12月19日開催 映画『爆弾』VFXメイキング解説セミナー

映画『爆弾』VFXセミナー

開催日:12月19日

映画『爆弾』VFXセミナー
このセミナーって誰向けなの?
映画やMVの制作現場でVFXに関わるプロや映像系を目指す学生、CG・VFXアーティスト向け。TREE Digital Studioの実制作事例を通じて、Autodesk/MayaやEmberGenを使った実務的なワークフローが学べます。オンライン配信で無料・要申込(定員500名)。
参加はどう申し込めばいい?費用はかかる?
申し込みはTooの専用Webフォームから行います。参加費は無料ですが事前申込が必要で定員500名。定員に達し次第締切となるため早めの申込がおすすめ。視聴はPCやスマホで可能です。

映画『爆弾』のVFX制作に迫るオンラインセミナー

クリエイティブ市場の総合商社である株式会社Tooは、2025年12月19日(金)に「映像制作ワークフローセミナー 映画『爆弾』メイキング」を開催します。本セミナーはオンラインのLive配信形式で行われ、Autodesk製品を軸とした映像制作ワークフローと、実際のVFX制作事例を組み合わせて紹介されます。

本イベントでは、2025年10月31日に公開された映画『爆弾』のVFX制作を中心に解説します。映画の制作にあたっては監督の実写撮影にこだわる意図を尊重し、実写映像と自然に馴染むVFX表現を目指したさまざまな工夫が施されました。セミナーではその具体的な手法や制作現場での判断、若手スタッフの役割などが語られます。

作品の背景と公開日について

映画『爆弾』は2025年10月31日に公開され、劇中の秋葉原での爆発シーンなど実写中心の撮影に対するVFXの融合が注目されました。監督の意図を汲み取ったVFXは、実写の質感を損なわずに演出を増強することを目的に設計されています。

今回のセミナーでは、制作の中心となった若手スタッフを迎え、秋葉原の街並み作成や爆発の破片、煙表現など、具体的な制作プロセスを事例とともに解説します。実写素材とCGを馴染ませるための映り込み処理や360度カメラ素材の活用といった、実務的なノウハウも取り上げられます。

以下は本セミナーで扱う具体的なトピックの一覧です。各項目は当日のプレゼンテーションやデモで詳しく説明されます。

  • 作品紹介
  • スタッフ編成
  • 秋葉原の街並み作成
  • Maya Golaemを活用した人物シミュレーション
  • 爆発の撮影現場について
  • EmberGenを用いた煙の作成とMayaなどのCGツールを用いた破片の作成
  • 360度カメラで撮影した素材からの映り込み作成

講師陣と制作現場の取り組み

セミナーの講師は、VFX制作を手掛ける株式会社TREE Digital Studio(旧デジタル・ガーデン)から招聘されます。登壇は同社のLUDENS事業部で実制作に深く関わるスタッフが務め、具体的な制作プロセスや判断基準を現場目線で説明します。

講師による直接の解説では、現場での役割分担やワークフロー上の意思決定、ツール選定理由なども明確に示される予定です。プログラムの進行状況や講師の都合により内容が予告なく変更される場合がある点は事前に周知されています。

登壇講師の略歴と担当

荻野夏生(おぎの なつみ)氏

株式会社TREE Digital Studio LUDENS事業部 CG Supervisor。2014年にデジタル・ガーデン(現TREE Digital Studio)へ入社し、CGディレクター、CGスーパーバイザーとしてCM、映画、ドラマ、プロジェクションマッピング、屋外裸眼3D広告、VR映像、フルCG映像の監督など多岐にわたる分野で活動しています。

本セミナーでは全体のVFXワークフローと現場での監修視点、実写とCGを馴染ませるための設計思想を解説します。

清水亮(しみず りょう)氏

株式会社TREE Digital Studio LUDENS事業部 VFX Artist。2019年にデジタル・ガーデン(現TREE Digital Studio)にCGデザイナーとして入社し、2021年からLUDENS事業部に所属。参加作品に映画「8番出口」、ドラマ「ブルーモーメント」、企業映像「森ビル Brand Movie」などがあります。

映画『爆弾』では秋葉原の爆発シーンのメイン担当を務め、実写撮影現場との連携や破片表現、撮影時の実装などプロダクション寄りの詳細な解説を行います。

なお、プログラム内容および講師は都合により予告なく変更される場合があります。

制作で用いた主なツールと実装手法

本作のVFX制作では、Autodesk製品を中心に複数のツールを組み合わせたワークフローが採用されました。セミナーではツールごとの役割や連携方法、実作業での最適化手法を実例として示します。

ツールと手法は、撮影素材の取得から最終合成までの一連の流れに沿って説明されます。実写の質感を保つための技術的工夫や、効率よく大量の要素(街並み、群衆、破片、煙など)を制作する際の実務テクニックも取り上げられます。

ツールと用途の対応表

  1. Maya:背景の街並み作成、破片のモデリング・アニメーション、最終的なシーン組み立て。
  2. Golaem(Mayaプラグイン):群衆(人物)シミュレーションの自動化と自然な動作の生成。
  3. EmberGen:リアルタイムでの煙・火・破片の流体シミュレーションおよびプリビズ段階での検証。
  4. 360度カメラ素材:映り込みや反射情報の取得に使用し、CGと実写の融合を容易にする。
  5. その他Autodesk製品群:ワークフローの中心的役割とデータ管理、アセットの共有。

これらのツールは単独で完結するのではなく、相互にデータを受け渡しながら効率的なパイプラインを形成しています。たとえば、EmberGenで作成した煙のキャッシュをMayaやコンポジット環境で読み込み、実写プレートに重ね合わせるといった連携が行われます。

参加方法・開催概要と注意事項

本セミナーはLive配信形式で、2025年12月19日(金)16:00から17:30まで行われます。オンライン開催のため、インターネットに接続できるPC、スマートフォン、タブレット端末があれば視聴可能です。視聴のためには事前の申込が必要で、定員は500名となっています。

参加費は無料ですが、参加を希望する場合は事前申し込みを行ってください。定員に達した場合は申し込み締切前でも受付が終了となる可能性があります。

申し込み方法と視聴環境

申込および詳細は下記の専用ページで確認できます。申込はWebフォーム経由で行い、受付完了後に視聴に必要な情報が案内されます。

申込・詳細ページ:https://www.too.com/event/2025/vfx_workflow/

視聴にあたって推奨される環境は、安定したインターネット回線と最新のWebブラウザ、音声を確保できる端末です。モバイル端末からの視聴も可能ですが、画面表示や操作性の都合でPCでの視聴が推奨されるケースがあります。

対象となる参加者

本セミナーは以下のような方々に向けて設計されています。専門職から学び始めたばかりの方まで、実務的なワークフローを知るうえで有益な内容が含まれます。

  • 映画制作、MV制作、VFX制作に携わるプロダクションの方
  • 映像業界を目指す学生・若手クリエイター
  • CG・VFXアーティスト

主催は株式会社Too、協力はオートデスク株式会社です。参加に関するお問い合わせは下記の連絡先までご連絡ください。

お問い合わせ先

株式会社Too デジタルメディアアカウント部

E-Mail: dms@too.co.jp

〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-4-7 虎ノ門36森ビル

内容の整理と要点のまとめ

ここまで説明した内容を整理し、参加を検討する際に確認したい要点を表にまとめます。本セミナーは実務ベースの手法とツールの使い方を具体的に示すことを目的としており、上映中の映画『爆弾』の具体的事例を通じて学べる構成です。

以下の表は、本イベントの主要な情報を一目で確認できるようまとめたものです。申込情報や連絡先も併記しています。

項目 内容
セミナータイトル 映像制作ワークフローセミナー 映画『爆弾』メイキング
主催 株式会社Too
協力 オートデスク株式会社
日時 2025年12月19日(金)16:00 – 17:30(Live配信)
開催形式 オンライン(インターネット接続できるPC・スマートフォン・タブレットで視聴可能)
定員 500名
参加費 無料(事前申し込みが必要)
講師 荻野夏生(CG Supervisor)、清水亮(VFX Artist)/株式会社TREE Digital Studio LUDENS事業部
主な内容 作品紹介、スタッフ編成、秋葉原の街並み作成、Maya Golaemによる人物シミュレーション、爆発撮影現場、EmberGenによる煙作成、Mayaによる破片作成、360度カメラ素材からの映り込み作成
関連ツール Autodesk製品群、Maya、Golaem、EmberGen、360度カメラ素材等
申込・詳細 https://www.too.com/event/2025/vfx_workflow/
問い合わせ E-Mail: dms@too.co.jp
〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-4-7 虎ノ門36森ビル

本セミナーは、実写志向の監督の意図を尊重しつつ、実写と自然に馴染むVFX表現を追求した事例を学べる構成となっています。Autodesk製品を中心としたワークフローの実例、具体的なツールの使い分け、現場での判断基準など、実務に直結する内容が整理されているため、映像制作やVFXの現場で役立つ情報が得られる構成です。