12月6日開催 ワールド・ビジョン無料クリスマスコンサート

世界の子どもたちに〈光〉を届ける意図と開催の背景

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン（事務局：東京都中野区、事務局長：中島みぎわ）は、2025年12月6日（土）に都内でクリスマスチャリティーコンサート「The Light of the World　～世界の子どもたちに希望を～」を開催すると発表しました。プレスリリースは2025年11月18日11時48分に配信され、世界各地で困難な状況にある子どもたち一人ひとりに光が届くことを願う趣旨が明示されています。

このコンサートは入場無料で、WVJ公式ウェブサイトで申し込みを受け付けます。主催団体であるワールド・ビジョン・ジャパンはキリスト教精神に基づき、貧困・紛争・災害等により困難な状況で生きる子どもたちの支援を行う国際NGOで、国連経済社会理事会に公認・登録され、約100カ国で活動している団体です。

発表日

2025年11月18日 11:48

主催

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン（WVJ）

目的

音楽と物語を通じて支援地域の子どもたちに対する理解と支援の機運を高めること

演目構成と出演者：音楽と朗読が紡ぐプログラム

コンサートは朗読と音楽演奏を中心に構成され、ワールド・ビジョン・ジャパン親善大使で俳優の酒井美紀さんが特別出演します。酒井氏はチャイルドとの交流やご自身の支援体験を通じたメッセージを朗読で紹介し、スポンサーとチャイルドの長年にわたる交流の物語を伝えます。

音楽面では、世界で活躍するマリンバ奏者の塩浜智子さんと塩浜玲子さんの姉妹、そしてパーカッションの赤羽一則さんによる演奏が行われます。クリスマスソングや名曲のメドレー、情熱的で心温まるパフォーマンスが予定されています。また、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校の生徒有志によるクラシック演奏も上演されます。

• 特別ゲスト：酒井美紀（俳優／WVJ親善大使）— 2007年より親善大使として活動。フィリピンとカンボジアのチャイルドを支援。
• マリンバ：塩浜智子、塩浜玲子— 国内外で演奏経験を持つマリンバ奏者。塩浜智子は3Tomokkinn等、塩浜玲子はWings等で活動。
• パーカッション：赤羽一則— 幅広い演奏活動を行うパーカッショニスト。パーカッション&ピアノユニット『まりずむん』主宰など。

東京藝術大学附属音楽高等学校有志の出演について

在学中の生徒によるアンサンブルがコンサートの一部を担います。出演はチェロやヴァイオリン、フルート、ヴィオラなどを含む編成で、若手演奏家の技術と感性が披露されます。

具体的な出演者と専攻は以下の通りです。各生徒は国内コンクールでの実績なども有しており、演奏の質が期待されます。

• チェロ：池田虎之介（2年、2024年 全日本学生音楽コンクール全国大会チェロ部門第1位、NHK会長賞受賞）
• ヴァイオリン：川瀬眞子（2年、2023年 全日本ジュニアクラシック音楽コンクール第2位）
• フルート：和久井美里（2年、2024年 全日本学生音楽コンクール東京大会第3位）
• ヴィオラ（ヴァイオリン専攻表記）：伊藤理子（2年、2025年K夏季ヴァイオリンコンクール第2位）
• 編曲：矢口晴（1年、作曲専攻）

支援の物語と現地報告：チャイルドたちの声と事業の取り組み

コンサートでは、支援を受けたチャイルドの物語や現地スタッフの報告が紹介されます。フィリピンのマリアちゃん（仮名）――現在22歳となった彼女が、長年支え続けた日本のスポンサーへ向けて綴った感謝の言葉が朗読される予定です。酒井美紀さんがこの物語を朗読で伝えます。

また、WVJが実施した調査では、今年51の国と地域に住む少女432人への聞き取りにおいて、困難の中でも夢や希望を語る声が多く寄せられました。コンサートではフィリピンのほか、アルバニアやその他地域の子どもたちのメッセージも一部紹介されます。

子どもたちの声（一部抜粋）

「私の夢は医者になることです。そうすれば、自分のコミュニティや助けを必要としている人たちを助けることができるからです」（フィリピン、11歳）

「私がすべての女の子に見てほしい未来は、安全に満ちたものです。どの女の子も、表現することや夢を見ることを恐れない世界、私たちが心から尊重される世界を願っています」（アルバニア、13歳）

支援事業の現場からの報告も行われ、ソマリア・ソマリランドで深刻な食糧危機に直面する状況については、9月に現地を訪れた松岡拓也スタッフが最前線の報告を行います。干ばつにより家や家畜を失い、「仕事も食べ物もない」状況が続いていること、子どもの発育に深刻な影響が出ていることが示されています。

その一方で、現地スタッフが実施する支援活動の取り組みも紹介されます。例として、限られた水で実施できる水耕栽培を用いてレタスやホウレン草、小麦などを育て、住民の栄養改善につなげる試験的な取り組みのほか、食糧配送や生活支援が挙げられます。これらの報告は、支援活動が現地でどのように実施されているかを伝える内容です。

加えて、ワールド・ビジョン・ジャパンは現在「1000 GIRLSプロジェクト」を展開中です。これは早すぎる結婚、性的搾取、暴力など、女の子であることが理由で直面する困難に対し、教育や保護、コミュニティ支援を通じて未来を切り開くことを目的とした取り組みで、1000人の少女のチャイルド・スポンサー募集が行われています。

クリスマス期間に向けた募金活動としては、WVJのクリスマスキャンペーン「希望を、贈ろう。」が11月1日から12月25日まで実施されています。クリスマス募金の案内や参加方法はWVJの公式サイトで案内されています。

開催日時・会場・申し込み方法の詳細と要点の整理

コンサートの開催日時・会場・入場情報は明確に公表されています。日時は2025年12月6日（土）14:00〜15:30（開場13:30）、会場はウェスレアン・ホーリネス教団 淀橋教会で、所在地は〒169-0073 東京都新宿区百人町1-17-8です。交通アクセスはJR山手線「新大久保駅」徒歩3分、総武線「大久保駅北口」徒歩1分と案内されています。

入場は無料ですが、参加には事前申し込みが必要です。申し込み方法はWVJ公式ウェブサイト上での受付となっており、詳細・申し込みフォームは同サイトに掲載されています。イベントではワールド・ビジョン・ジャパンスタッフによる支援現場からの報告や、チャイルドの物語の朗読、音楽演奏が一連のプログラムとして提供されます。

以上が発表されたコンサートの詳細です。音楽と物語を通じて、支援現場の現状やチャイルドたちの声が紹介される構成になっており、参加にはWVJ公式ウェブサイトでの申し込みが必要です。募金やチャイルド・スポンサーシップ、1000 GIRLSプロジェクトなど、具体的な支援の方法も案内されています。

記事中の情報はワールド・ビジョン・ジャパンのプレスリリースに基づくものであり、会場の所在地、日時、出演者、プロジェクト名、キャンペーン期間などの記載はその内容を正確に反映しています。申し込みや詳細確認はWVJ公式ウェブサイトで行ってください。