11月29日開幕|鶴田一郎 美人画展が天保山に登場
ベストカレンダー編集部
2025年11月27日 11:20
鶴田一郎 美人画展
開催期間:11月29日〜12月14日
新しい側面を示す鶴田一郎の展覧会──ジャンルを横断する構成
鶴田一郎 美人画展は、1993年から大阪・天保山ギャラリーで定期的に開催されている人気の展覧会であり、2025年も同地での開催が予定されています。今回の展覧会は、化粧品のCMで広く知られる代表的なシリーズに加え、日本画、琳派、熊本の山鹿灯籠祭りのモチーフ、アールデコやポップアートまで、多様なジャンルから選ばれた作品群を通して、従来とは異なる視点で鶴田一郎の表現世界を紹介します。
展覧会では、2025年の最新原画の発表をはじめ、原画や稀少な版画類を中心に約50点を展示予定です。シリーズ名や個別作品名も織り交ぜて構成され、来場者はこれまでの代表作と新作を対比しながら、作家の創作の広がりと技法の変遷を確認できます。
- 主要シリーズ: SKIPPING HEART!、いつかあの時、ブレッシングミューズ ゴールド など
- ジャンル横断: 日本画・琳派の要素、山鹿灯籠祭りを想起させる題材、アールデコやポップアートの影響
- 展示点数: 代表作から新作まで約50点を予定
作品の構成と出品形式──原画と稀少な版画を中心に
今回の展示は原画を中心としつつ、1980年代から1990年代に制作された稀少なシルクスクリーンやリトグラフが並ぶ構成です。これらの版画は当時の制作技法や色調、量産とは異なる作家の表現意図を読み取るうえで重要な資料となります。
代表的な出品予定物として、化粧品の広告で知られるシリーズ作品の原画や、国内で最初にクッキィを販売した泉屋のデザイン缶のパッケージ原画も含まれます。これにより商業イラストレーションと美術表現が交差する面が確認できます。
- 出品媒体
- 原画(油彩・水彩など)、シルクスクリーン、リトグラフ
- 制作年代
- 1980年代〜1990年代の版画を中心に、2025年の最新原画を含む
- 主なテーマ
- 美人画シリーズ、化粧品広告で知られる作品、琳派的要素、地域祭礼モチーフ、アールデコ/ポップアート的表現
- 出品点数
- 約50点
作家プロフィール
鶴田一郎は1954年熊本県天草市に生まれ、多摩美術大学を卒業後フリーイラストレーターとして活動を始めました。1987年にノエビア化粧品の広告で注目されて以降、美人画の第一人者として国内外で高い評価を受けています。
現在は京都を拠点に制作を続けており、商業イラストレーションの技術を背景にしつつも、伝統的な日本美術や海外の装飾美術を取り込みながら独自の表現を展開しています。
- 氏名: 鶴田一郎(つるたいちろう)
- 生年・出身: 1954年、熊本県天草市
- 学歴: 多摩美術大学卒業
- 拠点: 京都
- 出世作: 1987年 ノエビア化粧品広告
会期・会場・来場に関する詳細
展覧会は2025年11月29日(土)から12月14日(日)まで開催されます。開場時間は午前11時から午後6時までで、入場は無料です。会場は天保山ギャラリーで、1993年以降この会場で定期的に開催されてきた展覧会の伝統が生かされています。
また、会期中の特別企画として鶴田一郎本人による来場サイン会が設定されています。参加は作品または作品画集を購入した方が対象で、日時は2025年12月13日(土)および14日(日)の両日、各日13時30分〜15時00分と15時30分〜17時00分の2回に分かれています。
- 開催期間: 2025年11月29日〜2025年12月14日
- 開場時間: 11:00〜18:00(入場無料)
- 会場: 天保山ギャラリー
- 来場サイン会: 12月13日・14日 13:30〜15:00 / 15:30〜17:00(対象: 作品または作品画集購入者)
会場へのアクセスと問い合わせ先
公共交通機関でのアクセスは大阪メトロ中央線「大阪港駅」より徒歩約6分です。車での来場を想定する場合は阪神高速「天保山」出口より1km以内で、会場周辺に駐車場があります。
展覧会に関する一般の問い合わせは天保山ギャラリー(TEL: 06-6576-5621)まで。マスコミ等の問い合わせは鶴田一郎 美人画展 PR事務局(OKUPRO Creative 奥田)で、電話は090-8447-5096、E-mailは okuda@okupro.jp です。公式ホームページの情報も参照できます。
- 一般のお問い合わせ
- 天保山ギャラリー TEL: 06-6576-5621
- マスコミ・関係者の問い合わせ
- 鶴田一郎 美人画展 PR事務局(OKUPRO Creative 奥田) TEL: 090-8447-5096 E-mail: okuda@okupro.jp
- 公式ウェブサイト
- https://www.gnp.co.jp
鑑賞のポイントと展示から読み取れる作家像
本展は単に美人画の展示にとどまらず、鶴田が長年にわたり蓄積してきたモチーフや技術の幅を確認する場になっています。琳派的な装飾感覚や地域の祭礼モチーフの取り入れ方、商業デザインとの接点などが、各作品を通じて読み取れます。
1987年のノエビア広告での注目以降、鶴田は商業的成功と美術的追求を両立させる立場を築いてきました。本展では、その両面性が原画と版画の対比を通して可視化されます。来場者は色彩設計、モチーフの配置、顔の表現、図像の引用と変奏といった視点で鑑賞すると、作家の手法の広がりをより深く理解できます。
- 色彩と装飾の融合に注目する
- 版表現(シルクスクリーン・リトグラフ)の表情の違いを比較する
- 商業デザイン(例: 泉屋のクッキィ缶)の原画と美術作品の関係を確認する
- 琳派やアールデコ的要素の取り入れ方を探索する
- 時代ごとの制作手法の変遷を追う
会場は大阪・天保山に位置し、1993年からの継続した開催実績があることも鑑賞の背景情報として意味があります。展覧会全体を通して、作家がいかに多様な表現語彙を獲得/転用してきたかが示されます。
展覧会情報まとめ
以下の表は本記事で紹介した展覧会の主要事項を整理したものです。会期、会場、入場料、サイン会の日時、問い合わせ先などを一覧化しています。表の後にまとめの文章を付します。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 展覧会名 | 鶴田一郎 美人画展 2025年 IN 大阪・天保山 |
| 開催期間 | 2025年11月29日(土)〜12月14日(日) |
| 開催時間 | 午前11時〜午後6時 |
| 展示会場 | 天保山ギャラリー(大阪) |
| 入場料 | 無料 |
| 出品点数(予定) | 約50点(原画、シルクスクリーン、リトグラフ等) |
| 来場サイン会 | 2025年12月13日・14日 各日 13:30〜15:00 / 15:30〜17:00(作品または作品画集購入者限定) |
| アクセス | 大阪メトロ中央線「大阪港駅」より徒歩約6分/阪神高速「天保山」出口より1km以内 駐車場あり |
| 一般のお問い合わせ | 天保山ギャラリー TEL: 06-6576-5621 |
| マスコミ等の問い合わせ | 鶴田一郎 美人画展 PR事務局(OKUPRO Creative 奥田) TEL: 090-8447-5096 E-mail: okuda@okupro.jp |
| 公式サイト | https://www.gnp.co.jp |
本展は代表作と最新作を同時に提示することで、鶴田一郎の表現の幅と制作の流れを確認できる機会となります。会期・会場・サイン会の条件・問い合わせ先を表に整理しましたので、来場を検討する際にはこの一覧を参照してください。
参考リンク: