12/16開催：AIとWeb技術の2025年総まとめセミナー

2025年に加速したAIとWeb技術の“変化の本質”

2025年はAIとWeb技術の双方で重要な進化が見られた年です。AI側では、文章生成や画像生成を超え、複雑な意思決定や複数タスクの管理を行うエージェント型AIが実用化に近づき、業務自動化の広がりと業務構造そのものの変化が始まっています。加えて、小型モデルの発展により処理をクラウドからローカルへ移行する動きが強まり、プライバシーやレイテンシの改善が現場で評価され始めました。

同時にAIは精度向上とともに、いわゆるハレーション（誤出力や不整合）の問題も露呈し、導入時の運用設計やガバナンスが重要な課題になっています。MCP（マルチコンポーネント協調）機能やエージェント機能の強化は、複数のAIコンポーネントが協調して動作する場面を増やし、プログラム開発や業務設計に新たな考慮点をもたらしています。

Web技術の領域では、HTML/CSSやJavaScriptそのものの進化に加え、フロントエンドのレンダリングやパフォーマンス指標への取り組みが高度化しました。特に、インタラクション遅延の低減や継続的なパフォーマンス管理、モジュラーレンダリングの導入によりユーザー体験の品質向上が進んでいます。WebAssembly（Wasm）の並列処理対応やWebGPUの発展は、AIとWebの融合を後押しし、エッジコンピューティングとの組合せで実行環境の選択肢が広がりました。

• AIのキー要素：エージェント型AI、小型モデルのローカル化、MCP機能、精度向上とハレーション対策
• Webのキー要素：HTML/CSS/JSの進化、JSフレームワークの変化、INP指標やモジュラーレンダリング、WebTransport、WebCodecs、WebRTC NV、WebGPU、Wasmの並列処理

セミナーの構成と参加方法 — 日時・申込・定員など

株式会社クリーク･アンド･リバー社は、上記の変化を業務に活かしたい開発者や技術担当者を対象に、無料オンラインセミナー「2025年のAIとWeb技術を総まとめ！ 開発現場で押さえておきたい変化とは？」を開催します。本セミナーは2回構成で、各回とも19:00～21:00の開催となります。

開催概要は以下の通りです。申込や詳細は公式のイベントページをご確認ください（下記リンク）。申込締切は2025年12月16日（火） 21:00とされていますので、参加を希望する場合は期限に注意してください。

申込ページ：https://www.creativevillage.ne.jp/category/crv_event/168823/

お問い合わせ：クリーク･アンド･リバー社 PEC事務局「2025年のAIとWeb技術を総まとめ」セミナー担当
Email：pec_seminar@pr.cri.co.jp

登壇者：関口 和真（株式会社コムセント 取締役 CTO）

本セミナーの講師は株式会社コムセントの取締役 CTO、関口 和真氏（せきぐち・かずま）です。関口氏はサイトデザイン、HTMLコーディング、JavaScriptやPHPを使ったプログラム開発、iOS/Androidアプリ開発、ウェブサーバの実装・運用など幅広い実務経験を持ち、設計から運用までトータルに対応できる点が特徴です。

関口氏の経験はECサイトカスタマイズ、フルスクラッチのWebシステム、映像配信システムや配信用スマートフォンアプリの開発など多岐にわたり、大学や専門学校での講師経験、イベントやセミナーでの登壇歴、技術書（Dreamweaver等）への寄稿実績もあります。現場目線の実践的な解説が期待されます。

各回の詳細内容 — AI編とWeb編で押さえるべきポイント

セミナーは2回に分かれ、各回で2025年に見られた主要な変化を振り返り、2026年以降の業務やスキル戦略にどうつなげるかを具体的に解説します。以下に両回の詳細項目をすべて記載します。

第1回：AIのまとめ（12月16日（火））

本回はAI分野に特化して2025年の動向を整理します。AIの導入による業務効率化の具体例や、産業構造・人的構造の変化、小型モデルの発展とローカル処理移行、エージェント機能の強化とMCPの活用など、現場で直面するポイントを網羅します。

項目は以下の通りです。セッションでは事例と実践的なヒントを交え、どのように自社の業務へ落とし込むかを解説します。

• 2025年におけるAIの変化：ChatGPTやClaudeなどの変化、精度の向上とハレーションの問題、AIの導入と効率化、産業構造の変化や人的構造の変化、小型モデルの発展とローカルへの処理移動
• AIの環境変化：エージェント機能の強化、MCP機能の利用による協調的な動作の実現、プログラム開発における変化
• AIの導入：カスタマーサポートへのAI導入、活動効率化目的による導入

第2回：Webのまとめ（12月23日（火））

本回はWeb技術の変化に焦点を当て、HTML/CSS/JavaScriptやフレームワークの最新の潮流、パフォーマンス指標の採用動向、リアルタイム通信やメディア処理の進化を解説します。WasmやWebGPUとAIの組合せがもたらす可能性についても取り上げます。

具体的な項目は以下のとおりです。

• 2025年におけるWeb技術の変化：HTML、CSS、JS、JSフレームワークの変化
• パフォーマンス：インタラクション遅延の低減化、継続的なパフォーマンス管理、モジュラーレンダリングの導入、INP指標の採用
• Web周りの技術：Web認証・セキュリティ設計（パスキーなど）、WebTransport（リアルタイム通信の発展）、WebCodecsやWebRTC NVによるリアルタイムメディア処理の発展、WebGPUの発展、Wasmの並列処理対応（AIとWebの融合）

クリーク･アンド･リバー社（C&R社）と関連ソリューションの全体像

クリーク･アンド･リバー社は1990年設立のクリエイター・エージェンシーのパイオニアであり、「プロフェッショナルの生涯価値の向上」と「クライアントの価値創造への貢献」をミッションに事業を展開しています。本セミナーは同社の教育部門PEC（Professional Education Center）が企画・運営しています。

C&R社ならびにC&Rグループは、AI/DX領域に関する各種サービスも提供しています。先端IT人材向け求人サイトやDX支援、生成AI研修やAIチャットボット、AI搭載ドキュメント検索など、実業務へ直結するサービス群が用意されています。

主なC&R社のサービス

・先端IT人材向け求人・案件サイト「Symbiorise」：https://symbiorise.com/

・DXやデータ活用情報サイト「DATA SOLUTION」：https://datasolution-cr.com/

・企業向けDX無料相談窓口「DXの森」：https://www.cri.co.jp/news/004974.html

C&RグループのAI/DX関連サービス

・生成AI企業研修「アイシル」（リヴァイ）：https://corp.livai.jp/lp/aishiru

・AIチャットボット「LivAIBOT」（リヴァイ）：https://corp.livai.jp/lp/ai-chatbot/

・AI搭載ドキュメント検索「Smart KMS」（Idrasys）：https://www.intumit.jp/smartkms_jp/

・AIチャットボット「Smart Robot」（Idrasys）：https://www.intumit.jp/smartrobot_jp/

・AI予測プラットフォーム「Forecasting Experience」（Idrasys）：https://forecasting-experience.idrasys.co.jp/

また、PECによるオンライン研修サービス「PECスタ」が始動しており、これまでのウェビナーアーカイブを法人向けにパッケージ化した研修メニューを提供しています（詳細：https://www.cri.co.jp/news/005792.html）。

イベント詳細や関連情報は、クリエイター向け情報サイト「CREATIVE VILLAGE」で確認でき、同サイトのメールマガジンやアプリでも配信されています（イベントページ：https://www.creativevillage.ne.jp/category/crv_event/168823/）。

本記事の要点整理（内容のまとめ表）

以下はこの記事で扱ったセミナーの主要情報と関連サービスを整理した表です。日付・時間・申込先・登壇者情報などを一目で確認できます。

本記事は、セミナーの趣旨、開催概要、セッション内容、登壇者情報、関連のC&R社サービスを網羅して整理しました。参加を検討する際は申込ページおよびお問い合わせ先で最新情報を確認してください。