12/23開始|『俺たちの旅』スペシャル3作を無料放送
ベストカレンダー編集部
2025年11月21日 20:30
スペシャルドラマ一挙放送
開催期間:12月23日〜1月4日
あの3人が再び描かれる――BS日テレによるスペシャルドラマ無料放送の意図
BS日テレは、現在放送中のテレビシリーズに続いて、スペシャルドラマ3作を無料で放送すると発表しました。対象となるのは「俺たちの旅 ~十年目の再会~」(前編/後編)、「俺たちの旅 ~二十年目の選択~」(前編/後編)、そして「俺たちの旅 ~三十年目の運命~」の三本です。放送日は2025年12月23日から2026年1月4日にかけて設定されています。
この放送は、1975年に始まった連続ドラマ『俺たちの旅』の流れを辿り、十年ごとに描かれてきた節目の群像劇を改めて視聴者に提示する機会となります。テレビシリーズ放送後にも制作されてきた「十年目の再会」「二十年目の選択」「三十年目の運命」を一連で放送することで、来年1月9日に公開される映画版「五十年目の俺たちの旅」に向けた復習と期待作りを図る編成です。
放送形態と無料放送の明示
BS日テレは今回のスペシャルドラマを無料放送すると明言しています。これは衛星放送を通じて既存のファンだけでなく、これまでシリーズを観てこなかった世代にもアクセスしやすくする狙いがあります。
放送は前編・後編の分割編成がある作品については昼帯の1時間枠で、単発となる「三十年目の運命」は午後の拡大枠で放送されます。具体的な日時は以下の各章で詳述します。
各スペシャルドラマの放送日時とあらすじ
以下では、各スペシャルドラマの正式タイトル、放送局、放送日時、そしてプレスリリースで示されたあらすじをそのまま紹介します。作品ごとに前後編があるものは両編の放送日時を記載しています。
各作品のあらすじは登場人物の変化や再会、あるいは人生の転機を描いた内容で、それぞれの年代の主人公たちの立ち位置がわかりやすく示されています。
「俺たちの旅 ~十年目の再会~」
放送局: BS日テレ
放送日時: 前編 2025年12月23日(火)ひる12時~13時 / 後編 2025年12月24日(水)ひる12時~13時
- あらすじ
- ワカメは十年ぶりに東京に出てきた。懐かしい井の頭公園は昔そのままだったが、いろは食堂があったあたりはすっかり変わってしまっていた。グズ六と妻の紀子の家もマンションに様変わりしていた。ワカメはグズ六にカースケやオメダの消息を聞いたが、昔の仲間はバラバラになりもう何年も顔を合わせていなかった。オメダが蒸発したとの知らせが入った。カースケはグズ六とオメダを探しに鳥取へ向かう。そこでかつての恋人洋子と再会する。
「俺たちの旅 ~二十年目の選択~」
放送局: BS日テレ
放送日時: 前編 2025年12月25日(木)ひる12時~13時 / 後編 2025年12月26日(金)ひる12時~13時
- あらすじ
- 隠岐で再会してからさらに十年。40代になったカースケ、グズ六、オメダらはそれぞれの人生を歩んでいた。カースケは嫁の実家の会社を再建し社長に就任、グズ六は人材派遣会社を経営、そして、オメダは鳥取に根をおろして造り酒屋を営み市長選への出馬準備で忙しい日々を過ごしていた。そんなカースケらに、山梨の身延で旅館を始めた大造から招待状が届いた。3人の他仙台に住む山下洋子、オメダの妹真弓が懐かしさ一杯で集まるが。
「俺たちの旅 ~三十年目の運命~」
放送局: BS日テレ
放送日時: 2026年1月4日(日)ごご16時30分~18時55分
- あらすじ
- 50男の孤独と憂鬱を感じたグズ六は、市長選で奮闘中のオメダを訪ねる。3期目となる市長選の真っ只中で多忙なオメダであったが、妹の真弓の話から十年前にスペインに旅立ったはずのカースケが日本に帰って来ているらしい事を知る。カースケらしき男が徳島の漁港で働いている事を知ったグズ六とオメダは徳島へ向かった。そこで2人が小さな漁港で見たのは52歳になっても青春を謳歌している昔のままのカースケだった。
映画『五十年目の俺たちの旅』の公開情報と予告編
プレスリリースでは、スペシャルドラマ放送の流れの後に、2026年1月9日公開の映画「五十年目の俺たちの旅」についても詳細に触れられています。映画版はシリーズ開始50周年を記念する位置づけで、初の映画作品として製作されました。
予告編が解禁されており、映像は70代になったカースケが小さな町工場を経営し、オメダは米子市長、グズ六は介護施設の理事長になっているという設定を示しています。予告編や公式情報は以下のリンクで公開されています。
映画の主要情報
タイトル: 映画「五十年目の俺たちの旅」
公開日: 2026年1月9日(金)全国ロードショー
- 原作・脚本
- 鎌田敏夫
- 監督
- 中村雅俊(本作が監督としてのメガホン初挑戦)
- 出演
- 中村雅俊、秋野太作、田中健、岡田奈々(オリジナルキャストが結集)
企画・脚本は、ドラマシリーズからのメインライターである鎌田敏夫が担当し、主演の中村雅俊が初監督を務めるとしています。ドラマシリーズの映像もふんだんに使用し、彼らの半世紀にわたる歩みを振り返る編集が施されている点が特徴です。
制作背景・キャスト構成と作品としての位置付け
『俺たちの旅』は1975年10月に連続ドラマとして始まり、当時の若者たちに支持された青春群像劇です。プレスリリースは、本作が昭和を代表する青春ドラマの金字塔であることを強調し、令和の時代における“続編”としての映画化とスペシャルドラマ放送の意義を提示しています。
今回の映画・スペシャルドラマにはオリジナルの主要キャストが復帰しており、シリーズの連続性と歴史性を重視したキャスティングになっています。また、音楽面でも中村雅俊が主題歌および挿入歌を務める点が押さえられています。
主要キャストとクリエイティブチーム
キャスト面では中村雅俊(カースケ役)、秋野太作(グズ六役)、田中健(オメダ役)、岡田奈々(真弓役)らの名前が挙がっています。これらは1970年代当時のオリジナルキャストが再び揃った形です。
企画・脚本は鎌田敏夫が担当。ドラマシリーズの主要ライターとしての経験を下地に、今回も原案・脚本として作品の世界観を統括しています。監督は中村雅俊が務め、シリーズの代表的演出者であった斎藤光生監督の作風を引き継いだ演出が行われると説明されています。
まとめ:放送・公開情報一覧
以下の表は、本記事で取り上げたスペシャルドラマ3作と映画の主要情報を整理したものです。放送日時、放送局、あらすじ、映画の公開日や主要スタッフ・キャスト、関連リンクを網羅しています。
| 作品名 | 放送局/公開 | 放送日時/公開日 | あらすじ(要旨) | 主要スタッフ・出演 |
|---|---|---|---|---|
| 俺たちの旅 ~十年目の再会~(前編/後編) | BS日テレ(無料放送) | 前編:2025/12/23 12:00-13:00 後編:2025/12/24 12:00-13:00 | ワカメが十年ぶりに東京へ。井の頭公園や変わった街並みを見つつ、オメダの蒸発を知りカースケらが鳥取へ向かい、洋子と再会する。 | 原作・脚本:鎌田敏夫 等 / 出演:中村雅俊、秋野太作、田中健、岡田奈々 |
| 俺たちの旅 ~二十年目の選択~(前編/後編) | BS日テレ(無料放送) | 前編:2025/12/25 12:00-13:00 後編:2025/12/26 12:00-13:00 | 隠岐で再会してから10年。カースケは社長に、グズ六は人材会社経営、オメダは造り酒屋で市長選準備。身延の旅館に招かれ旧友たちが集まる。 | 原作・脚本:鎌田敏夫 等 / 出演:中村雅俊、秋野太作、田中健、岡田奈々 |
| 俺たちの旅 ~三十年目の運命~ | BS日テレ(無料放送) | 2026/1/4 16:30-18:55 | オメダの市長選中、十年前にスペインへ行ったはずのカースケが帰国したという情報により徳島へ向かった二人が再会する場面を描く。 | 原作・脚本:鎌田敏夫 等 / 出演:中村雅俊、秋野太作、田中健、岡田奈々 |
| 映画 五十年目の俺たちの旅 | 劇場公開 | 2026/1/9 全国ロードショー | 50年の時を経た彼らの人生を描く初の映画版。70代のカースケ、米子市長のオメダ、介護施設の理事長となったグズ六を中心に、再び交差する物語。 | 原作・脚本:鎌田敏夫 / 監督:中村雅俊 / 出演:中村雅俊、秋野太作、田中健、岡田奈々 |
関連リンクは公式サイトやBS日テレの番組ページ、予告編の動画が公開されています。詳細は公式情報をご確認ください。
今回の放送・公開スケジュールは、シリーズを通じて描かれてきたカースケ、オメダ、グズ六らの関係性と人生の変遷を時系列でたどる構成となっており、スペシャルドラマの無料放送と映画公開を通じて50年にわたる物語を再確認できる編成になっています。
参考リンク: