審査の現場を公開へ　GCERTIが1月にInstagram開設

ISO審査の“見えない現場”を写真と短文で伝える試み

株式会社GCERTI-JAPAN（所在地：大阪府大阪市、代表取締役：一山大介）は、ISO9001・14001・27001・45001など各種マネジメントシステムの審査を行う審査機関として、2026年1月に公式Instagramアカウントを開設することを決定しました。プレスリリースは2025年11月27日23時40分に発表されています。

審査業務は高度な専門性を必要とする一方で、外部からは具体的な仕事内容や働き方が見えにくい側面があります。今回のInstagram開設は、そうした“見えにくさ”を補い、審査の現場や働く人の姿をビジュアルと短い解説で伝えることを目的としています。

背景としての課題認識

求職者や顧客からは「審査員がどのような日常業務を行っているのか」「審査の準備や移動はどのように行われるのか」といった疑問が寄せられていました。審査業務の専門性ゆえに、情報発信が限られてきた経緯があります。

このため、組織の透明性を高める手段として、外部に向けた日常的な情報発信のチャネルとしてInstagramを選定した点が今回の特徴です。視覚情報を中心としたSNSは、職務理解や企業文化の伝達に適していると判断されています。

投稿コンテンツの具体像――「審査の裏側」をどう見せるか

公開予定のコンテンツは、審査員の1日の業務フローや年間スケジュール、審査前後の準備・移動風景といった現場のリアルに加え、若手・中堅審査員のキャリアストーリーやISO認証に関する豆知識、社内イベントや研修風景など多岐にわたります。

専門性の高い内容をそのまま伝えるのではなく、Instagramならではの「フラット」な表現で、業務の専門性と人の温度感の両面を伝える構成を予定しています。これは採用広報の強化や業界理解の促進といった目的と整合します。

発信予定の主なテーマ

• 審査員の働き方紹介（1日の流れ、年間スケジュール等）
• 審査の裏側（準備・移動の様子、現場での短い解説）
• 若手・中堅審査員のキャリアストーリー
• ISO認証や審査に関する豆知識
• 社内イベント・研修の様子
• 当社の雰囲気が伝わるカジュアルな投稿

これらのテーマは採用広報、企業文化の発信、業界全体の理解促進という三つの観点を念頭に置いて選定されています。形式は写真、短い動画、キャプションでの解説を中心にし、定期的な更新で継続的な情報提供を行う方針です。

コンテンツ制作にあたっては、審査の機密性や機微に配慮したうえで、公開可否の判断基準を設けるなど運用ルールを整備しています。撮影・編集・公開フローの確立により、初月から定期的な更新が行える体制を目指しています。

開設スケジュールと運用方針

公式Instagramの正式開設は2026年1月（予定）としています。アカウントのURLは開設後にX（旧Twitter）および採用サイトにて告知される予定です。

開設初月から定期更新を行うため、現在は撮影・コンテンツ制作・運用フローの整備が進められています。初期運用では、審査員への取材や社内許諾手続き、撮影スケジュール調整などを並行して実施する計画です。

運用の想定体制と方針

更新頻度

開設初月から定期更新を行う方針。詳細な頻度は運用開始後に明示される予定です。

コンテンツ制作

社内撮影・編集チームによる制作。審査業務に支障をきたさない範囲での撮影を実施します。

公開チャネル

Instagram公式アカウント。開設後はURLをXおよび採用サイトで告知。

運用に当たっては審査の公正性と受審者のプライバシー、機密情報の保護を最優先にし、公開基準や承認フローを整備することが明記されています。これにより、現場の透明性向上と情報管理の両立を図ります。

対象となるフォロワー層としては、ISO審査員の仕事に興味がある方、キャリアチェンジを検討中の社会人、会社の雰囲気を知りたい求職者などが想定されています。Instagramの特性を活かし、堅苦しくなりすぎない伝え方を行います。

GCERTI-JAPANの事業概要と記事の要点整理

株式会社GCERTI-JAPANは大阪・東京を拠点に、ISO9001（品質）、ISO14001（環境）、ISO27001（情報セキュリティ）、ISO45001（労働安全衛生）といった各種の審査・認証を実施する審査機関です。全国の企業の品質・環境・情報管理体制の強化を支援し、スピーディーで負担の少ない審査を提供することを掲げています。

今回のInstagram開設は、採用広報の強化、組織の透明性向上、業界理解促進を狙いとした情報発信施策です。開設日程、発表方法、発信テーマ、運用方針など、プレスリリースに記載された全ての情報は以下の表に整理してあります。

以上が発表内容の整理です。今回の発表は、専門性の高い審査業務の可視化を通じて採用や企業理解の促進を図る試みであり、運用開始後は具体的な投稿を通じてさらに詳細が明らかになる見込みです。