ビームス ジャパンが太宰府へ11月29日オープン 地域と作る限定土産180点
ベストカレンダー編集部
2025年11月22日 05:44
ビームス太宰府店オープン
開催日:11月29日
太宰府参道近くに届く、地域とともに作る新たなBEAMS JAPAN
株式会社ビームス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:設楽洋)は、BEAMS JAPANブランドの新店舗「ビームス ジャパン 太宰府」を2025年11月29日(土)にオープンすると、2025年11月21日11時に発表しました。本店舗は太宰府天満宮へ続く参道の近くに立地し、観光地としての太宰府と福岡県の地域資源を活かした商品やサービスを展開する地域共創型の出店です。
発表資料によれば、本店舗はBEAMS JAPANとして10店舗目の出店にあたり、九州地方では初の進出となります。BEAMS JAPANは2016年にスタートした事業であり、日本の技術・伝統・地域文化を国内外に発信することを目的としています。今回の出店は、2025年9月19日に文化庁とビームス・BEAMS JAPAN間で締結された「日本遺産オフィシャルパートナーシップ」締結後の初出店事例に該当します。
出店の背景と地域連携の位置付け
出店の背景には、地域共創型プロジェクト「BEAMS JAPAN GATE STORE」(2022年開始)での取り組みがあり、太宰府での出店は同プロジェクトの7例目として位置付けられます。地元事業者と共同で商品開発や運営を行うことで、その土地ならではの土産物や体験を作り出すことを狙いとしています。
発表文には、地元・福岡の事業者と連携した「店舗限定のコラボ商品」に加え、BEAMS JAPANのバイヤーが全国から選び仕入れた日本各地の銘品など、合計で約180品目を取り扱うと明記されています。地域の素材や技術を活かすことを重視したラインナップで、観光客のみならず地元の利用も想定しています。
店頭でしか手に入らない商品群――地場企業との協業と商品仕様
「ビームス ジャパン 太宰府」では店舗限定の商品群として約30品目を展開します。地元企業や伝統技術と連携したコラボレーションは複数あり、各商品の仕様、由来、価格も発表資料に沿って具体的に示されています。
以下は、発表で明示された主な協業先とその商品の特徴です。商品ごとに素材や製造背景が異なり、地域資源を最大限に生かした設計になっています。
- MOONSTAR(ムーンスター、久留米市):150年以上の歴史を持つシューズメーカー。スニーカーをヴァルカナイズ製法で製作する過程で生じた端材を利活用した「ラバーだるま」(各 3,520円税込)を店舗限定で展開。
- オカモト商店(久留米絣):国の重要無形文化財である久留米絣を用いた巾着トートやポーチ類を製作。大きいサイズのポーチは寺社めぐりに携行できる御朱印帳が収まる設計。ポーチS 2,200円、ポーチM 2,650円、巾着トート 6,600円(いずれも税込)。
- イケヒコ・コーポレーション(福岡花ござ):福岡の伝統的ない草製品を用いた雑貨類。アロマ・ディフューザー 1,650円、花ござランチョンマット 各 2,750円(税込)。梅の花を想起させる織柄が特徴。
- ボクらの仕事場(就労継続支援A型事業所):県内で住宅資材を製造する事業所が手がける九州産ヒノキの木札や木製キーホルダー。太宰府の文字と梅の花柄、BEAMS JAPANロゴをあしらった木札は各 1,320円(税込)。
- その他、店舗限定のロゴ入りトートバッグやランチバッグ、タオルハンカチ、ステッカー類など。ロゴ入りランチトート 5,170円、タオルハンカチ 1,320円、カタカナロゴステッカー・タテ型ステッカー 各 605円、コモノイレ 1,210円、通行手形 1,100円(いずれも税込)。
ヴァルカナイズ製法と素材の活用
発表資料では、MOONSTARによる「ヴァルカナイズ製法」の説明が付されており、同製法はゴムに硫黄を添加して熱すると硬化する化学反応(加硫)を応用し、シューズ本体とソールを接着させる伝統的な製法であると説明しています。耐久性と柔軟性を両立する点が特長です。
その過程で生じる端材を「ラバーだるま」という縁起物に加工するという発想は、廃材削減と地域資源の価値化を同時に実現する取り組みです。発表ではこの点が明確に打ち出されています。
店舗運営、所在地、営業時間など実務的情報
店舗概要は以下のとおりです。所在地は太宰府天満宮の参道に近接する住所で、観光動線上の立地を意識した出店です。営業時間は午前10時から午後5時まで、定休日は不定休とされています。
- 店舗名
- ビームス ジャパン 太宰府
- オープン日
- 2025年11月29日(土)
- 所在地
- 福岡県太宰府市宰府2丁目7-11(Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/Hj4hL9p7dShxwENt9)
- 営業時間
- 10:00〜17:00
- 定休日
- 不定休
同店では店舗限定商品約30品目を含むおよそ180品目の取り扱いを掲げています。店舗内観のイメージも発表資料で示されていますが、具体的な階層構成や床面積の記載はありません。
なお、今回の出店はBEAMS JAPANにとって10店舗目の出店に当たり、2025年10月時点で同ブランドは新宿、渋谷、京都、出雲、日光、宮島、神戸、善光寺、舞鶴の計9店舗を運営していたことが資料に記されています。
BEAMSおよびBEAMS JAPANの事業背景
BEAMSは1976年に東京・原宿で創業した企業で、ファッションや雑貨、インテリア、音楽、アート、食品など多岐にわたる分野で国内外のブランドや作品を紹介してきました。コラボレーションや地域連携において多くの実績を有し、企業や地方自治体と協働したプロジェクトも多数手がけています。
BEAMS JAPANは2016年に始まった取り組みで、日本各地の技術や文化、プロダクトを集積し発信することを目指しています。2022年に開始した「BEAMS JAPAN GATE STORE」プロジェクトは地域共創型出店の一環であり、太宰府はその7例目の事例になります。
商品ラインナップと価格一覧、主要ポイントの整理
以下は発表資料に掲載された店舗限定商品(約30品目)のうち、具体的に明記された商品の一覧です。記事末に本稿で取り上げた主要情報を表形式で整理しますが、ここでは個別商品の名称と価格、特徴を丁寧に示します。
| 商品名 | 概要 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| 太宰府木札(ボクらの仕事場) | 九州産ヒノキ製、梅の花柄と太宰府の文字、BEAMS JAPANロゴ | 1,320円 |
| MOONSTAR ラバーだるま | ヴァルカナイズ製法の際に出る端材を利用したラバー製縁起物 | 3,520円 |
| カタカナロゴステッカー | 店舗ロゴのステッカー | 605円 |
| タテ型ステッカー | 店舗ロゴの縦型ステッカー | 605円 |
| コモノイレ | 小物入れ | 1,210円 |
| ロゴランチトート | 紅梅色を想起させるカラーを採用 | 5,170円 |
| タオルハンカチ | 店舗限定デザイン | 1,320円 |
| イケヒコ・アロマ・ディフューザー | 福岡花ござ由来の模様を用いた雑貨 | 1,650円 |
| イケヒコ・花ござランチョンマット | 福岡花ござ素材 | 各 2,750円 |
| オカモト商店 久留米絣 ポーチS | 久留米絣の小型ポーチ | 2,200円 |
| オカモト商店 久留米絣 ポーチM | 久留米絣の中型ポーチ | 2,650円 |
| オカモト商店 久留米絣 巾着トート | 御朱印帳が収まるサイズを考慮した仕様 | 6,600円 |
| 通行手形 | 店舗オリジナル小物 | 1,100円 |
上記以外にも、BEAMS JAPANのバイヤーが全国から仕入れた銘品が並ぶ予定で、店内では伝統工芸品や地域素材を使った生活雑貨、オリジナルウエアなど多岐にわたる商品が取り揃えられます。
店舗限定グラフィックや色彩面では、菅原道真公が愛したとされる梅に着想を得た「紅梅」をキーカラーに採用しています。トートバッグやランチバッグなどの土産物はこの色味を基調にデザインされています。
文化庁との連携と位置付け
今回の出店は、2025年9月19日に締結された文化庁とビームス・BEAMS JAPAN間の「日本遺産オフィシャルパートナーシップ」(https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/)締結後の初出店という位置付けです。発表文では、この連携の枠組みの下で地元と協働し、福岡と太宰府の魅力発信を行うことが明確に示されています。
これにより、地域の有形・無形の資産を活用した商品開発や展示、イベント等の展開が期待されますが、現時点で発表されているのは商品のラインナップと出店の事実、協業パートナーの情報にとどまります。
この記事の要点を表で整理
以下は本記事で触れた主要情報を整理した表です。店舗の基本情報、代表的な店舗限定商品、協業先や価格などを一目で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表者 | 株式会社ビームス(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:設楽洋) |
| 発表日時 | 2025年11月21日 11:00 |
| 店舗名 | ビームス ジャパン 太宰府 |
| オープン日 | 2025年11月29日(土) |
| 所在地 | 福岡県太宰府市宰府2丁目7-11(参道近く) |
| 営業時間 | 10:00〜17:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 取扱品目数 | 約180品目(うち店舗限定商品 約30品目) |
| 主な協業先・素材 | MOONSTAR(ラバー端材→ラバーだるま)、オカモト商店(久留米絣)、イケヒコ・コーポレーション(福岡花ござ)、ボクらの仕事場(九州産ヒノキ) |
| 文化庁との関係 | 2025年9月19日締結の「日本遺産オフィシャルパートナーシップ」後の初出店事例 |
| BEAMS JAPANの位置付け | 2016年開始の日本の魅力を発信する事業。2025年11月の太宰府出店で10店舗目。 |
今回の出店は、地域事業者との共同開発により太宰府と福岡県の素材・技術を商品化し、参道の立地を生かした販売・発信を行うものです。発表された情報は店舗の開業日、所在地、営業時間、取扱品目数や主な協業先、商品ラインナップと価格に関する具体的な記載に及んでいます。これらの点を踏まえ、太宰府の観光動線上に新たな小売拠点が加わることになります。