楽天市場アプリにAI発見機能が登場 約5億点から新たな出会い

ディスカバリー提供開始

開催日:11月20日

ディスカバリー提供開始
どうやって使うの?
特別な設定は不要。楽天市場アプリを起動してホームの「探す」→「発見」をスクロールするだけで、個別化された画像や動画が表示され、気になるものをタップすると商品ページへ遷移します。iOS/Android両対応です。
どんなデータをもとにおすすめされるの?
楽天の自社開発AIは購買履歴、閲覧履歴、お気に入り登録などの行動データを解析し、出店店舗が用意した画像・動画や特集記事の中から個人に最適なコンテンツを選定して表示します。

膨大な商品の海から「発見」する体験へ:ディスカバリーレコメンデーションとは

楽天グループ株式会社が運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」は、2025年11月20日 15時37分にプレスリリースを発表し、自社開発のAI技術を活用した新機能「ディスカバリーレコメンデーション」の本格提供開始を公表しました。本機能は「楽天市場」アプリに実装され、同日より利用可能となっています。

この機能は、約5億点にのぼる出店商品群の中から、ユーザーごとの興味・関心に最適化された画像や動画、商品ページやコンテンツページの情報を表示することで、まだ出会っていない商品や自分の好みに合った逸品を見つけることを目的としています。出店店舗は5万以上とされ、個性ある店舗群の商品の魅力をより広い潜在顧客層へ訴求する仕組みとなります。

「楽天市場」、AI活用により新たな商品との出会いを創出する新機能「ディスカバリーレコメンデーション」の本格提供を開始 画像 2

導入の背景と位置づけ

楽天はこれまでも「Shopping is Entertainment!」を掲げ、1億以上の楽天IDや70を超えるサービス基盤から得られる消費行動分析データを活用し、顧客体験の向上を進めてきました。ディスカバリーレコメンデーションは、この流れの延長線上にある機能で、AIを用いてユーザーと商品との新たな出会いを促進します。

同社はまた、AI化を意味する造語「AI-nization(エーアイナイゼーション)」を掲げ、ビジネスのあらゆる面でAIの活用を推進しており、本機能もその取組みの一環です。

ユーザーに見える体験の詳細:アプリ上でどう表示されるか

ディスカバリーレコメンデーションは「楽天市場」アプリのホーム画面にある「探す」タブをタップすると表示される「発見」のページ上で提供されます。ユーザーはそのページをスクロールすることで、各自に最適化された様々な商品の画像や動画を閲覧できます。

画面上の画像や動画をクリック(タップ)すると、該当する各店舗の商品ページや関連するコンテンツページへ遷移します。これにより、気に入った商品を即時に購入手続きへ進めるといった行動につながる設計です。

ユーザー側の操作手順と表示要素

利用にあたっては特別な設定は不要で、アプリの標準UI上で利用できます。具体的なアクセス方法は以下の通りです。

  1. 「楽天市場」アプリを起動
  2. ホーム画面上の「探す」タブをタップ
  3. 表示される「発見」のページをスクロールして画像・動画等を閲覧
  4. 気になる画像や動画をタップして商品ページ/コンテンツページへ遷移

iOS版、Android版それぞれのダウンロードまたはアップデート用リンクは次の通りです。

AIの働きと店舗への影響:何を根拠に表示が最適化されるか

本機能では楽天の自社開発AIが、ユーザーの行動データをもとに潜在的な興味や関心、好みを分析し、それに合致する商品やコンテンツを選び出して表示します。対象となる利用データには、購買履歴、閲覧履歴、お気に入り登録状況(ブックマーク)などが含まれます。

表示されるコンテンツは、出店店舗が作成した画像や動画、特集記事など多様な素材の中から選択されます。つまり、店舗側が用意した訴求コンテンツをAIが適切なユーザーに届けることで、検索による流入だけでなく、潜在的な関心層へのリーチが期待されます。

期待される効果と考慮点

出店店舗にとっては、以下のような効果が見込まれます。

  • 自社商品を検索したユーザー以外の潜在層にも訴求できる。
  • 画像や動画といったクリエイティブを通じた魅力訴求が強化される。
  • 購入の導線が短くなることで、コンバージョン率の向上が期待される。

一方で、AIの判定に基づく表示の最適化やアルゴリズムの説明可能性、表示内容の公平性・透明性など運用面での配慮や継続的な改善が必要となります。楽天は自社開発AIによる分析により、ユーザー体験と出店店舗の双方にとって有益な表示を目指すとしています。

提供情報の詳細とまとめ

プレスリリースに記載された新機能の主要情報を整理するとともに、実際の提供方法や関連情報を明確に伝えます。提供はアプリ限定で、2025年11月20日(木)から本格提供が開始されています。

以下では本記事で取り上げた項目を網羅的にまとめ、読者が機能の要点を把握しやすいよう構成しました。

発表者
楽天グループ株式会社(楽天)
発表日時
2025年11月20日 15時37分
提供機能名
ディスカバリーレコメンデーション
提供開始日
2025年11月20日(木)
提供場所
「楽天市場」アプリ(ホーム画面の「探す」タブ内の「発見」ページ)
利用方法
アプリの「探す」→「発見」ページをスクロール。表示された画像や動画をタップすると商品ページやコンテンツページへ遷移
対象商品規模
約5億点の商品群(楽天市場の出店店舗は5万以上)
AIの利用データ
購買履歴、閲覧履歴、お気に入り登録状況(ブックマーク)などの利用データを基に潜在的興味・関心を分析
店舗側のメリット
検索ユーザーに加えてAIが特定した潜在層へ商品の魅力を訴求できるため、効果的かつ効率的な販売促進が可能
関連施策
楽天のAI活用方針「AI-nization(エーアイナイゼーション)」の一環
項目 内容
発表者 楽天グループ株式会社
発表日時 2025年11月20日 15時37分
機能名 ディスカバリーレコメンデーション
提供開始日 2025年11月20日(木)
提供場所 「楽天市場」アプリ(”探す”タブ内の”発見”ページ)
対象商品規模 約5億点(出店店舗数:5万以上)
利用データ 購買履歴、閲覧履歴、お気に入り登録状況(ブックマーク)など
ダウンロードリンク iOS版:https://r10.to/hNtemb
Android版:https://r10.to/hgi6c9
関連キーワード 楽天、楽天市場、AI、ディスカバリーレコメンデーション、AI-nization

上記の通り、ディスカバリーレコメンデーションは「楽天市場」アプリ内の発見ページで、約5億点の商品群の中からユーザーの興味・関心に応じた画像や動画、商品ページやコンテンツページを表示する新機能です。自社開発AIが購買履歴や閲覧履歴、お気に入り登録状況などの利用データを分析し、出店店舗が用意した多様なクリエイティブの中から最適な内容を選定する設計となっています。

本機能は出店店舗にとっても潜在顧客層への訴求機会を拡大する可能性があり、楽天の「AI-nization」方針の一環として、よりパーソナライズされた購買体験の実現を目指す取り組みと位置付けられます。

参考リンク: