11/28開業 JIN6サウナで呼子に賑わい復活へ

JIN6サウナ開業

開催日:11月28日

JIN6サウナ開業
クラウドファンディングってまだ支援できるの?期限はいつ?
はい。READYFORで募集中で、目標は500万円。募集期間は2025年12月19日(金)23:00までです。詳細やリターンは募集ページで確認できます。
呼子では具体的にどんな体験ができるようになるの?
サウナ(JIN6、11/28開業予定)、古民家宿泊(中尾甚六HOTEL/2026年1月予定)、クラフトビール、かき氷、蒸留所見学や海鮮食堂などが整備されます。

港町・呼子が辿ってきた歴史と今回の取り組みの背景

佐賀県唐津市呼子町は、古くから海上交通の要衝として大陸文化と結び付き、江戸時代には国内有数の捕鯨基地として栄えてきました。地域の暮らしと繁栄を支えた鯨は「鯨一頭で七浦潤う」と言われ、捕鯨にまつわる祭礼や供養の文化が町に深く根付いています。

こうした歴史的背景を踏まえ、株式会社アミナコレクションは呼子の町並みや産業、空き家問題などの課題に対応しつつ、港町に賑わいを取り戻すためのプロジェクトを立ち上げました。代表取締役社長の進藤さわと氏は、父の故郷である呼子に関わる中で地域課題を強く意識し、空き家の購入を通じて再生に取り組む決意を固めています。

地域の歴史的要素
捕鯨文化、祈りと供養の習慣、古い町並み(重要伝統的建造物群保存地区選定を目指す動き)
近年の動き
2023年の「呼子くんち」復活など、文化再生の兆し

代表の言葉として、進藤氏は「地方は人口減少と高齢化で限界に達しつつある。向こう10年で反転のきっかけを作れた地域は残るが、10年で反転できない地域は二度と戻れない」というある官僚の言葉を重く受け止め、これからの5年間で反転の火付け役となるべく奔走すると述べています。

鯨をしるべに港町を再び輝かせる「呼子・鯨の町興しプロジェクト」クラウドファンディングを開始 画像 2

6つの事業が描く呼子の再生像 — 施設ごとの役割と特徴

このプロジェクトは、宿泊、サウナ、食、クラフトビール、かき氷、蒸留所と多面的に展開することで、観光客の滞在時間延長と交流人口の増加、地域産業への波及を目指します。以下に各施設の具体的な内容を詳述します。

各施設は古民家の再生や地域素材の活用を共通テーマとし、地域の歴史や風土を体験できる設計がなされています。運営には当社が培ってきた宿泊・サウナ運営のノウハウが活かされます。

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中尾甚六HOTEL(分散型宿泊施設)

開業予定:2026年1月。呼子の町全体をひとつの「ホテル」と見立て、古民家を活かした分散型の宿泊施設として運営されます。地域の歴史や生業を肌で感じられる滞在を提供し、食材や文化、観光を通して地域ブランドの価値向上を図ることが目的です。

中尾甚六HOTELは中核となる宿泊提供の仕組みであり、他の飲食・体験施設との連携により呼子全体の観光価値を高める役割を担います。館内外で地域ガイドや食体験の導入が検討されています。

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JIN6サウナ(地域性を活かしたサウナ施設)

オープン日:2025年11月28日。鯨・イカ・窯をモチーフにした3つのサウナ室を備える、呼子ならではのサウナ施設です。千葉・富津の「SATOYAMA TERRACE」などを運営してきた実績を持つ当社が、サウナ王・太田広の監修のもと開発しました。

JIN6サウナは、良質なサウナを求めて訪れる旅行者を新たな目的客として呼び込み、交流人口の増加や地域経済への波及効果が期待されています。所在地の詳細は〒847-0303 佐賀県唐津市呼子町呼子3079です。

  • オープン:2025年11月28日(金)
  • SNS:Instagram@nakaojinroku_hotel_sauna / X @Jin6Sauna
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Whale Brewing(クラフトビール醸造所)

オープン日:2023年12月。築80年の古民家を再生して作られた醸造所で、呼子の捕鯨史を称えるシンボルとして「Whale Brewing」と命名されました。朝市通りに位置し、地域の歴史を踏まえたブランディングがなされています。

同ブルワリーはジャパン・グレートビア・アワーズ2025にて3種類すべてが銀賞を受賞しており、地元の素材や歴史を活かした商品開発と観光資源化が図られています。

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甚六果実店(かき氷店)

オープン日:2025年5月。古民家を活用したかき氷店で、唐津・呼子周辺で採れる旬の果物をふんだんに使い、果実本来の風味を活かしたメニューを提供します。地域の農産物の魅力発信と観光客への新たな体験提供が狙いです。

地元果実の季節感を前面に出すことで、呼子の食文化と一次産業に対する注目を高める役割を期待されています。

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呼子甚六食堂(海鮮食堂)

