講談社ゲームラボ、4作のSteamストア＆PVを公開

INDIE Live Expo 2025で公開された4作──講談社ゲームラボがストアページとPVを同時発表

株式会社講談社は2025年11月29日、INDIE Live Expo 2025の出展に合わせて、講談社ゲームラボ所属の新作4タイトル『わびさび寿司ダービー』『1999トコヨビル』『子どもたちの庭』『4DEAD』のSteamストアページと最新版PVを公開したと発表しました。プレスリリースは同日21時23分に公開され、いずれの作品も2026年春の配信を予定しています。

今回発表された4作はジャンルも表現も大きく異なり、寿司を育成してレースさせるカジュアル寄りの作品から、屋内遊園地を舞台にしたビジュアルノベル、民話モチーフのパズル、短時間の緊張感を反復するローグライクまでをラインナップしています。いずれもSteamのストアページとPVがそれぞれ公開されており、ウィッシュリスト登録や最新情報の確認が可能です。

• 公開日時（プレスリリース）：2025年11月29日 21時23分
• 出展イベント：INDIE Live Expo 2025（2025.11.29）
• 対象プラットフォーム：Nintendo Switch™（一部タイトル）、Steam
• 共通の発売時期：2026年春（各タイトルの個別情報参照）

寿司を育ててレースで勝ち上がる『わびさび寿司ダービー』と屋内遊園地の狂気『1999トコヨビル』

わびさび寿司ダービー（ITAMAE STUDIO）

『わびさび寿司ダービー』は寿司を握って育成し、その寿司をレースで走らせて勝利を目指す育成×レースのタイトルです。プレイヤーは寿司職人として寿司を仕込み、トレーニングで性能を伸ばし、レースで賞金を稼いでさらに速い寿司を生み出すというサイクルを回します。

レース中の特徴的な要素として、プレイヤーが行える操作は「応援」による急加速のみです。加速でライバルを抜くことも可能ですが、レースでは観客の箸が寿司を狙っており、箸に捕まるとその寿司は即敗退、戻ってこないというリスクがあります。また、寿司の性能はネタごとに変化し、固有スキルを持つネタも存在します。トレーニングとネタの組み合わせで最適な一貫を作り上げることが求められます。

本作の基本情報は次の通りです。クリエイターはITAMAE STUDIO、対応プラットフォームはNintendo Switch™とSteamです。Steamストアページと最新版PVが公開されており、ウィッシュリストへの登録が案内されています。

• クリエイター：ITAMAE STUDIO（X：https://x.com/wabisabiderby）
• プラットフォーム：Nintendo Switch™、Steam
• Steamストアページ：https://store.steampowered.com/app/4113050/
• 最新版PV：https://youtu.be/juP84xJjdUg
• 対応予定言語：日本語、英語、簡体字、繁体字
• ジャンル：寿司×育成×レース
• 発売予定日：2026年春

1999トコヨビル（常夜不動産）

『1999トコヨビル』は、廃業寸前の屋内遊園地「トコヨビル」を舞台にしたビジュアルノベル＆アドベンチャーです。主人公・灯良（あきら）は住み込みでトコヨビルに働くことになり、パワハラ、卑屈、ナルシスト、自称ヒーローなどクセのある従業員たちと命がけの共同生活を送ることになります。

ゲームは会話パート（選択肢で進行するビジュアルノベル）と、ポイント&クリック方式の探索パートで構成されています。トコヨビルから生還するには従業員たちの秘密を突き止める必要があり、同僚の部屋に侵入して手がかりを探す場面もあります。ただし発覚した場合の代償は大きく、リスク管理が重要です。Live2Dで表情豊かに描かれるキャラクター、ローポリを用いたどこか懐かしい世界観、バラエティに富んだバッドエンドが本作の見どころとされています。

公開された情報は以下の通りです。クリエイターは常夜不動産、対応プラットフォームはSteamで、SteamストアページとPVが同時公開されています。

• クリエイター：常夜不動産（X：https://x.com/TOKOYO_FUDOSAN）
• プラットフォーム：Steam
• Steamストアページ：https://store.steampowered.com/app/4099810
• 最新版PV：https://youtu.be/iHsB5pYyg14
• 対応予定言語：日本語、英語、簡体字（予定）
• ジャンル：ビジュアルノベル＆アドベンチャー
• 発売予定日：2026年春

倫理と死を扱うパズル『子どもたちの庭』と4秒限界のローグライク『4DEAD』

子どもたちの庭（健康機構）

『子どもたちの庭』は日本の民話「賽の河原」の石積みの物語と、宗教的教育玩具「おんぶつ」をモチーフにしたパズル＆ナラティブ作品です。カオスなビジュアル表現と倫理的なテーマを併せ持ち、「安らかな死」をめざすという一風変わったコンセプトで展開されます。

プレイヤーが手に入れるのはあの世とつながる不思議なデバイスです。デバイスを通じて出会った子どもから助けを求められ、「倫理矯正プログラム」に挑戦してミッションをクリアすると、子どもの来世の寿命を増やすことができます。ノベルパートでは、得た「寿命」を消費することで資料の黒塗り部分（機密情報）を閲覧でき、次のミッションを有利に進めたり世界の秘密を解き明かしたりします。プレイヤーの達成度により子どもの運命が変化します。

本作はパズルのクリアが物語の進行や結末に直結する設計であり、道徳的選択や情報の取扱いが重要な判断要素になります。Steamストアページと最新版PVが公開され、ウィッシュリスト登録が案内されています。

• クリエイター：健康機構（X：https://x.com/shishiboy3939）
• プラットフォーム：Steam
• Steamストアページ：https://store.steampowered.com/app/2994630/
• 最新版PV：https://youtu.be/SSfsUXzoEkE
• 対応予定言語：日本語、英語、簡体字、繁体字（予定）
• ジャンル：パズル＆ナラティブ
• 発売予定日：2026年春

4DEAD（Kishiro）

『4DEAD』は、4秒以内に敵を捕食し続けなければ死に至るというルールを軸に展開するハイスピードローグライクアクションです。プレイヤーは怪しげなハカセによって作られた最強生物・42号を操作し、宇宙人により滅亡の危機にある人類を救うために侵略者を捕食し続けます。

本作のコアメカニクスは時間管理とリスク管理です。42号は強力ですが消費エネルギーが膨大であり、常に4秒という短い猶予の中で敵を捕食する必要があります。操作にはダッシュや体当たりがあり、空腹で死にかけた直前に捕食すると発動する“Just Eats”や、満腹時に切り替わる無敵状態“Over Eats”といった特殊効果が存在します。これらを駆使して連続した捕食と生存を目指すリズミカルかつ緊迫したゲームプレイが想定されています。

Steamページが本日オープンしており、PVの公開とウィッシュリスト登録が案内されています。ハイスピードで展開する緊迫感と爽快感が本作の特徴です。

• クリエイター：Kishiro（X：https://x.com/kishirounity）
• プラットフォーム：Steam
• Steamストアページ：https://store.steampowered.com/app/4172750
• 最新版PV：https://youtu.be/063cNf27jew
• 対応予定言語：日本語、英語、簡体字（予定）
• ジャンル：ローグライクアクション（ハイスピード）
• 発売予定日：2026年春

講談社ゲームラボの役割と発表された各タイトルの製品情報まとめ

講談社ゲームラボは、株式会社講談社の第四事業本部内にて2021年6月に創立されたR&D部署です。「編集の再定義」を掲げ、書籍や雑誌という枠にとらわれない多様なコンテンツ制作とクリエイター支援を行っています。今回発表した4タイトルはいずれもインディペンデント寄りのクリエイターを支援する形で公開されており、パブリッシャーは株式会社講談社が務めます。

講談社クリエイターズラボは複数のラボで構成されており、ゲーム領域の他にもマンガ、映像、クリエイターブースト、コンテンツデザイン、IPプロデュースなどの活動を行っています。講談社ゲームラボに関する最新情報は公式サイトとXアカウントで案内されています。

• 講談社クリエイターズラボ：https://creatorslab.kodansha.co.jp/
• 講談社ゲームラボ：https://creatorslab.kodansha.co.jp/game/
• X（講談社ゲームラボ）：https://x.com/kodanshaGCL

以下に本記事で取り上げた4タイトルの主要製品情報を整理した表を掲載します。各作品のプラットフォーム、ストアページ、対応予定言語、ジャンル、発売予定日、プレイ人数、開発者、パブリッシャー、権利表記を網羅しています。表を参照することで各タイトルの要点を一目で確認できます。

本記事では、講談社ゲームラボがINDIE Live Expo 2025にて公開した4タイトルの概要、ゲーム性、公開されたストアページおよびPVの情報、開発者や権利表記などを整理しました。各作品は表現やシステムが大きく異なるため、興味のあるタイトルはそれぞれのSteamストアページやPVで詳細を確認してほしいという形でまとめます。