11月22日注目:子育て夫婦の6割がデートゼロ
ベストカレンダー編集部
2025年11月18日 06:14
いい夫婦の日調査
開催日:11月22日
子育て世帯の「夫婦だけの時間」はなぜ減っているのか
アクトインディ株式会社が運営する子供とお出かけ情報サイト「いこーよ」の調査組織、いこーよファミリーラボは、2025年11月22日の「いい夫婦の日」を前に、子育て世帯の夫婦2人の「おでかけ」と「おうち時間」についてのアンケート調査を発表しました。プレスリリースは2025年11月18日付で公開され、調査自体は2025年7月にインターネット方式で実施されています。
今回の調査では、サンプル数は430人、対象は「いこーよ」会員で全国を対象に行われました。調査結果は小数点第2位以下を四捨五入しており、合計が必ずしも100%にならない場合がある旨の注記も掲載されています。以下では発表された数値や親の声を具体的に整理し、現状とニーズを読み解きます。
- 調査方法:インターネットアンケート
- 調査期間:2025年7月
- サンプル数:430(「いこーよ」会員、全国)
- 公表日:プレスリリース 2025年11月18日 00時17分
「年間デートゼロ」が6割超という現実
調査結果では、過去1年以内に夫婦で外食や映画などに出かけたと回答した世帯は30.9%にとどまり、反対に「行っていない」と回答した世帯が60.5%と、6割を超える結果になりました。言い換えれば、子育て世帯の多くで「夫婦2人だけの外出」が行われていない状況が続いています。
その一方で、過去1年間に夫婦2人でおでかけした世帯の中では、回数にばらつきが見られ、1年に1〜2回が約半数(45.1%)、さらに「定期的にデートしている」と答えた世帯は18.8%存在しました。つまり頻度は低いが、定期的に時間を作る夫婦も一定数います。
夫婦の外出実態と目的、行き先の特徴
夫婦でおでかけしたきっかけや行き先、外出してよかったことについても詳細な集計が示されています。外出ができるタイミングや子どもの預け先が確保できたときに出かける夫婦が多く、行き先は比較的日常に近い場所が中心でした。
ここでは、主な数値と保護者の生の声をあわせて紹介します。外出の理由や行き先、外出後の効果に関するデータは、今後のサービス設計や地域支援施策の示唆になります。
外出のきっかけと行き先の上位
過去1年に夫婦でおでかけしたときのきっかけの最多回答は「子供の預け先や都合がついた時」64.7%でした。預け先が確保できるかどうかが、夫婦だけの時間を作る重要なファクターになっていることが数値で示されています。
おでかけ先としてはレストラン(53.4%)とショッピング(45.9%)が上位となり、外出は特別なイベントというよりも日常の延長での外食や買い物を選ぶ傾向がうかがえます。
- 外出きっかけ:子供の預け先や都合がついた時(64.7%)
- 行き先上位:レストラン(53.4%)、ショッピング(45.9%)
保護者の声:外出時の過ごし方や感想
アンケートでは複数の保護者コメントも紹介されており、夫婦だけの時間に対する心情や過ごし方が見えてきます。以下はプレスリリースに掲載された具体的な声です。
- ケース1(5歳女児、7歳男児の家庭)
- 久しぶりに二人で出かけた際に、仕事のキャリアや転勤の話など将来設計について話す機会になったという声。
- ケース2(8歳男児の家庭)
- 夫婦二人の時間は子どもがいないときの話が弾み、関係性を維持する役割があるという感想。
- その他の声
- 幼稚園の預かり時間を利用して昼食を共にする、記念日はホテルレストランに行く、近所でランチや買い物をするなどの具体的な過ごし方が挙げられています。
外出の効果と「また行きたい」という意向、求められるサービス
夫婦だけの外出で得られた効果については、肯定的な回答が多く寄せられています。外出が家族関係や育児に与える影響についての実感も示されています。
また、夫婦がどのようなサポートがあれば外出機会を増やしたいと考えるかについての具体的な希望も明らかになりました。
外出してよかったこと:リフレッシュと会話の機会
「夫婦ふたりのおでかけでよかったこと」としては、「リフレッシュできる」78.9%が最多で、次いで「会話の機会になる」59.4%が続きます。大人だけの時間が心身の余裕に繋がり、育児に対する向き合い方にも良い影響を与えていると受け取れます。
具体的な体験談としては、スノーボードや遊園地など大人向けのアクティビティで気持ちがリフレッシュした例や、子連れだと落ち着いて食事を楽しめないが夫婦でゆっくりできて良かったという声が寄せられています。
「また出かけたい」94.7%と高い希望、必要なサポートは何か
過去1年以内に夫婦で外出した世帯のうち、今後も夫婦2人の時間をとりたいと回答した割合は94.7%に達しました。内訳は「ぜひ取りたい」58.6%、「できれば取りたい」36.1%です。希望は強く存在しますが、実際の行動には課題があることが浮き彫りになっています。
夫婦の時間を増やすために欲しいサービスとしては、次の順に回答が多くなっています。
- 子供も楽しめるイベント中の預かりサービス(69.2%)
- 気軽に利用できる一時保育施設(49.6%)
- 安心して預けられるベビーシッター(22.6%)
保護者の声には「リフレッシュ目的で子供を預けるのは気が引ける」「出かけても子供のことが気になる」といった本音があり、子供が楽しめること、親が安心して預けられることの両立を求めるニーズが明確に示されています。
家庭内での夫婦の時間と関連コンテンツの紹介
外出以外の「おうちでの夫婦の時間」についても調査が行われました。結果は外出と同様に「時間をとれていない」という回答が多く、日常の中での短い共有時間が中心でした。
あわせて、いこーよファミリーラボが過去に行った関連調査や特集のリンクも紹介されています。子育て世帯のライフスタイル全般を把握する文脈として参照可能です。
家庭内の時間は約7割が「持っていない」
「おうちでの夫婦の時間」を持っているかどうかについては、約67.3%が「持っていない」と回答しました。持てている世帯でも、短時間かつ日常的な形にとどまることが多い傾向です。
持っている夫婦の過ごし方では、「一緒にお茶を飲む・話す」21.9%や「テレビを観る」15.8%など、手軽に共有できる行為が上位になっています。日々の中で無理なく続けられる工夫が行われていることがわかります。
関連情報と過去の調査記事
プレスリリースでは、いこーよファミリーラボが過去に実施した複数の調査・特集記事が一覧で示されています。クリスマスやプレゼント、季節行事、子供のプレゼントランキングなど、子育て世帯に関連する広範なテーマが扱われており、今回の調査結果とあわせて参照することで生活者インサイトを深められます。
- 子育て夫婦の夫婦2人の時間調査:全結果(https://iko-yo.net/articles/20460)
- クリスマスに関する意識調査(https://iko-yo.net/articles/19975)
- 子どもの年齢別プレゼントランキング各種(https://iko-yo.net/articles/19980 ほか)
- 冬のおでかけ・冬休み特集(https://iko-yo.net/topics/winter)
- イルミネーション&点灯式特集(https://iko-yo.net/topics/illumination)
調査の要点整理と注意事項(表形式)
最後に、本記事で取り上げた数値と重要情報を表にまとめて整理します。調査の目的や方法、主要な数値、親の希望するサービスなどを一覧で振り返ることで、内容を簡潔に把握できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表者 | アクトインディ株式会社(いこーよ運営)/いこーよファミリーラボ |
| プレスリリース日 | 2025年11月18日 00時17分 |
| 調査期間 | 2025年7月(インターネットアンケート) |
| 対象・サンプル数 | 「いこーよ」会員、全国/430サンプル |
| 年間デート実態 | 過去1年で外出した:30.9%/行っていない:60.5% |
| おでかけ回数(過去1年) | 1〜2回が約45.1%/定期的にデートしている:18.8% |
| 外出のきっかけ | 子供の預け先や都合がついた時:64.7% |
| 主な行き先 | レストラン:53.4%/ショッピング:45.9% |
| 外出の良さ | リフレッシュできる:78.9%/会話の機会になる:59.4% |
| 今後の意向 | 「今後も夫婦2人の時間をとりたい」94.7%(ぜひ58.6%、できれば36.1%) |
| 欲しいサービス | イベント中の預かりサービス:69.2%/一時保育:49.6%/ベビーシッター:22.6% |
| 家庭内の夫婦時間 | 持っていない:67.3%/主な過ごし方:一緒にお茶を飲む・話す21.9%、テレビ15.8% |
| 参考リンク等 | 調査全文:https://iko-yo.net/articles/20460(引用時は広報への事前連絡を要請) |
今回の調査は、子育て世帯における夫婦の時間の実態とニーズを数値と具体的な声で示しています。データは「いこーよファミリーラボ調べ」として公表されており、掲載や引用を行う場合は、プレスリリース内の注意に従い、事前に広報へ連絡しクレジットとURLを記載することが求められています。
本記事では調査で報告された全主な数値、保護者のコメント、関連リンクや調査概要を網羅的にまとめました。調査結果は、地域・施設・サービス設計の参考となる示唆を含んでいますので、関係者は元データ(https://iko-yo.net/articles/20460)もあわせて確認してください。
参考リンク: