割れないKINJO JAPANグラス、大阪万博のVIP記念品に採用

万博VIP記念品に採用

開催日:11月27日

万博VIP記念品に採用
このグラスって本当に割れないの?
ガラス並みの高透明シリコーン素材で弾力があり割れにくく設計されています。高精度金型と厳格な検査で光沢と強度を両立し、電子レンジ使用可・耐熱耐寒性も備えた安全性の高い製品です。
どこで実物を見たり買ったりできるの?
公式ブランドサイトやSNSで情報を公開。直近ではFACTORY'S GOODs(国際ロボット展内)に出展し、2025年12月3〜6日・東京ビッグサイト西4ホールで展示販売や実物確認ができます。

大阪・関西万博のVIP記念品に選ばれた「KINJO JAPAN」シリコーングラスの採用背景

錦城護謨株式会社(大阪府八尾市、代表取締役:太田泰造)が展開するオリジナルブランド「KINJO JAPAN」のシリコーングラスシリーズが、2025年の大阪・関西万博に関連する「大阪ヘルスケアパビリオン」において、国内外のVIP来場者への記念品として採用されました。プレスリリースは2025年11月27日 10時10分に発表されています。

採用品は、特注の印字を施した仕様で提供されるもので、ガラスと同等の高い透明度を持ちながら割れにくいという製品特性が評価されました。以下では、採用に至った理由、製品の技術的特徴、企業背景、今後のイベント出展情報などを整理して報告します。

画像説明:大阪ヘルスケアパビリオンの記念品として特注印字を施したシリコーングラス(写真提供)。また、グラスが積み上げられた様子や、背景にパビリオンを配した記念撮影の様子、外装箱と組になった写真、飲み口部分を曲げた様子の画像も併記されています。

大阪・関西万博『大阪ヘルスケアパビリオン』記念品に採用。割れないシリコーングラス〈KINJO JAPAN〉 画像 2

割れない透明素材としての技術的特徴と製造工程

「KINJO JAPAN」シリコーングラスシリーズは、透明度の高い特殊なシリコーンゴム素材を用いており、ガラスのような見た目を保ちながら弾力性を備える点が大きな特徴です。この素材は通常のゴムに比べて高価で、製造には高度な成形技術と品質管理が求められます。

製造面では、金型設計、温度管理、鏡面研磨された金型を用いた成形により、シャープで際立つカッティングデザインを実現しています。これにより万華鏡のような底面の輝きや、鏡面に近い光沢を持つ外観が得られます。

主な機能・性能
・高い透明度(ガラスに近いクリア感)
・割れにくく柔軟性があるため安全性が高い
・電子レンジ使用可、耐寒・耐熱性に優れる
・屋外利用にも適する耐候性

製造過程では医療製品の検品を行う検査員による厳しいチェックが導入されており、品質管理が徹底されています。金型の鏡面仕上げや温度制御の精密さが、光沢やカッティングの精度に直結しています。

製品ラインナップには、ワイングラスを逆さにしたような形状で香りを楽しむ用途に設計された「F2」や、アーバンリサーチとの別注カラーとして開発された〈アンバー〉など、デザイン性にも重点を置いたモデルがあります。

大阪・関西万博『大阪ヘルスケアパビリオン』記念品に採用。割れないシリコーングラス〈KINJO JAPAN〉 画像 3

錦城護謨の事業基盤とブランド展開

錦城護謨は1936年にゴム材料の商社として創業し、戦後に製造業に転換して以降、家電、自動車、医療機器など多様な分野にゴム部品を供給してきました。創業以来の技術蓄積を基に、約3,000種類にのぼるゴム製品を取り扱うまでに成長しています。

同社の強みは、材料配合・金型設計・成形・出荷までを一貫して行う開発力と、数千種類に及ぶ異なる納期に対応する生産管理体制です。これらはBtoB領域で高い評価を受けており、その技術を消費者向け製品に転化したものが2020年に立ち上げられたブランド「KINJO JAPAN」です。

  • ブランド立ち上げ:2020年
  • ブランドメッセージ:”Use It Your Way”(「使う」に自由を。)
  • 主力製品の一例:割れないシリコーングラス、屋内専用の視覚障害者用歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」など

企業はゴム部品製造だけでなく、土木事業にも実績があり、2025年の大阪・関西万博会場地である夢洲の地盤改良工事にも携わったことが報告されています。これにより、「パーツを作る企業」から、インフラや福祉製品まで幅広く事業領域を展開している点が確認できます。

会社概要としては以下の通りです。

企業名 錦城護謨株式会社(きんじょうごむ)
代表者 代表取締役社長 太田泰造
創業 1936年5月
事業内容 工業用ゴム部品の生産・販売、軟弱地盤改良工事(設計・施工・管理)、視覚障害者歩行誘導マットの製造販売・施工、自社ブランド「KINJO JAPAN」での新製品開発など
Web https://www.kinjogomu.jp
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出展情報と展示内容の詳細

直近のイベント出展として、錦城護謨は日刊工業新聞社主催の「FACTORY’S GOODs(ファクトリーズグッズ)」に団体出展します。出展は国際ロボット展の「FACTORY‘S GOODsゾーン」内で行われ、BtoC製品であるKINJO JAPANシリコーングラスシリーズの展示・販売に加えて、それらを支えるBtoB技術の紹介も実施されます。

出展には個性あふれる中小製造業16社が参加予定で、同社の出展ブースは東京ビッグサイト(東京国際展示場)西4ホール W4-88に配置されます。期間と入場料は以下の通りです。

会期
2025年12月3日(水)〜6日(土)10:00〜17:00
会場
東京ビッグサイト(東京国際展示場)西4ホール W4-88
入場料
1,000円(入場登録者、招待状持参者、中学生以下は無料)

出展に関する詳細情報や出展ゾーンの案内は、国際ロボット展およびFACTORY’S GOODsの公式ページで確認できます。

  • 国際ロボット展 全体情報:https://irex.nikkan.co.jp/
  • FACTORY’S GOODs 出展情報:https://biz.nikkan.co.jp/brand/factorysgoods/event/
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展示で紹介される主なポイント

展示では、シリコーングラスの実物展示や販売に加え、その素材技術や金型設計、検査体制などBtoBで培った技術力の紹介が行われます。来場者は製品の耐久性や使用感、電子レンジ使用の可否などを直接確認することができます。

また、アーバンリサーチとの別注カラーなど、異業種コラボレーションの事例も出展のポイントとして紹介される予定です。出展ブースでは、設計・成形のデモンストレーションや製品ラインナップの紹介が行われます。

大阪・関西万博『大阪ヘルスケアパビリオン』記念品に採用。割れないシリコーングラス〈KINJO JAPAN〉 画像 6

まとめ:本文で触れた主要項目の整理

以下の表は、本記事で伝えた採用事実、製品特性、企業情報、出展情報などの要点を整理したものです。各項目はプレスリリースの記載内容を網羅しています。

項目 内容
発表日時 2025年11月27日 10:10
企業名 錦城護謨株式会社(代表取締役:太田泰造)
ブランド KINJO JAPAN(立ち上げ:2020年、ブランドメッセージ:”Use It Your Way”)
採用製品 シリコーングラスシリーズ(特注印字仕様、割れにくく高透明)
採用先 大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」国内外VIP来場者向け記念品
製品特徴 高透明度、弾力性、電子レンジ使用可、耐寒・耐熱性、屋外利用可、鏡面金型によるカッティング表現
デザイン例 F2(香りを楽しむ逆さワイングラス形状)、アーバンリサーチ別注カラー〈アンバー〉
品質管理 医療製品検品体制による厳格な検査、温度管理と金型鏡面仕上げによる成形精度
出展情報 FACTORY’S GOODs(国際ロボット展内)会期:2025/12/3〜12/6、会場:東京ビッグサイト西4ホール W4-88、入場料:1,000円(条件付で無料あり)
会社沿革・事業 創業1936年、工業用ゴム部品の生産販売、軟弱地盤改良工事、福祉関連製品、KINJO JAPANでの新製品開発など
Web / SNS 企業:https://www.kinjogomu.jp 、ブランド:https://www.kinjojapan.com/ 、note:https://note.com/kinjojapan 、Instagram:https://www.instagram.com/kinjojapan/ 、Facebook:https://www.facebook.com/kinjojapan/ 、X:https://x.com/kinjojapan

本記事は、錦城護謨が発表したプレスリリースの内容を基に、採用事実や製品の技術的特色、企業の事業展開、出展情報を整理して伝えることを目的としています。表中のリンクや会期情報は発表時点の内容に基づいて記載しています。

参考リンク: