30-DELUX OSAKAが2/13開幕、贋作『義経千本桜』で新章に挑む

贋作義経千本桜公演

開催期間:2月13日〜2月15日

贋作義経千本桜公演
チケットはいつから買えるの?
一般発売は2026年1月の土曜10:00開始予定。前売S席は特典ブロマイド10枚付きで9,900円、A席は8,500円。取り扱い窓口は後日発表されるので公式情報を確認して早めに確保しよう。
どんな舞台で誰が出るの?
歌舞伎『義経千本桜』を大胆に再構築した“贋作”で、主演は村瀬文宣。劇団FierceのIMO*Tら関西若手中心の豪華キャストが松下IMPホールで上演する。

30-DELUX OSAKA、新章へ――三つの「初」を掲げて贋作『義経千本桜』を再構築

関西を拠点に演劇エンターテインメントを展開してきた30-DELUX OSAKAが、過去4作品のソールドアウト実績を踏まえ、新たなフェーズへと進む発表が行われた。今回は〈初の和物〉〈初の歌舞伎原作〉〈初の中劇場〉という三重の初挑戦を掲げ、作品『贋作 義経千本桜』を上演する。

原作は歌舞伎三大名作のひとつ『義経千本桜』だが、30-DELUX OSAKAはこれを単なる再演にとどめず、世界観を大胆に再構築して“贋作(がんさく)”として甦らせる方針を示している。原作へのリスペクトを保ちつつ、現代的なアレンジと疾走感のある舞台表現を融合させ、特有の“古典アクション演劇”を目指す。

プロジェクトの位置付けと狙い

30-DELUX OSAKAは2012年以降の作品で関西における支持を固めてきたが、本公演は関西制作5作目にあたる。従来の近鉄アート館での上演から一歩踏み出し、松下IMPホールという中劇場規模の劇場に舞台を移すことで、来場者に新たな演出体験を提供する意図がある。

製作総指揮の清水順二は、本作を「笑いと熱量、殺陣を詰め込んだ“コテコテ粉もん時代活劇”」と位置づけ、30-DELUX OSAKAらしいエンタメとして再構築することを明示している。作品は原作の要素を取り入れた上で独自の視点と台詞が加えられ、現代社会や若者の葛藤と響き合う形で提示される。

  • 三つの初挑戦:初の和物、初の歌舞伎原作、初の中劇場上演
  • 会場:松下IMPホール(大阪市中央区)
  • 公演期間:2026年2月13日(金)〜15日(日)

物語の骨子と主要キャスト、出演者のコメント

本作のあらすじは、源義経と武蔵坊弁慶の出会いから始まり、屋島・壇ノ浦での平家討伐、そして兄頼朝の裏切りと朝廷の策略により義経が追われる身となるという流れを辿る。物語には「死んだはずの」平家の武将が生きていたり、義経を慕う者たちの葛藤が描かれ、何が真で何が贋かを巡る物語性が核心となる。

30-DELUX OSAKAはこの物語を「江戸の時代から愛され続けた義経千本桜の新解釈」として提示し、贋作としての意義を問いながら、義経の運命を新たな視点で描く。

主な出演者一覧とキャスティングの特色

主演には30-DELUXを代表する俳優 村瀬文宣 が起用され、劇団Fierceからは IMO*T をはじめ複数の実力派が参加する。関西の団体や若手俳優を多数起用し、次世代スターの発信を目指す編成となっている。

以下は全出演者(公表分)である。配役の詳細は公式発表を参照されたい。

  • 村瀬文宣
  • IMO*T(劇団Fierce)
  • 佐月愛果
  • 亀田結心(劇団Fierce)
  • 堀くるみ
  • 枝 尚紀
  • Daniel Tomio Coelho(劇団Fierce)
  • 尾形大吾
  • 上枝恵美加
  • 西田キール
  • 岡竣太(Team Jackal Feast)
  • 山田拓海
  • 守上慶人(PADMA)
  • 赤堀光希
  • 萬浪珠奈
  • 山本和輝
  • 河野武蔵
  • 澤村恭輔
  • 御竹龍雪(劇団辰月)
  • 北本拓実
  • 船橋輝人(劇団辰月)
  • 田中精
  • フランキー仲村(激富)
  • 清水順二

出演者・演出・製作側のコメント(要旨)

村瀬文宣コメント(要旨):本公演は5回目の30-DELUX OSAKAにして初の和物および主演という大きな挑戦である。共演者には何度も共演している者も、初めて参加する者もおり、演者同士の結束で自身の持てる力を出し切り、良い作品を目指す姿勢を示している。

IMO*Tコメント(要旨):歌舞伎の名作を扱うにあたり、30-DELUX OSAKAとともに5年目を迎え、三つの「初」を背負っての覚悟で臨むと語っている。村瀬とタッグを組み、表現とチームワークをぶつけ合い、伝統に現代の温度を吹き込む意図を示す。

演出・斎藤美七海コメント(要旨):演出として招かれたことを光栄とし、本作は30-DELUXで製作された義経千本桜をオマージュした贋作であると説明している。大阪キャストのユーモアやサービス精神を生かし、他では観られない唯一無二の没入体験を目指すと述べている。

製作総指揮・清水順二コメント(要旨):関西制作5作目で、新たな景色を見るために松下IMPホールを選び、歌舞伎原作を贋作として再構築することで30-DELUX OSAKAらしい新しいエンタメを提示する意図を明確にしている。

