12月12日公開 ホワイトハンドコーラスの記録映画
ベストカレンダー編集部
2025年11月19日 13:39
ホワイトハンド映画公開
開催日:12月12日
音と手で綴るドキュメンタリーが吉祥寺で公開される
一般社団法人El Sistema Connectは、一般財団法人さわかみ財団と共同制作したドキュメンタリー映画『ホワイトハンドコーラスNIPPON ~Brüder よろこびのウィーン~』を、2025年12月12日(金)よりアップリンク吉祥寺で公開することを発表しました。本作は文部科学省選定作品としての上映となります。
プレスリリースは2025年11月19日 11時00分に出されており、制作は一般財団法人さわかみ財団と一般社団法人El Sistema Connectが連名で行っています。出演はホワイトハンドコーラスNIPPON、コロンえりか、写真家の田頭真理子、監督は池田圭佑氏です。
作品の骨子と上映開始日
本作は、2021年12月に東京芸術劇場で行われたホワイトハンドコーラスNIPPONによるプロのオーケストラとの『第九』挑戦から軸が始まります。ソプラノ歌手で芸術監督のコロンえりか氏の指導のもと、障がいの有無を超えて響き合う「見える第九」が生まれ、その後の活動を追った記録です。
その後の軌跡として、2024年にはベートーヴェン『第九』初演の地であるオーストリア・ウィーンでの公演を実施。映画は子どもたちの“手歌”と声を通じた表現の変遷や、公演準備、海外公演の模様、撮影現場の記録を収めています。写真家田頭真理子氏による写真展「第九のきせき」も同時に紹介され、指先に宿る光を写し取ったビジュアルが展開されます。
- 公開日: 2025年12月12日(金)
- 会場: アップリンク吉祥寺(詳細は後段参照)
- 上映時間: 99分
- 制作: 一般財団法人さわかみ財団、一般社団法人El Sistema Connect
- 出演: ホワイトハンドコーラスNIPPON、コロンえりか、田頭真理子、池田圭佑(監督)
公開初日のスペシャルトークショーと当日の流れ
公開初日である2025年12月12日(金)の上映後に、スペシャルトークショーが実施されます。登壇予定者はホワイトハンドコーラスNIPPON芸術監督のコロンえりか氏、写真家の田頭真理子氏、そして本作監督の池田圭佑氏です。撮影の舞台裏や表現に込めた想いが語られる構成です。
スペシャルトークショーには手話通訳が入る予定で、包摂性やバリアフリーに配慮した運営がなされます。開始時刻は2025年12月12日(金)17:00頃(予定)と案内されていますが、映画館の都合により正確な開始時間は開催一週間前に確定されます。終了は18時台の回を予定しています。
- 映画上映(99分)
- コロンえりか氏、田頭真理子氏、池田圭佑氏によるスペシャルトークショー
- フォトセッション(一般来場者あり)
- 囲み取材タイム
取材を希望する報道関係者は、所定の申込フォームから申し込む必要があります。取材時には記者証または社名入り腕章の着用が求められます。申込フォームのリンクは公式の告知ページ等で案内されています。
制作背景とさわかみ財団アーカイブス・プロジェクト
本作はさわかみ財団の進める「さわかみアーカイブス・プロジェクト」の一環として制作されました。同プロジェクトは「より良い社会づくり」を理念に、人・歴史・文化を映像として未来へ記録することを目的としています。本作は次世代へとつなぐ希望のドキュメンタリーとして位置付けられています。
後援には駐日ベネズエラ大使館、オーストリア大使館およびオーストリア文化フォーラム東京が名を連ねており、国際的な協力関係のもとで制作・上映が行われます。写真展「第九のきせき」も作品の一部として併設され、映画に写し出された視覚要素を独立した展示で補完します。
- 後援
- 駐日ベネズエラ大使館、オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京
- 写真展
- 「第九のきせき」写真家 田頭真理子
- 配給・公開予定館
- アップリンク吉祥寺(2025年12月12日公開)
関連情報や制作側の発信はさわかみ財団のアーカイブページやSNSでも公開されています。作品の公式情報は各団体の公式サイトおよびSNSで確認できます。
ホワイトハンドコーラスNIPPONとは/受賞歴と活動の詳細
ホワイトハンドコーラスNIPPONは、ろう者、難聴、全盲、弱視、車いすユーザーなど多様なメンバーが所属するインクルーシブな合唱団です。南米ベネズエラ発祥の音楽社会活動「エルシステマ」の理念に共感して2019年に設立され、誰もが無料で参加し学べる場を提供しています。
合唱は声で歌う「声隊」と手話の表現で歌う「サイン隊(手歌/しゅか)」が同時にパフォーマンスする構成が特徴で、サイン隊は白い手袋を着用して表現を行います。2020年には東京芸術劇場との共同主催事業、京都では京都女子大学と連携協定を締結して活動の幅を広げています。
- 設立: 2019年
- 主な連携: 2020年 東京芸術劇場共同主催事業、京都女子大学連携協定
- 顕著な受賞歴:
- 2023年 キッズデザイン賞
- 2024年 ゼロ・プロジェクト・アワード2024(ウィーンの財団が主宰するバリアフリーの国際賞)
- 2025年3月 第3回やなせたかし文化賞
活動の様子や詳細は一般社団法人El Sistema Connectの公式ページおよびSNSで紹介されています。練習や公演の記録、教育的な取り組みの概要が公開されており、映画はその活動記録の映像化でもあります。
関連リンクと参考情報
公式および関連ページは以下の通りです。詳細な情報や最新の上映スケジュール、取材申し込みは各公式ページで確認できます。
- ホワイトハンドコーラスNIPPON 活動ページ: https://elsistemaconnect.or.jp/activity/whc-nippon/
- El Sistema Connect 公式: https://elsistemaconnect.or.jp/index.html
- さわかみアーカイブス「ホワイトハンズコーラス」特設: https://sawakami.org/category/white-hands-chorus-2/
- さわかみ財団HP: https://sawakami.org/
- アップリンク吉祥寺 作品ページ: https://joji.uplink.co.jp/movie/2025/29489
- アップリンク吉祥寺 アクセス: https://joji.uplink.co.jp/map
要点の整理
以下の表に本記事で触れた主要項目を整理します。公開日や会場、上映時間、出演・制作クレジット、関連連絡先といった基本事項を明示しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | ホワイトハンドコーラスNIPPON ~Brüder よろこびのウィーン~(文部科学省選定作品) |
| 公開開始 | 2025年12月12日(金) |
| 初日イベント | 上映後スペシャルトークショー(コロンえりか、田頭真理子、池田圭佑)、手話通訳あり。開始は2025年12月12日17:00頃予定、正確な開始時間は開催一週間前に確定。18時台終了回を予定。 |
| 上映時間 | 99分 |
| 会場 | アップリンク吉祥寺 〒180-8520 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目5−1 パルコ地下2階 |
| 製作 | 一般財団法人さわかみ財団、一般社団法人El Sistema Connect |
| 出演 | ホワイトハンドコーラスNIPPON、コロンえりか、田頭真理子、監督 池田圭佑 |
| 後援 | 駐日ベネズエラ大使館、オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京 |
| 写真展 | 田頭真理子「第九のきせき」 |
| 取材申込 | 所定の申込フォームより事前申し込みが必要。取材時は記者証または社名入り腕章の着用が条件。 |
| 参考URL | https://elsistemaconnect.or.jp/activity/whc-nippon/ 、https://joji.uplink.co.jp/movie/2025/29489 、https://sawakami.org/ |
以上が公開情報と制作背景、上映当日の運営に関する整理です。作品は視覚と聴覚を超えた表現の可能性を示す記録として制作されており、公開・トークイベントを通じて撮影の舞台裏や参加者の思いが伝えられる構成になっています。
参考リンク: