12月4日開催|BNCT創薬シンポジウムの見どころ

BNCT創薬シンポジウム

開催日:12月4日

BNCT創薬シンポジウム
参加するにはどう申し込めばいいの?
参加は無料だが事前登録が必須。12月4日13:00〜16:20にZoomで開催します。申込は公式フォーム(https://forms.gle/nbx1DhdWh8Fq4Cq67)から行い、登録後に参加URLが案内されます。
このシンポジウムってどんな内容が聞けるの?
創薬から線量設計、製剤設計、臨床応用までBNCTの幅広いテーマを網羅。セラノスティクスやBPA、臨床フェーズ0試験など研究者や医療関係者にも有益な議論が行われます。

創薬が切り開くBNCT治療の新たな章 — 岡山大学のシンポジウム開催概要

国立大学法人岡山大学中性子医療研究センター(NTRC)は、2025年12月4日(木)13:00〜16:20にオンラインでシンポジウム「創薬から拓かれるBNCT治療革新の新章 Innovative BNCT Powered By Drug Discovery」を開催します。本シンポジウムは、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)に関する創薬・線量設計・製剤設計・臨床応用など、幅広いテーマを網羅するプログラムが組まれており、どなたでも参加可能です。

この開催は岡山大学が推進する中性子医療研究の一環であり、大学内外の研究者、医療関係者、企業関係者、一般の関心層に向けてBNCTの最新知見と創薬に関する議論を提供することを目的としています。参加費は無料ですが、事前登録が必要です。

【岡山大学】第8回 岡山大学中性子医療研究センターシンポジウム「創薬から拓かれるBNCT治療革新の新章」〔12/4,木 オンライン開催〕 画像 2

開催日時・形式・参加費の要点

日時:2025年12月4日(木)13:00〜16:20

開催形式:オンライン(Zoom)

参加費:無料(事前登録要)

申込は専用フォームまたはポスターのQRコードから行います。申込フォームのURLは以下の通りです:
https://forms.gle/nbx1DhdWh8Fq4Cq67

【岡山大学】第8回 岡山大学中性子医療研究センターシンポジウム「創薬から拓かれるBNCT治療革新の新章」〔12/4,木 オンライン開催〕 画像 3

講演プログラムと登壇者の詳細

シンポジウムは開会挨拶、一般講演、特別講演、さらに複数の一般講演で構成されており、各発表は発表と質疑応答を含め15分枠が中心となります。座長や講演者は岡山大学および他大学・研究機関の専門家が務め、学術的基盤から臨床試験に至るまで網羅的に扱います。

以下に、時間帯ごとのプログラムを明記します。発表タイトルと登壇者を可能な限り正確に記載しています。

シンポジウム・プログラム(2025年12月4日)
時間 内容 登壇者 / 座長
13:00〜13:05 開会挨拶 成瀬 恵治(中性子医療研究センター長)
13:05〜13:20 一般講演 ①「BNCT創薬〈総論/Introduction〉— ホウ素薬剤創薬の学術基盤」 道上 宏之(中性子医療研究センター) — 座長:道上 宏之
13:20〜13:35 「LISMEC:N/C比・細胞密度・細胞内ホウ素分布を取り込むBNCT線量」 重平 崇文、鈴木 実(京都大学 複合原子力科学研究所 粒子線腫瘍学研究室)
13:35〜13:50 「BPAの新たな可能性」 白川 真(中性子医療研究センター)
14:00〜14:50 特別講演「セラノスティクス薬剤の開発戦略と応用展開」 講演:木村 寛之(京都大学 環境安全保健機構/大学院薬学研究科) — 座長:道上 宏之
15:00〜15:15 一般講演 ②「核内受容体レチノイドX受容体を標的とする新規ホウ素化合物の創製とホウ素中性子捕捉療法への展開」 眞下 篤、加来田 博貴(学術研究院 医歯薬学域(薬) 合成医薬品開発学分野) — 座長:佐々木 崇了
15:15〜15:30 「難治性膀胱癌に対する経尿道的アプローチによる革新的BNCT療法のフェーズ 0 試験」 黄 鵬(岡山大学中性子医療研究センター)
15:30〜15:45 「ボロノフェニルアラニンの機能を高める製剤設計」 野本 貴大(東京大学大学院総合文化研究科)
15:45〜16:00 「BNCTを指向したペプチドによる窒化ホウ素の細胞送達」 富﨑 欣也(龍谷大学先端理工学部 応用化学課程)
16:00〜 閉会挨拶 道上 宏之(中性子医療研究センター)

座長や講演者はプログラム中に明記されている通りであり、特別講演ではセラノスティクス薬剤に関する開発戦略が取り上げられます。また、BNCTにおけるホウ素薬剤の基盤研究、線量評価、生体内送達、製剤設計、臨床フェーズ0試験など、多角的な話題が扱われます。

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参加申込方法、関連資料、主催と参考情報

参加を希望する場合は、下記の申込フォームにアクセスして事前登録を行ってください。申込は先着順の制限などについて明記されていませんが、Zoomによるオンライン開催であるため登録は必須です。

申込・参照用のリンクや配布資料は公開されています。ポスターはPDFで公開中ですので、参加検討時の確認資料として利用できます。

主催は岡山大学中性子医療研究センター(NTRC)です。関連する学内組織や問い合わせ窓口についても下記に示す通り公開されています。企業や医療機関、研究者向けの連携窓口が分かれている点に注意してください。

岡山大学中性子医療研究センター(NTRC)ウェブサイト
https://www.ntrc.okayama-u.ac.jp/
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
https://www.mdps.okayama-u.ac.jp/
岡山大学病院
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
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問い合わせ先と連絡方法

本件に関する問い合わせは、岡山大学中性子医療研究センターに対して行うことができます。住所とメールアドレスが公開されていますが、メールアドレスはリリース表記の通り受信時に置換が必要な表記(◎を@に)となっています。

主な問い合わせ先情報は以下の通りです。企業向け、医療関係者・研究者向け、大学側の産学官連携窓口など、目的別に連絡先が設定されています。

  • 岡山大学中性子医療研究センター(所在地)〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
  • E-mail(中性子医療研究センター):ntrc-adm@okayama-u.ac.jp (※リリース表記は ntrc-adm◎okayama-u.ac.jp)
  • 岡山大学病院 新医療研究開発センター(製薬・医療機器企業関係者向け):問い合わせフォーム http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
  • 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当(医療関係者・研究者向け)TEL:086-235-7983 E-mail:ouh-csnw@adm.okayama-u.ac.jp(リリース表記は ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp)
  • 岡山大学 産学官連携本部 TEL:086-251-8463 E-mail:sangaku@okayama-u.ac.jp(リリース表記は sangaku◎okayama-u.ac.jp)
  • 研究機器共用(チーム共用)TEL:086-251-8705 FAX:086-251-7114 E-mail:cfp@okayama-u.ac.jp(リリース表記は cfp◎okayama-u.ac.jp)
  • スタートアップ・ベンチャー関連 E-mail:start-up1@adm.okayama-u.ac.jp(リリース表記は start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp)
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背景資料、関連研究と参考リンク

本シンポジウムは、岡山大学がBNCT領域で行ってきた教育・研究活動の流れと接続しています。国際原子力機関(IAEA)との共同ワークショップやサイドイベント、IAEA協働センター指定など、国際的な連携実績を持つ点が特色です。これらの動きはBNCTの研究・教育基盤強化と臨床応用推進に直結しています。

以下に、リリース内で参照されている関連情報へのリンクを一覧で示します。これらは過去のイベント報告、協定、研究成果などで、BNCTの発展に関する一次情報として参照できます。

  1. IAEAのBNCTトレーニングワークショップ(岡山大学開催) — PR TIMES記事
  2. IAEA第66回総会でのサイドイベント「BNCTの進捗」 — PR TIMES記事
  3. 岡山大学がIAEA協働センターに指定 — PR TIMES記事
  4. IAEA総会サイドイベントでの報告(岡山大学サイト)
  5. IAEAとがん治療法に関する協定締結(岡山大学サイト)
  6. BNCTの研究・教育ワークショップ開催(PR TIMES)
  7. ホウ素薬剤の高性能新薬開発に関するリリース(岡山大学)
  8. ホウ素製剤開発の指針をシミュレーション解析で検証した報告(PR TIMES)

これらの情報はリリース内に列挙されている通り、岡山大学のウェブサイトやPR TIMES上で確認できます。併せて、岡山大学が掲げるSDGs関連活動や研究大学強化事業(J-PEAKS)などの大学全体の取り組みも参照できます。

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大学関連の参照リンク(抜粋)

上記リンク集は、BNCTに関する基礎資料、研究発表、過去のイベントや共同研究に関する一次情報へアクセスするための案内となります。

開催情報の要約(表形式)

以下は本シンポジウムに関する重要事項を表形式で整理したものです。開催日時や申込先、主要な講演テーマ・登壇者などが一目で分かるようにまとめています。

項目 内容
イベント名 第8回 岡山大学中性子医療研究センターシンポジウム「創薬から拓かれるBNCT治療革新の新章 Innovative BNCT Powered By Drug Discovery」
主催 岡山大学中性子医療研究センター(NTRC)
開催日時 2025年12月4日(木)13:00〜16:20
開催形式 オンライン(Zoom)
参加費 無料(事前登録要)
申込先 申込フォーム:https://forms.gle/nbx1DhdWh8Fq4Cq67
ポスター(PDF) https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/event/flyer20251204_sympo.pdf
主な登壇者(抜粋) 成瀬 恵治、道上 宏之、重平 崇文、鈴木 実、白川 真、木村 寛之、眞下 篤、加来田 博貴、黄 鵬、野本 貴大、富﨑 欣也
問い合わせ(代表) 岡山大学中性子医療研究センター E-mail:ntrc-adm◎okayama-u.ac.jp(◎を@に置換) 住所:〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
参考リンク イベント詳細:https://www.okayama-u.ac.jp/tp/event/event_id3723.html、NTRC:https://www.ntrc.okayama-u.ac.jp/

上表は開催日・形式・申込方法・主要登壇者・問い合わせ先など、本シンポジウムに参加・参照するために必要な基本情報を整理したものです。本稿ではプログラムの詳細、関連研究や過去の国際連携の情報も紹介しましたので、参加前の予習資料としても参照ください。

本シンポジウムはBNCTの薬剤開発から臨床応用までの知見を一堂に会して提示する場として位置付けられており、創薬や製剤設計、線量評価、臨床試験デザインに関心のある研究者や医療関係者にとって有益な情報が提供される見込みです。申込みは先述のフォームより受け付けています。

参考リンク: