社へ連絡する必要があります。関連情報は出版社の特設ページ(https://books.interbooks.co.jp/sp/sandman/)で確認できます。
収録作品の詳細:夢と現実が交差する短篇群
第6巻は、9人の個性豊かな「夢想家(ドリーマーズ)」たちの人生を描く短篇集に相当します。歴史や地理、現実と夢の境界を自在に行き来しながら、王やスパイ、皇帝、役者、カラス、狼男といった多様な人物たちが、人生や愛、力、闇についての“夢”を語ります。
以下は収録される主な話とその要点です。各話は短篇ながらその後のシリーズの展開やスピンオフ創出へつながる重要な要素を含んでいます。
- 「3度の九月と1度の一月」:デスペア(Despair)がドリームに力比べを持ちかけるエピソードで、デザイア(Desire)、デリリウム(Delirium)、デス(Death)といった〈エンドレス〉の面々が絡み合い、シリーズの象徴的な関係性が描かれる。
- 「カラスの群れ」:カインとアベルが伝えるカラスの物語や、イヴの奇妙な昔話(「アダムの妻・イヴは3人いた」)を通じて、幼いドリームとデスのキャラクターが登場。これらが後のスピンオフシリーズ誕生のきっかけとなった。
- 「ラマダン」:栄華を極めた都市・バグダードを愛する指導者の物語で、鮮やかな色彩と独特のコマ割りが高い評価を受け、サンドマン連載中で最大の販売部数を記録した回である。
- 「オルフェウスの歌」:後半に収録されるこのエピソードは、ドリームのその後の運命に重大な影響を及ぼす重要な物語で、シリーズ全体の流れを左右する位置づけにある。
これらの短篇は、単に奇想に満ちたエピソードを並べるだけでなく、登場人物同士の関係性や過去の出来事の重なり合いが深く構成されており、シリーズ既読者にも新規読者にも相応の発見がある内容です。
読者の反響と評価
プレスリリースには実際の読者の声も紹介されています。世代や性別を超えて、多様な読者が本作の世界観と作画、そして物語の重層性を評価しています。
- 「世界観がすごすぎて、何度も読み返した」(40代男性)
- 「絵が独特で、ちょっと怖いけど好き」(20代女性)
- 「アメコミ好きやダークファンタジーが好きな人にもおすすめ」(50代男性)
- 「どの巻も期待を裏切らないクオリティで最高!」(30代女性)
これらの声は、作品が持つ重厚な世界観と作家・作画陣による表現力が幅広い読者層に届いている証拠とも言えます。Netflixでの映像化によって関心が高まったことで、紙媒体での再評価や新規読者の獲得にもつながっています。
著者と翻訳者、制作体制の詳細
本シリーズの作者はイギリス出身の作家ニール・ゲイマン(1960年生まれ)です。短編・長編小説、コミックブック、グラフィックノベル、脚本など幅広い領域で活躍し、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ブラム・ストーカー賞、世界幻想文学大賞など多数の受賞歴があります。ゲイマンが関わった作品の中には、『夢の狩人(The Sandman: The Dream Hunters)』があり、これが2000年にヒューゴー賞関連書籍部門にノミネートされたことも記録されています。
翻訳は金原瑞人(かねはら みずひと)氏が担当しています。1954年岡山市生まれで、法政大学名誉教授としての学術的背景を持ち、翻訳家としては650冊以上の訳書を手がけてきたベテランです。金原氏はゲイマン作品の翻訳経験が豊富で、『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活』や『アナシンの血脈』など、多くの著作を日本語で紹介してきました。
- 作画・カバーアート
- 作画:ブライアン・タルボット他、カバーアート:デイヴ・マッキーン
- 翻訳
- 金原瑞人
制作体制としては、原作の世界観を尊重しつつ、日本の読者に伝わる表現に翻訳・編集が施されていることがうかがえます。また、オールカラーでの刊行はグラフィック・ノベルとしての視覚的訴求を重視した仕様です。
刊行イベントと問い合わせ先:サイン会情報と特典
翻訳者・金原瑞人氏によるサイン会が、文学フリマ東京の会場で開催されます。開催日は2025年11月23日(日)で、文学フリマ東京41のイベントにて行われます。サイン会の開催場所は文学フリマ東京の該当ブース情報に準じます(イベントページ:文学フリマ東京41 – 2025/11/23)。
サイン会参加者には特典が用意されており、参加者全員にサンドマン特製アクリルスタンドやタロットカードが必ず配布されると明記されています。取材対応が可能である旨もプレスリリースに含まれており、取材を希望する媒体は事前に出版社へ連絡する必要があります。
- イベント名:文学フリマ東京41
- 日時:2025年11月23日(日)
- 出演:翻訳者 金原瑞人氏(サイン会)
- 特典:サンドマン特製アクリルスタンド、タロットカード(参加者全員)
書籍のグラフィック使用に関する問い合わせや取材依頼は、下記の連絡先へ行うよう案内されています。
- 取材依頼・本誌に関するお問い合わせ先
- Email:books_info@interbooks.co.jp
- TEL:03-5212-4652(斉藤)
- 発行:株式会社インターブックス
- 住所:〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目5番10号 九段クレストビル6階
刊行情報の整理(要点まとめ)
以下の表に、第6巻刊行に関する主要なデータを整理します。本文で触れた収録話やイベント情報、問い合わせ先などを一覧にまとめていますので、購入や取材の際の参照にご利用ください。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 書名(シリーズ) | サンドマン シリーズ 第6巻 |
| 作者 | ニール・ゲイマン |
| 翻訳 | 金原 瑞人(かねはら みずひと) |
| 作画/カバー | 作画:ブライアン・タルボット 他 / カバーアート:デイヴ・マッキーン |
| 仕様 | B5変 判、272頁(オールカラー) |
| 価格 | 3,278円(本体2,980円+税) |
| ISBN | 978-4-924914-96-4 |
| 発行 | 株式会社インターブックス |
| 主な収録話 | 「3度の九月と1度の一月」「カラスの群れ」「ラマダン」「オルフェウスの歌」ほか |
| イベント | 文学フリマ東京41(2025/11/23)にて翻訳者サイン会。参加特典:アクリルスタンド、タロットカード |
| 問い合わせ先 | books_info@interbooks.co.jp / 03-5212-4652(斉藤) |
| 出版社住所 | 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目5番10号 九段クレストビル6階 |
| 関連リンク | https://books.interbooks.co.jp/sp/sandman/ |
本稿ではプレスリリースに基づき、第6巻の内容、制作・刊行情報、イベントおよび問い合わせ窓口までの情報を整理しました。収録される短篇群はシリーズ全体の物語に重要な役割を果たしており、翻訳や装丁といった日本語版の制作面も注目に値します。刊行に関する問い合わせや取材希望は、上記の連絡先へ連絡することで対応が案内されます。
参考リンク: