国分寺マルイで東村山の食文化を体験した一週間レポ
ベストカレンダー編集部
2025年11月29日 18:56
I LOVE 東村山
開催期間:11月12日〜11月18日
国分寺マルイで体感した東村山の“食と文化”
2025年11月12日(水)から11月18日(火)まで、国分寺マルイ1Fにて開催された地域共創イベント「I LOVE 東村山」は、東村山市の食文化や特産品、学校と地域が連携した取り組みを来場者に提示する場となった。主催は国分寺マルイ(株式会社丸井グループ、本社:東京都中野区、代表取締役社長:青野 真博)で、東村山市との共創により、地元の名店や地場産品、子どもたちの参加による商品が一堂に会した。
会期中は多くの来場者が訪れ、「食文化をもっと知りたくなった」「次のイベントにも参加したい」といった反応が数多く報告された。会場は試食や販売のコーナー、ワークショップ、こどもたちの接客やチラシ配布など、体験型の要素を多く含む構成で、東村山という地域の多面的な魅力を伝える場となった。
開催概要と関係者
本イベントは、国分寺マルイと東村山市の共創イベントとして企画され、期間は2025年11月12日〜11月18日、開催場所は国分寺マルイ1Fで行われた。プレスリリース発表日は2025年11月29日15時30分である。
関係者としては、地元企業・店舗、東村山市立化成小学校(6年生)、西武鉄道、各出展者や市関係者が参加し、地域の生産者や飲食店、クラフトブルワリーなど多様なプレイヤーが協力して会場を構成した。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | I LOVE 東村山 |
| 開催期間 | 2025年11月12日(水)〜11月18日(火) |
| 会場 | 国分寺マルイ 1F |
| 主催 | 国分寺マルイ(株式会社丸井グループ) |
| プレスリリース発表日時 | 2025年11月29日 15時30分 |
- 関係組織
- 東村山市、国分寺マルイ、参加店舗・団体、西武鉄道、市立化成小学校
- キーワード
- 地産地消、ご当地、グルメ、共創、産学官連携、多摩、日本酒、電車、児童
地域と連携した出展内容 — 名店・特産品・手づくり惣菜
会場には東村山の特産品や地酒、手づくりのお惣菜が豊富に並び、訪れた来場者が地域の“おいしい魅力”に直接触れることができる構成であった。旬のご当地野菜から、老舗の日本酒、精肉・惣菜店によるメニュー、クラフトビールまで、幅広いラインナップが来場者の興味を引いた。
出展者それぞれが持つ製法や素材へのこだわりが紹介され、試飲や試食を通じて来場者に購入につながる動機を提供した。出展者側からは、国分寺マルイでの出店により多くの来場者にブランドを知ってもらえたとの報告があり、販売を通じた直接的なフィードバックは今後の商品開発や営業活動に資するものとなった。
具体的な出展一覧
会場に並んだ主要な出展・協力企業と出品内容は以下の通りである。地域の老舗や新興のクラフト系まで、多様な事業者が顔を揃えた。
- 東村山産のご当地野菜(旬の野菜の販売)
- 豊島屋酒造(創業90年の老舗、日本酒の出品・試飲)
- 荒川肉店(老舗の精肉・惣菜、特製メンチカツやお弁当)
- Distant Shores Brewing(ディスタント ショアーズ ブルーイング、クラフトビール)
- 昇龍園(中華のお弁当との協力)
- 洋食レストラン kitchen KEIJI(東村山の黒カレーを使用した本格バーガー)
- こじゃれキッチン(東村山市の5大ご当地キャラを模した“おこわ”)
来場者からは「こんな味わいは初めて」「地域の食文化をもっと知りたくなった」といった反応が寄せられ、素材の良さや造り手のこだわりが直接伝わる販売・試食体験になったことが分かる。
| 出展者 | 出展内容 |
|---|---|
| 豊島屋酒造 | 地酒(創業90年の老舗による試飲・販売) |
| 荒川肉店 | 特製メンチカツ、弁当類(老舗の精肉・惣菜) |
| Distant Shores Brewing | クラフトビール各種 |
| 昇龍園 / kitchen KEIJI / こじゃれキッチン | 中華弁当、黒カレーバーガー、ご当地キャラのおこわ |
体験プログラムと地域資源の活用
会場内では販売だけでなく、体験型コンテンツにも注力した。代表的な例が「手打ちうどん教室」で、粉に触れ、生地をこね、伸ばして仕上げる一連の工程を参加者自身が体験できる機会として提供された。
東村山市の名物である武蔵野うどんの伝統的な製法に触れることができることから、子どもから大人まで幅広い世代が参加し、職人からの直接指導を受けながら自分で作る楽しさ、出来上がったうどんを味わう喜びを得ていた。
手打ちうどん教室の内容
講師は東村山で行列ができる人気うどん店「野口製麺所」のご主人が担当し、手打ちの工程やコツを直接伝授した。参加者からは「自宅でも作ってみたい」といった反応が聞かれ、地域の技術や文化を日常に持ち帰るきっかけとなった。
教室は工程の体験を重視し、粉の配合やこね方、切り方、茹で上げのタイミングなど実践的な指導が行われたため、参加者は〈体験〉と〈学び〉の両方を得る構成となっていた。
鉄道グッズと地域のつながり
西武鉄道からは鉄道ファン向けのグッズが出展され、特急「ラビュー」5周年を記念して誕生した新キャラクター「らびゅーくん」のグッズ(マスコットキーチェーン、フレークシール、Tシャツ等)が並んだ。親子連れや鉄道ファンの関心を集めるアイテムが多彩に揃っていた。
この出展は、国分寺市と東村山市を結ぶ沿線という地域性を活かしたものであり、鉄道を通じた地域のつながりを来場者に提示する役割も果たした。
子どもたちの主体的な取り組みと参加者の声
本イベントの特色の一つは、東村山市立化成小学校の6年生が企画・開発・接客・販売までを担当したことにある。生徒たちは地元の名店や国分寺マルイの各ショップと協力して、お弁当の企画から販売まで一貫して取り組んだ。
来場者との直接的なやり取りを通じ、最初は緊張していた生徒たちも徐々に笑顔を見せるようになり、試行錯誤の末に開発した商品は大人気となった。こうした体験は児童にとって貴重な学びであり、地域と連携して“ものをつくる”プロセスを実践する機会になった。
化成小学校6年生のコメント
生徒たちからは次のような声が報告されている。「授業で考えた商品が実際のお弁当になり、そのお弁当を自分たちが商品説明してお客さまに買ってもらえて、とてもうれしかった!」という感想が挙がった。また、「東村山の良さを、お弁当を通じで市外のお客さまに伝えられてよかったです!」と地域への関心が高まったことを表現する声もあった。
さらに、最初はチラシが受け取られにくかったが工夫を重ねて受け取ってもらえるようになった経験を通じて、接客や広報の難しさと工夫の重要性を体感したことが伝えられている。
出展者・参加者の声(抜粋)
出展者側からは「集客の多い国分寺マルイに出店させていただき、多くのお客さまに当ブランドを知ってもらうことができました」「普段は接客機会が少ないが、店頭で多くのお客さまとお話でき、今後の商品開発や営業活動へのヒントを得られた」といった報告があった。
手打ちうどん教室の参加者からは「丁寧にうどんのつくり方を教えていただき、実際に作って試食して大変おいしかった」との声があり、地域の職人技を直接学ぶ機会に満足する反応が確認された。東村山市の渡部市長からは来場への感謝と、地域の特産品や文化に触れる機会の重要性についての挨拶があった。
- 生徒の声
- 授業で考えた商品が実際に販売され、接客できた喜びと学び。
- 出展者の声
- ブランド認知の向上や直接の顧客接点から得られる示唆。
- 参加者の感想
- 手づくり体験や地酒、クラフトビールなど地域の味への関心の高まり。
まとめ:イベントの要点整理
「I LOVE 東村山」は、期間中に来場者が東村山の食文化や地域資源、人材育成の取り組みを同時に体験できる機会となった。地元の老舗や新しい事業者、学校や鉄道事業者が連携して多面的なプログラムを提供したことが特徴であり、来場者からは好評の声が多数寄せられた。
以下にこのイベントで示された主要項目を表にまとめ、記事の締めとする。
| 項目 | 内容(要点) |
|---|---|
| イベント名 | I LOVE 東村山 |
| 開催期間・場所 | 2025年11月12日〜11月18日、国分寺マルイ 1F |
| 主催・発表 | 国分寺マルイ(株式会社丸井グループ)、プレス発表:2025年11月29日 15:30 |
| 参加主体 | 東村山市、東村山市立化成小学校(6年生)、地域事業者(豊島屋酒造、荒川肉店、昇龍園、kitchen KEIJI、こじゃれキッチン、Distant Shores Brewing 等)、西武鉄道 |
| 主な展示・販売 | 東村山産野菜、地酒、惣菜、クラフトビール、ご当地弁当・バーガー、ご当地キャラを模したおこわ 等 |
| 体験プログラム | 手打ちうどん教室(野口製麺所による指導)、児童による接客・販売体験、鉄道グッズ販売(らびゅーくん等) |
| 来場者の反応 | 「食文化をもっと知りたくなった」「次のイベントにも参加したい」「地域の新たな魅力を発見した」等の好評 |
| 参照リンク | 国分寺マルイ: https://www.0101.co.jp/062/ 、丸井: https://www.0101.co.jp |
以上のとおり、「I LOVE 東村山」は地域の多様な資源を結び付ける場として機能し、参加者・出展者双方にとって有益な交流と学びの機会を提供した。今回の内容は、地域の文化や産品を伝えるモデルケースとして整理できる点が多かった。