12月1日募集開始:前田直樹監督の出演オーディション
ベストカレンダー編集部
2025年11月27日 12:32
オーディション参加募集
開催日:12月1日
オーディション開催の全容:参加募集と選考の流れ
株式会社dnuofは、前田直樹監督による映画化プロジェクト『世界から守ってくれる世界』の出演者オーディション参加者募集を、2025年12月1日より開始します。プレスリリースは2025年11月27日 10時00分に公開されており、募集開始の詳細は同日12月1日 10時に映画『世界から守ってくれる世界』公式Xで発信されます。オーディションは監督の出身地であり撮影地でもある愛知県と、都内近郊の2拠点で開催予定です。
事務所所属の有無は問いません。俳優はご自身が希望する役で応募できるよう、一次選考通過者には事前に台本閲覧の機会を設け、そこで希望する役を選択していただきます。二次選考通過者は、自分で選んだ役で演技オーディションを受けるという流れで選考を進めます。
募集開始・告知のタイミング
公式の告知は、2025年12月1日 10:00に映画公式Xで発信されます。フォローして詳細情報の確認が必要です。オーディション参加希望者は、告知後に掲載される応募要項や応募方法を確認してください。
開催場所は愛知県(撮影地・監督出身地)と東京都近郊の2拠点での実施が予定されているため、両地域での参加が可能な方、あるいは交通手段の確保が可能な方の応募を想定しています。
- 募集開始:2025年12月1日(公式Xで10:00に告知)
- 開催拠点:愛知県(西三河地域:岡崎市、刈谷市、西尾市など想定)・東京都近郊
- 事務所所属不問:個人での応募を歓迎
- 選考:一次選考→台本閲覧→希望役選択→二次選考(選んだ役で演技オーディション)
作品のあらすじと監督の意図:描かれる思春期と多様性
映画『世界から守ってくれる世界』は、第7回暮らしの小説大賞受賞作(著:塚本はつ歌)を原作とする実写映画化プロジェクトです。物語は、14歳の薫子(かおるこ)とクラスメイトの中鉢章雄(なかばち あきお)を中心に展開します。家庭内の喧嘩で息を殺して生きる薫子と、ある日突然セーラー服で登校する中鉢。ふたりの間に生まれる同志のような関係と、やがて明らかになる中鉢の秘密が物語の核心になります。
前田監督は、本作を通じて「マイノリティーに属する子供たちがありのままに生きる選択をする姿」を瑞々しく描くことを目指しています。監督のコメントでは、従来のオーディションの在り方を見直し、応募者が希望する役を演じられる機会をきちんと提供する方式を採ると説明されています。
原作とテーマの背景
原作小説『世界から守ってくれる世界』は、塚本はつ歌氏による作品で、第七回暮らしの小説大賞を受賞しています。作品は、家庭や学校という狭い世界の中で「親や社会が求める自分」という役を演じながら生きる子どもたちの姿を描きます。性的違和や所属するコミュニティとのずれから生まれる戸惑いを丁寧に掬い上げ、読者に共感と問いかけを投げかける内容です。
作品を映画化するにあたり、前田監督は脚本家・進藤きい氏と共に登場人物を「血の通った、人間らしい魅力的なキャラクター」に作り上げることに重きを置いています。監督自身が台本を起点に登場人物を深く理解し、オーディションを通じて役者と対話しながら仕上げる方針です。
制作体制・撮影予定地・公開計画
本作の企画・監督・プロデューサーは前田直樹、プロデューサーに山﨑歩が名を連ねます。脚本は進藤きい、原作は塚本はつ歌です。制作は株式会社dnuofが担当します。撮影は主に西三河地方(岡崎市、刈谷市、西尾市など)で行う予定です。
完成後は国内外の映画祭に出品を予定し、劇場公開は2028年を見込んでいます。公開形態としては東京での封切り後に全国で順次公開し、上映館数は20〜25館程度を目標としています。
- 企画・監督・プロデューサー
- 前田直樹
- プロデューサー
- 山﨑歩
- 原作
- 塚本はつ歌(第7回暮らしの小説大賞受賞)
- 脚本
- 進藤きい
- 撮影予定地域
- 岡崎市、刈谷市、西尾市など西三河地方
- 劇場公開予定
- 2028年(東京封切り後、全国20~25館程度)
制作会社・支援のお願いと資金使途
制作を担う株式会社dnuofは、2024年1月16日に神奈川県川崎市で設立された映像制作会社です。これまで刈谷市制施行75周年PRムービーなど地域連携の映像制作に力を入れており、官公庁や企業のPR、国際的に評価を得た長編・短編映画の実績があります。
dnuofの主な実績として、長編映画『マリッジカウンセラー』(ダッカ国際映画祭 ベストアクター賞受賞)、短編映画『Needlewood Antiques』(小津安二郎記念蓼科高原映画祭 短編映画グランプリ受賞)などがあります。テレビ・海外コンテンツ制作の経験も豊富です。
支援の呼びかけと使途
本作は企業協賛を受け付けており、法人・個人からの支援金も映画公式HPから募っています。目標支援額は800万円です。支援金はキャスト・スタッフ人件費、撮影機材、ロケーション費、美術・衣装費、車両交通費、宿泊費、ポストプロダクション費など映画製作費の一部に充当されます。
プレスリリースでは、目標金額に達しなかった場合でも返金は行わず、合理的な範囲で撮影規模を縮小して予定通り製作を進める旨が明記されています。また、目標を超える支援を受けた場合は追加の宣伝費に充て、劇場公開規模を拡大する計画です。支援者には希望に応じて映画公式HPやエンドロールへの名称掲載などの対応が予定されています。
- 目標支援額:800万円
- 支援受付:映画公式HP経由(詳細は公式情報参照)
- 使途の例:キャスト人件費、撮影機材費、ポストプロダクション等
- 達成しない場合:返金なし、撮影規模を合理的に縮小して製作継続
- 超過した場合:追加宣伝費に充当し上映規模拡大を目指す
会社概要(抜粋)
以下は株式会社dnuofの基本情報の抜粋です。設立間もない会社ではありますが、多岐にわたる制作実績を持ち、地域連携や国際映画祭受賞歴など評価を受けています。
- 名 称
- 株式会社dnuof
- 住 所
- 神奈川県川崎市中原区苅宿4-27
- 設 立
- 2024年1月16日
- 代表者
- 代表取締役 前田直樹
- URL
- https://dnuof.jp/
登場人物・原作情報、関係者の声
主要登場人物は14歳の薫子と中鉢章雄です。薫子は家庭の不和のなかで言葉を飲み込み、自身を押し殺して生きる少女です。一方の中鉢は性的違和を抱え、セーラー服で登校するという行動で周囲の視線を集める少年です。二人は互いに影響を与え合い、心の居場所を探していきます。
原作は塚本はつ歌氏による『世界から守ってくれる世界』(産業編集センター刊)で、第七回暮らしの小説大賞受賞作です。著者は岐阜県出身で子育て業やサラリーマン業と並行して執筆活動を行っており、作品の持つ繊細さは多くの読者の共感を呼びました。
関係者コメント
前田監督は、従来のオーディション手法に疑問を投げかけ、応募者が望む役での演技機会を重視する選考方式を導入します。監督は一次選考通過者に台本閲覧を行ってもらい、希望役を選んだうえで二次選考で実際に演技をしてもらう方針です。監督コメントでは、脚本に書かれた人物を「血の通った、人間らしい魅力的なキャラクター」に作り上げる仲間と出会いたい旨が述べられています。
原作者や関係者からも本作への期待が寄せられており、原作者は作品が前田監督のもとで新たな命を得ることに対する信頼を表明しています。映画は原作とは別の表現であるがゆえに新たな価値を生む可能性があると評価されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 映画『世界から守ってくれる世界』 |
| 原作 | 塚本はつ歌『世界から守ってくれる世界』(産業編集センター刊) 第7回暮らしの小説大賞受賞作 |
| 企画・監督・プロデューサー | 前田直樹 |
| プロデューサー | 山﨑歩 |
| 脚本 | 進藤きい |
| オーディション募集開始 | 2025年12月1日(詳細は映画公式Xで同日10:00告知) |
| オーディション開催拠点 | 愛知県(監督出身地・撮影地)および都内近郊の2拠点 |
| 応募条件 | 事務所所属の有無は不問。一次選考通過後に台本閲覧、希望役での二次選考実施 |
| 撮影予定地 | 岡崎市、刈谷市、西尾市など西三河地方 |
| 公開予定 | 2028年劇場公開(東京封切り後、全国20~25館程度を目標) |
| 支援目標額 | 800万円(支援は映画公式HPから受付) |
| 制作会社 | 株式会社dnuof(設立:2024年1月16日、所在地:神奈川県川崎市) |
| 公式情報 | 映画公式HP: https://seka-mamo-movie.com/ 、制作会社: https://dnuof.jp/ |
以上が本プレスリリースに基づく映画『世界から守ってくれる世界』の要点と詳細です。オーディションや支援に関する最新情報は公式発表(映画公式Xおよび映画公式HP)を参照してください。