開業予定:2026年1月。呼子の鮮魚とオリジナル出汁を用いた海鮮食堂で、呼子朝市の新たなランドマークを目指します。地元漁業と連携し、漁獲された鮮魚の魅力を来訪者に届ける構成です。

地域の食文化の伝達や地元産業の収益機会創出が想定され、朝市とのシナジーによる集客効果も期待されています。

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浦田邸宿泊施設(中尾甚六HOTEL別棟)

開業予定:2026年1月。中尾甚六HOTELの一棟貸しの別棟客室で、石積みや梁など建築的特徴を活かした贅沢な宿泊空間を提供します。一棟貸しの性格上、プライベートな滞在を求める客層に対応します。

歴史的建築の保存と宿泊需要のマッチングを通じて、古民家再生の持続可能性を高める狙いがあります。

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THREE Aroma Distillery 呼子蒸留所(アロマ蒸留所)

オープン日:2025年10月。国内最大級の蒸留器を有するアロマ蒸留所で、呼子朝市通りに面した古民家を改装して整備されました。THREEハーブガーデンで収穫された植物から精油を抽出する体験や、研究ラボでの精油開発、限定アイテム販売を予定しています。

蒸留所見学、季節ごとの体験イベントなどを通じて、コスメティックやアロマ文化を観光資源に組み込む取り組みです。観光と製造・研究を結びつけることで、地域産業の多角化を目指します。

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クラウドファンディングの概要とアミナコレクションの事業体制

本プロジェクトのクラウドファンディングはREADYFORにて実施されています。第一目標金額は500万円で、用途は「呼子鯨の町興しプロジェクト」事業費の一部に充当されます。募集期間は2025年12月19日(金)23:00までです。

募集ページのURLは次の通りです:https://readyfor.jp/projects/kujira-yobuko。支援者にはプロジェクトを通じて呼子町の魅力を体感できるリターンが用意されています(詳細は募集ページを参照)。

第一目標金額
500万円
用途
呼子鯨の町興しプロジェクト事業費の一部
募集期間
〜2025年12月19日(金)23:00
募集ページ
https://readyfor.jp/projects/kujira-yobuko

運営主体である株式会社アミナコレクションは1976年創業で、「フォークロアの再創造」を理念に多角的な事業展開を続けています。物販ブランド(チャイハネ、Kahiko、倭物やカヤ等)や卸売、カフェ、宿泊・サウナ施設の運営実績があり、今回のプロジェクトは2026年の創業50周年に向けた取り組みの一環として位置付けられています。

会社側は、呼子プロジェクトを単なる観光施設整備ではなく「自分たちの町を自分たちで守る」地域再生のモデルに育てたいと述べています。プロジェクトは呼子のみならず広く地方再生の事例となることを目指しています。

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要点整理(データ一覧)と締めのまとめ

以下は本記事で触れたプロジェクトの主要情報を表形式で整理したものです。開業日、場所、役割、受賞歴や特徴などをまとめています。

施設/項目 種別・特徴 オープン予定日/既オープン 所在地・備考
中尾甚六HOTEL 分散型宿泊施設(古民家再生) 2026年1月(予定) 呼子の町全体をホテル化し地域ブランド向上を図る
JIN6サウナ サウナ(鯨・イカ・窯をモチーフの3室) 2025年11月28日(オープン) 所在地:〒847-0303 佐賀県唐津市呼子町呼子3079。Instagram@nakaojinroku_hotel_sauna / X @Jin6Sauna
Whale Brewing クラフトビール醸造所(古民家再生) 2023年12月(オープン) ジャパン・グレートビア・アワーズ2025で3種類すべて銀賞受賞
甚六果実店 かき氷店(旬の果物使用) 2025年5月(オープン) 古民家を活用し果実本来の風味を引き出すメニューを提供
呼子甚六食堂 海鮮食堂(鮮魚とオリジナル出汁) 2026年1月(予定) 呼子朝市の新たなランドマークを目指す
浦田邸宿泊施設 一棟貸し(中尾甚六HOTEL別棟) 2026年1月(予定) 石積みや梁を活かした贅沢な宿泊空間
THREE Aroma Distillery 呼子蒸留所 アロマ蒸留所(国内最大級の蒸留器、研究ラボ) 2025年10月(オープン) 蒸留所見学、限定アイテム販売、体験イベントを予定
クラウドファンディング READYFORで実施 目標:500万円 募集期間:〜2025年12月19日(金)23:00。募集ページ:https://readyfor.jp/projects/kujira-yobuko

本稿では、株式会社アミナコレクションが呼子町で進める「呼子・鯨の町興しプロジェクト」の全体像と各施設の詳細、クラウドファンディングの主要事項を整理して紹介しました。各施設は古民家再生や地域資源の活用を通じて観光・産業の活性化を目指しており、募集期間や目標金額、具体的なオープン日などの重要な情報は上表の通りです。今後の進捗は募集ページや運営会社の発表で確認できます。

参考リンク: