ミドル・シニアIT人材調査 収入不安が最多42.3%

ミドル・シニア働き方調査

開催期間:11月11日〜11月17日

ミドル・シニア働き方調査
ミドル・シニアが一番不安に感じていることって何?
将来の収入見通しの低下が最多で42.3%。次いで体力・健康(39.4%)、働く場所・時間の制約(31.3%)が続き、世代ごとに対策の重点が異なる結果です。
何歳まで働きたい人が多いの?
最多は65〜69歳が36.0%、次点は70〜74歳25.6%で、過半数が65歳以降も就労継続を希望。30〜50代は金銭面、60代以降は社会的つながりや学びを重視しています。

ミドル・シニアIT人材の不安、最大は「収入見通しの低下」──調査の概要と基本データ

ミドル・シニア向け人材関連サービスを展開する株式会社エイジレスは、同社サービス利用者を対象に「ミドル・シニアIT人材の働き方に関する意識調査2025」の後編となる詳細レポートを公開しました。本リリースは2025年11月28日 17時29分に発表されており、本稿では公開された調査結果と会社情報を整理して伝えます。

調査はインターネット方式で実施され、調査時期は2025年11月11日(火)~2025年11月17日(月)です。有効回答数は492名で、回答者はエイジレスのサービス利用者を対象としています。年齢内訳は以下の通りです。

有効回答数
492名
調査期間
2025年11月11日(火)~2025年11月17日(月)
調査方法
インターネットによる調査
対象
エイジレスサービス利用者
年齢内訳(人数)
70代以上:9名、60代:184名、50代:233名、40代:56名、30代:10名
ミドル・シニアIT人材が抱える「働く上での不安」、「収入見通しの低下」が4割超。49歳以下は “健康面” 、65歳以上は “最新技術のキャッチアップ” が最大の懸念に 画像 2

働き続ける上での不安の中身──上位項目と年代差

調査で最も多く挙がった不安は「将来の収入見通し(報酬水準の低下など)」で42.3%に達しました。次いで「体力・健康面の不安」が39.4%、「働く場所や時間の制約」が31.3%となっています。これらはミドル・シニア世代が抱える現実的なリスクを示しています。

年代別に見ると傾向は明瞭に分かれます。49歳以下(30代・40代を含む)は「体力・健康面の不安」が45.5%で最多となった一方、65歳以上では「最新技術へのキャッチアップ」が39.0%で最多となりました。シニア層においては学習意欲や職業継続の意志が強く、最新技術を追うこと自体を不安と認識しつつも重視している構図が読み取れます。

ミドル・シニアIT人材が抱える「働く上での不安」、「収入見通しの低下」が4割超。49歳以下は “健康面” 、65歳以上は “最新技術のキャッチアップ” が最大の懸念に 画像 3

不安項目の上位(全体)

全体回答における上位項目は具体的な数値とともに示され、上位3項目が特に目立ちました。これらの数値は働き方の柔軟性、健康維持、報酬安定という複数の側面を同時に示しています。

  • 将来の収入見通し(報酬水準の低下など):42.3%
  • 体力・健康面の不安:39.4%
  • 働く場所・時間の制約:31.3%
ミドル・シニアIT人材が抱える「働く上での不安」、「収入見通しの低下」が4割超。49歳以下は “健康面” 、65歳以上は “最新技術のキャッチアップ” が最大の懸念に 画像 4

年代別の特徴的な差分

49歳以下は体力や健康面を最も懸念しており、これは現役世代における長期就労の持続可能性を意識した回答と読めます。65歳以上は技術的なキャッチアップを重視しており、シニア層の学び続ける姿勢が浮かび上がります。

この年代差は、企業側や支援サービスが世代ごとに異なる支援を考える必要があることを示唆しています。例えば健康管理支援と継続的なスキルアップ支援は、対象年齢層に応じて比重が異なるべきです。

ミドル・シニアIT人材が抱える「働く上での不安」、「収入見通しの低下」が4割超。49歳以下は “健康面” 、65歳以上は “最新技術のキャッチアップ” が最大の懸念に 画像 5

何歳まで働きたいかと働き続ける理由──年代ごとの価値観の違い

「あなたは何歳まで働きたいと考えていますか」という問いでは、「65〜69歳」が36.0%で最多、次いで「70〜74歳」が25.6%でした。これにより過半数が65歳以降も就労を続けたいと考えていることが示されます。

働きたい理由にも年代差があり、30〜50代は金銭面(生活費・老後資金など)を重視する傾向が強く、いずれも5割超が金銭面を理由に挙げています。60代では「社会との関わりを持ち続けるため」が52.7%と最多であり、70代では「新しい挑戦を続けたい」が66.7%で最多となりました。これにより、若年寄りの世代は経済的要因を、より高齢の世代は社会性や学習・挑戦を重視する構図が確認されました。

働きたい年齢帯と理由(主要データ)
項目 内容
何歳まで働きたいか(最多) 65〜69歳:36.0%
次点 70〜74歳:25.6%
30〜50代の主な理由 金銭面(生活費・老後の資金等):いずれも5割超
60代の主な理由 社会との関わりを持ち続けるため:52.7%
70代の主な理由 新しい挑戦を続けたい:66.7%
ミドル・シニアIT人材が抱える「働く上での不安」、「収入見通しの低下」が4割超。49歳以下は “健康面” 、65歳以上は “最新技術のキャッチアップ” が最大の懸念に 画像 6

エイジレスについて、レポート入手と問い合わせ先

株式会社エイジレスは「年齢によるしがらみをなくす」をミッションに掲げ、主にミドル・シニア層に向けた人材関連サービスの運営およびDX・営業推進支援を事業としています。調査レポートは詳細版が公開されており、報道関係者や関心を持つ企業は問い合わせを通じて確認可能です。

リリース内には調査レポートの画像やプレスリリース素材のダウンロードに関する案内も含まれています。報告書の内容について不明点がある場合は、公開されている連絡先に問い合わせるよう案内されています。

会社名
株式会社エイジレス
代表者
代表取締役 CEO 小出 孝雄
所在地
〒141-0031 東京都品川区西五反田8-9-5 FORECAST五反田WEST 10F
事業内容
ミドル・シニア向け人材関連サービス運営およびDX・営業推進支援
資本金
675百万円(資本準備金含む)
URL
https://ageless.co.jp/
報道関係者お問い合わせ
広報担当(pr@ageless.co.jp)

調査の主要ポイントまとめ

以下の表は、本リリースで示された調査の主要な数値と要点を整理したものです。調査対象や時期、代表的な結果を一覧で確認できます。

項目 内容(数値・要点)
調査タイトル ミドル・シニアIT人材の働き方に関する意識調査2025(後編)
発表日時 2025年11月28日 17時29分
調査期間 2025年11月11日~11月17日
調査方法・対象 インターネット調査/エイジレスサービス利用者
有効回答数 492名
年齢内訳 70代以上:9名、60代:184名、50代:233名、40代:56名、30代:10名
最多の不安 将来の収入見通し(報酬水準の低下など):42.3%
次点の不安 体力・健康面の不安:39.4%
年代別の特徴 49歳以下:体力・健康(45.5%)/65歳以上:最新技術へのキャッチアップ(39.0%)
何歳まで働きたいか(最多) 65〜69歳:36.0%(次点70〜74歳:25.6%)
働きたい理由(年代別) 30〜50代:金銭面(生活費・老後資金)=各5割超/60代:社会との関わり=52.7%/70代:新しい挑戦=66.7%
問い合わせ先 株式会社エイジレス 広報(pr@ageless.co.jp)

本稿は、株式会社エイジレスが公開したプレスリリース(調査レポート)に基づき、調査方法、回答者属性、主要な統計結果、会社情報および問い合わせ先を網羅的に整理したものです。詳細なレポートや掲載されている画像・プレスリリース素材は、同社の公開資料からダウンロード可能です。