公演日程・会場・チケット情報の詳細

公演は2026年2月13日(金)から15日(日)の3日間で、松下IMPホールにて上演される。回ごとのカーテンコールやスペシャルカーテンコールの予定が組まれており、観劇のスケジュール調整がしやすい構成となっている。

座席番号による規制入場を実施する可能性や、受付・ロビー開場・客席開場・上演時間の詳細は公演時期が近づいた際に公式サイトで改めて案内されるとのこと。未就学児童の観劇不可と明記されている。

上演スケジュール(詳細)

日付 開演時間 備考
2026年2月13日(金) 18:00 カーテンコールキャスト挨拶あり(村瀬文宣・IMO*T・佐月愛果・山田拓海)
2026年2月14日(土) 12:30 / 17:30 両公演ともカーテンコールキャスト挨拶あり。12:30は亀田結心・尾形大吾・枝尚紀・守上慶人・上枝恵美加。17:30は堀くるみ・Daniel Tomio Coelho・西田キール・岡竣太。
2026年2月15日(日) 13:00 スペシャルカーテンコール

上演時間や開場時刻は公演時期に近くなった段階で公式サイトにて公表される。座席指定の規制入場など、運営上の注意事項があるため、来場前に最新情報を確認することが推奨される。

チケット料金と特典

チケットは全席指定・税込で設定されている。前売と当日料金が明確に異なり、S席には特典が付与される。

  1. 前売:S席(特典付き)9,900円/A席 8,500円
  2. 当日:S席 10,300円/A席 8,900円

S席特典は非売品ブロマイド10枚セットで、ブロマイドには村瀬文宣・IMO*T・佐月愛果・枝尚紀・堀くるみ・Daniel Tomio Coelho・亀田結心・尾形大吾・岡竣太・山田拓海の10名の写真が含まれる。

一般発売は2026年1月初旬の土曜日10:00開始予定。チケット取り扱い窓口は後日公開される。

制作体制・スタッフ一覧と協力団体、問い合わせ窓口

本作はジェイズプロデュース/30-DELUX OSAKAによる主催・企画・製作で進められている。演出・脚色は斎藤美七海が務め、製作総指揮は清水順二が担当する。舞台監督、美術、照明、音響、殺陣指導、衣裳など各分野において専門スタッフが名を連ねる。

協力関係は多数の劇団・制作会社・組織におよび、地域の制作基盤を活用することで舞台の完成度を高める体制が整っている。

主なスタッフ

脚色・演出
斎藤美七海
舞台監督
三浪郁二
美術
堀江香帆
照明
溝渕功
音響
須川忠俊
アクションサンプラ
難波奏江
演出助手
今井千香
衣裳
吉田みゅう
ヘアメイク
KOMAKI
殺陣指導
Team AZURA大阪
大道具
劇団往来
武器制作
Team AZURA大阪
宣伝写真
岡本卓也
宣伝美術
勝山修平
映像撮影
竹田和哲
舞台写真
伊東和則
WEBデザイン
BG-BASE
制作進行
尾崎商店
票券
style office
プロデューサー
鈴鹿貴規
スーパーバイザー
角田典子
製作総指揮
清水順二

協力団体(五十音順、敬称略)

尾崎商店、ALTERNAIT、kasane、campana、劇団往来、劇団辰月、劇団☆龍(Dragon)童子、劇団Fierce、激富、ジョイント、Showtitle、彗星マジック、style office、スターダストプロモーション、Team AZURA大阪、Team Jackal Feast、日本殺陣道協会、NOLCA SOLCA Entertainment、NOLCA SOLCA Film、PADMA、BG-BASE、PLUS BE、プロテフロア、松下IMPホール、吉本興業が協力として記載されている。

主催・企画・製作はジェイズプロデュース/30-DELUX OSAKAである。

問い合わせ先と公式情報

公演に関する問い合わせ
株式会社ジェイズプロデュース E-mail:info@30-delux.net
チケットに関する問い合わせ
株式会社style office E-mail:stage.contact55@gmail.com
公式サイト
https://30-delux.net/osaka
関連リンク(制作協力等)
https://styleoffice-produce.com/

本記事の要点まとめ

以下に本稿で取り上げた公演の主要情報を表形式で整理する。重要な日程や料金、会場、問い合わせ先などを一目で確認できるようまとめている。

項目 内容
公演タイトル 30-DELUX OSAKA『贋作 義経千本桜』
上演期間 2026年2月13日(金)〜15日(日)
会場 松下IMPホール(大阪市中央区城見1-3-7 松下IMPビル2階)
主な出演 村瀬文宣、IMO*T(劇団Fierce)、佐月愛果、亀田結心、堀くるみ、他多数
チケット 前売 S席9,900円(特典ブロマイド10枚セット)/A席8,500円、当日 S席10,300円/A席8,900円(全席指定・税込)
一般発売 2026年1月初旬(土)10:00予定
主催・製作 ジェイズプロデュース/30-DELUX OSAKA
問い合わせ(公演) info@30-delux.net(株式会社ジェイズプロデュース)
問い合わせ(チケット) stage.contact55@gmail.com(株式会社style office)

本稿はプレスリリースの内容を基に、公演の趣旨、あらすじ、キャスト・スタッフ、会場・日程・チケット情報、協力体制および問い合わせ先までを網羅的に整理した。上演に関する追加情報や細かな運営案内は公式サイトおよび主催者からの正式発表を参照されたい。

参考リンク: