12月21日深夜　鶴瓶が語る『ぬかるみ』追悼特番

笑福亭鶴瓶と新野新が築いた深夜ラジオの文化と「ぬかるみ」

1978年4月から1989年10月まで、日曜深夜に放送され、11年半にわたって多くのリスナーに親しまれた番組がある。「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」だ。出演は落語家の笑福亭鶴瓶さんと放送作家の新野新さんであり、番組は深夜ならではの率直な語り口とリスナー参加型の構成で知られた。

当時のスタジオの様子は多くの記録や証言に残されており、写真のキャプションには「番組放送当時のスタジオの様子　　左：故・新野新さん」とある。新野さんは番組を支える重要な存在であり、故人となった現在も「ぬかるみの世界」を語るうえで欠かせない人物として記憶されている。

番組が生んだ用語と伝説

番組独自の文化はリスナー間で共有され、「ぬかる民」と呼ばれる熱心なファン層を形成した。番組内の何気ない会話やリスナーからの投書がきっかけで、日常の話題が拡大・発展していくことが多かった。

具体的には、番組のやり取りから発生した論争や談義が定着した例がある。例として挙げられるのは「‘おじん＆おばん’論争」「‘おにぎり談義’」といった話題であり、リスナー同士の議論や笑いに発展した。そして番組が呼びかけた実地イベント「新世界ツアー」では想定を上回る参加者が集まり、“新世界パニック”と呼ばれる混乱が起きたことが今も語り草になっている。

特別番組の放送予定と構成

ラジオ大阪（OBC、株式会社ラジオ大阪）は、2025年12月21日（日）24時00分から特別番組を生放送することを発表した。番組タイトルは「新野新さんを偲ぶ　鶴瓶ひとりのぬかるみの世界」で、放送時間は24時00分から25時30分までの90分放送となる。

今回の特別番組では、笑福亭鶴瓶さんが一人で番組を進行し、リスナーから寄せられた投書をもとに当時の想い出やエピソード、そして夢や悩みについて語る構成が予定されている。生放送であるため、リアルタイムで寄せられる反応や投稿が放送に反映される可能性がある。

番組概要（詳細）

以下に、プレスリリースで示された番組概要を示す。放送局や連絡先など、番組参加に必要な情報が明記されている。

リスナーからの投稿募集について：方法と募集内容

番組では放送に先立ち、当時の「ぬかる民」や番組を愛聴したリスナー、また新野新さんや鶴瓶さんを慕う方々からの投稿を幅広く募集している。投稿内容は放送内で紹介される予定であり、番組に寄せられた想い出や現在の悩みなどが鶴瓶さんの語りとともに番組で取り上げられる。

募集しているテーマは明確に示されている。以下のテーマに沿って投稿を受け付ける。

• 新野先生の想い出
• ぬかるみの世界の想い出
• これからの夢
• 今かかえている悩み

投稿方法と締切

投稿は郵送とメールで受け付ける。郵送の場合、宛先の住所を記載して送付する。メールの場合は番組専用アドレスへ送信する。締切は放送当日までとされているため、番組放送に掲載・紹介されることを希望する場合は期日を遵守する必要がある。

手紙（郵送）

〒552-8501 ラジオ大阪「ぬかるみの世界」係

メール

nukarumi@obc1314.co.jp

〆切

12月21日　日曜日　深夜24時の放送まで

放送の背景と番組が果たした役割、まとめ

「ぬかるみの世界」は、日常の何気ない会話やリスナーの声を起点にコミュニティを作り上げたメディアのひとつである。呼びかけから実際のイベントが生まれ、時には予期せぬ混雑をもたらした出来事も含め、番組はリスナーと双方向に関わることで文化的な足跡を残してきた。今回の特別番組は、その蓄積された記憶を改めて聴取者と共有する場となる。

プレスリリースは2025年11月21日 12時00分にラジオ大阪（OBC）より発表された。生放送という形で、鶴瓶さんが一人語りで新野さんやリスナーの想い出を紡ぐ番組構成は、当時の雰囲気を踏襲しつつ、現在のリスナーともつながる試みとなる。投稿を希望する人は郵送またはメールで指定の宛先へ送り、締切は12月21日深夜24時の放送までである。

以下に記事中で示した主要情報を表にまとめ、確認しやすく整理する。

以上がプレスリリースに基づく特別番組の詳細と参加方法の整理である。番組は過去の歴史を振り返る機会であり、リスナーから寄せられる想い出や現在の声が放送へどのように反映されるかが注目される。参加を希望する場合は、記載の宛先と締切を確認のうえ送付するとよい。