2月開催｜高校生向け体験『おしごとフェア』全国7会場

高校生向けの“体験を中心にした出会い”を2月に実施する理由と背景

高校生の新卒採用ニーズは拡大しており、厚生労働省の取りまとめでは、2026年3月卒の求人倍率が2025年9月時点で3.94倍となっています（※1）。企業は初任給や福利厚生の充実を図り採用力を高める一方で、高校生側は就職活動の制度的制約や短期化により、十分な企業理解やキャリア検討の機会が不足しがちです。

この状況を受けて、ジンジブは新年度前の2月に「おしごとフェア」と「先生Fes」を全国で開催します。2月開催はおしごとフェアとしては今回が初めてであり、高校生が仕事を体験しながら企業と交流できる場を早期に設けることで、進路選択のミスマッチ低減とキャリア理解の促進を目指します。

なぜ2月開催が重要なのか

高校生の就職活動は、学校を通した応募（学校斡旋）や「1人1社までの応募」など、独自の慣行と短期のスケジュールが特徴です。これにより、夏前後の忙しい時期に限られた判断材料で応募先を決定するケースが多く、結果的にミスマッチが発生することがあります。

ジンジブは、新年度直前である2月に体験と出会いの機会を設けることで、生徒が早期に企業理解を深め、夏以降の応募や見学・インターン申込に備える時間的余裕を作る意図があります。

参考データと過去実績

ジンジブが発表した過去のイベント実績は以下の通りです。オープンカンパニー申込数やインターン申込数、参加者数などの具体的な数字が示されています。

• オープンカンパニー申込数：1,183人
• インターンシップ申込数：331人
• 参加者数（累計・のべ）：おしごとフェア：6,002人、ジョブドラフトFes：4,337人、先生Fes：579校

これらの実績は、体験型イベントが実際に進路決定や見学申し込みにつながる可能性を裏付けています。

「おしごとフェア」：高校生が仕事を体験する場の具体内容

「おしごとフェア」は高校生向けのおしごと体験イベントです。地域の企業による実物の道具や器具を用いた体験、企業担当者とのコミュニケーションを通じて仕事の魅力を理解し、自身の興味関心を確認できる場を提供します。

当日、参加した高校生は出展企業へのインターンシップやオープンカンパニー（企業見学）の申込希望を出すことができ、体験をきっかけに具体的な応募行動へつなげることが可能です。事前に高校単位で授業（社会理解・自己理解・企業研究等）を実施するプログラムも用意されています。

開催概要（おしごとフェア2026 2月）

基本情報は以下の通りです。開催時間は統一され、全国で複数会場にて実施されます。

開催時間：13:30〜17:00（受付開始：13:00〜）／対象：高校生全学年／参加料：無料

過去実績として、2024年は12会場で389社・3,167名が参加、2025年は19会場で576社・6,002名が参加しています。2月開催は2026年が初です。

出展企業と体験例

「おしごとフェア2026」には製造業、建設、物流、医療・福祉、サービス業など多分野の企業が出展予定です。以下は出展企業の一覧（公表分）です。

• Ｆ－ＬＩＮＥ株式会社
• さくら株式会社
• 株式会社TAISEI
• 株式会社エーゼット
• 株式会社オカムラ
• 株式会社とみづや
• 株式会社ベル
• 株式会社ホットマン
• 株式会社みちのく建設
• 株式会社メディプラン
• 株式会社環境システムサービス
• イノデン株式会社
• 菊池電気工事株式会社
• 株式会社吉田建設工業
• 株式会社久保工務店
• 株式会社佐野塗工店
• 株式会社三協工作所
• 株式会社小郡カンツリー倶楽部
• 株式会社昭栄製作所
• 株式会社辛島組
• 株式会社盛田工業所
• 株式会社青木製作所
• 有澤建設株式会社
• 株式会社谷川電気工事
• 株式会社天電
• 株式会社福島工務店
• 株式会社豊昇
• 協立電業株式会社
• 合同会社ゆうあい防災
• 三輝工業株式会社
• 司佐基工株式会社
• 神奈川管材株式会社
• 西嶋電設株式会社
• 東北三上機材株式会社
• 東洋テック株式会社
• 東洋計測株式会社
• 東洋製薬化成株式会社
• 日鉄鋼板株式会社
• 富士理想工業株式会社
• 北稜建設株式会社
• 岬工業株式会社
• 有限会社ベイシス福岡
• 有限会社小林土建
• 萬代電機工業株式会社

過去の体験例としては、アパレルの布染め体験（岡山）、造園の剪定・植木体験（京都）、ヘルメットやハーネスの装着体験（神奈川）などがあり、実技を通して業務理解が深まる内容が用意されています。

「先生Fes」：進路指導の先生と企業の情報交流会

「先生Fes」は進路指導を担う先生と高卒採用企業の交流を目的としたイベントです。先生は企業や業界の理解を深め、生徒への指導に役立てることができ、企業は学校側の理解を得て高卒採用につなげることができます。意見交換を通じて、職場環境やキャリア支援についての理解を深める場でもあります。

先生向けの体験・説明は実践的な要素を含み、運送の荷物梱包、医療の口腔内水吸引体験、建設の塗装体験など、先生自身が体験するプログラムも例示されています。

開催概要（先生Fes 2026 1月〜2月）

開催時間は14:30〜17:30、全国17会場での実施予定です。参加対象は学校関係者（先生）です。過去の実績として、2024年は合計で多数の会場で251社・353校の先生が参加、2025年は441社・579校の先生が参加しています。

出展企業（一部公表分）は多岐にわたり、物流、製造、建設、サービス、福祉など多数の企業が参加予定です。下記に出展企業一覧（公表分）を掲載します。

• FJリゾートマネジメント株式会社
• アサヒロジスティクス株式会社
• アルス工業株式会社
• アルファクラブ株式会社
• さくら株式会社
• ヤマネ鉄工建設株式会社
• 株式会社AZUMA
• 株式会社t.t.o
• 株式会社エーゼット
• 株式会社エスコ
• 株式会社エフトック
• 株式会社エムデジ
• 株式会社キット
• 株式会社キョーネン
• 株式会社クボヤマ建設
• 株式会社コアズ
• 株式会社スグロ鉄工
• 株式会社ティーガイア
• 株式会社ハーマン
• 株式会社ベルーナ
• 株式会社ホットマン
• 株式会社マリンフロート
• 株式会社マルナカ設備工業
• 株式会社ヨシダ商事運輸
• 株式会社ランドテクト
• 株式会社永元興産
• 株式会社丸一宇野左官
• 株式会社岩下組
• 株式会社亀山機材店
• 株式会社宮都機工
• 株式会社啓愛社
• 株式会社黒岩鋳造所
• 株式会社昭興
• 株式会社誠辰
• 株式会社大晃
• 株式会社大和紙工業
• 株式会社東部産業
• 株式会社福島工務店
• 株式会社豊前清掃社
• 株式会社名洋電機
• 丸八商事株式会社
• 共進建工株式会社
• 熊本不二コンクリート工業株式会社
• 三和リース株式会社
• 山陰冷暖株式会社
• 社会福祉法人白岡白寿会
• 昭和ミート株式会社
• 株式会社木山組
• 上内工業株式会社
• 神奈川管材株式会社
• 西嶋電設株式会社
• 大正建機株式会社
• 大和開発観光株式会社
• 東北テレメディア開発株式会社
• 東北三上機材株式会社
• 東北自動車輸送株式会社
• 扶桑工業株式会社
• 平和電業株式会社
• 岬工業株式会社
• 有限会社ウォールテック
• 有限会社ベイシス福岡
• 有限会社佐藤技建
• 有限会社時信レッカーセンター
• 有限会社清水基工
• 萬代電機工業株式会社

参加者の声と、イベントがもたらす効果

ジンジブが実施した参加者アンケートや、出展企業・学校関係者の事例紹介から、体験型イベントが進路決定に具体的に寄与していることがうかがえます。先生や企業、参加した高校生が実感した変化や成果を紹介します。

先生や企業の声は、会場でのダイレクトな対話がミスマッチを減らし、見学・インターン申込につながる点を評価しています。生徒側は「様々な業界を知り視野が広がった」「自分の興味関心が分かった」と回答するケースが多く、実際にインターン申込や内定につながった事例も報告されています。

学校側の事例（明聖高等学校 中野キャンパス）

進路指導部の荒川侑介先生は、従来は求人票中心の指導に課題を感じていたと述べています。おしごとフェアへの参加を経て、生徒が主体的に企業ブースを訪れ、オープンカンパニーや職場見学の申込を行い、9月の応募開始に合わせて早期に内定を得た事例を紹介しています。

先生は、生徒が会場で直接企業担当者と対話したことでミスマッチが減り、履歴書や面接準備にまで前向きな変化が生じた点を評価しています。2月の開催には新3年生や先生自身で参加を検討すると述べています。

企業側・参加生徒の声

さくら株式会社（建設）は、配管工の仕事理解を深めるために実物の配管を使った体験や社内雰囲気の伝達を行い、出展を通じて採用につながったエピソードを共有しています。出展時の説明では、代表者と人事担当が学生に向けて実体験や仕事観を率直に語る場面も設けられ、企業の人柄が伝わることが採用につながる要因になっているとしています。

多摩流通（物流）も、イベントで高校生に事業や職種を身近に感じてもらう体験を用意し、合同企業説明会で知り合った学生が入社に至った事例を報告しています。参加した高校生の声としては、求人票だけでは分からない社内の雰囲気や人間関係が分かり、応募先の判断材料になったという意見があります。

申し込み方法、採用スケジュール、まとめ表

イベントの問い合わせや参加申込は、ジンジブの「ジョブドラフトFes運営事務局」問い合わせフォームから行います。フォームの選択手順が明記されており、学校関係者・企業の両方に対応しています。

高卒採用のスケジュール（2026年3月卒向け）も公表されており、会場参加のタイミングと学校を通した応募時期を踏まえて行動することが重要です。

問い合わせフォーム

https://job-draft.com/

フォーム操作の手順

1. 「お問い合わせのご所属」→「企業の方」または「学校関係者の方」を選択。 2. 「お問合せ内容」→「おしごとフェア・ジョブドラフトFesについて」を選択。 3. ご希望の会場日時を記入。

高卒採用の主要スケジュール（2026年3月卒）

1. 6月1日：ハローワークによる求人申込書の受付開始
2. 7月1日：企業による学校への求人申込及び学校訪問開始
3. 9月5日：学校から企業への生徒の応募書類提出開始（沖縄県は8月30日）
4. 9月16日：企業による選考開始及び採用内定開始
5. 10月以降：2次応募・2社応募が始まる時期（都道府県により差あり）

最後に、主催の株式会社ジンジブの概要を記載します。本社は大阪に所在し、代表取締役社長は佐々木満秀氏、設立は2015年3月23日（グループ創業1998年9月1日）、事業内容は高卒就職採用支援・人財育成・人事支援サービスなどです。上場は東京証券取引所グロース市場（証券コード：142A）となっています。

本記事は、ジンジブが発表したプレスリリースの内容に基づいて作成しました。掲載した日程、会場、企業名、参加実績、問い合わせ方法などはプレスリリース記載の情報を忠実に反映しています。